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遺体安置室 死霊のめざめ

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(原題:MORTUARY 2005年/アメリカ 95分)
監督/トビー・フーパー 製作/トニー・ディディオ、E・L・カッツ、ピーター・カッツ、アラン・ソマーズ 製作総指揮/マイケル・ローゼンブラット 脚本/ジェイス・アンダーソン、アダム・ギーラッシュ 撮影/ジャロン・プレサント 音楽/ジョセフ・コンラン
出演/ダン・バード、デニース・クロスビー、アレクサンドラ・アディ、ステファニー・パットン、ロッキー・マークエット、コートニー・ペルドン、バグ・ホール、タラ・ペイジ、マイケル・シェイマス・ワイルズ、アダム・ギーラッシュ

概要とあらすじ
夫を亡くしたレスリーは、葬儀屋を開業するため、家族でカルフォルニアの田舎町に建つ、かつて葬儀屋だった古い屋敷に引っ越してきた。屋敷の地下室で割れたガラスで手を切ってしまったレスリーは、床に血を数滴滴らせてしまうが、床の排水溝からカビのような黒い粘液が一瞬のうちに伸びて血痕を吸った事には気付かなかった。(wikipediaより抜粋



確かにあったフーパー味

R.I.P トビー・フーパー。
『ツールボックス・マーダー』の翌年に制作された
『遺体安置室 死霊のめざめ』
誰がどう見ても脚本に難がある本作ですが、
脚本を担当しているのは『ツールボックスマーダー』と同じ、
ジェイス・アンダーソンアダム・ギーラッシュのコンビです。
妙に納得。

アメリカを横断するほどの長旅を経て
ボロボロかついわく付きの屋敷に引っ越してきた
母親レスリー(デニース・クロスビー)
息子ジョナサン(ダン・バード)
まだ幼い妹ジェイミー(ステファニー・パットン)
ドイル一家。
父親が死んだことでこの地にやってきたということなのですが、
かつて葬儀屋だったというその屋敷に家族が移り住むのは
もともと稼業が葬儀屋だったのか、
設定がいまいち判然としないまま物語が始まってしまいます。
しかもレスリーはそこで死体の解剖までするので、
そもそもレスリーは解剖医なのか?
葬儀屋がなんで死体の解剖をするのか?
葬儀屋の目の前がなんで墓地なのか?
 と、
さまざまな疑問が頭を駆け巡ります。
レスリーがガラスで手を切って、血が床にしたたり落ちると
海藻のようなカビがにょろにょろ動き回って
血を吸っているのです。
浄化槽が壊れていて庭が水浸しだったり、
およそ飲めそうもない色の水が水道から出たりするのは
なんかヤだなぁという以上の意味はありません。

もとの家主ファウラーは農場を営もうとするものの、
作物がいっこうに育たないので葬儀屋を始めたのですが、
(なんか理由があったはずだが忘れたわ)
虐待していた息子ボビーが行方不明となり、
さらにその10年後、
ファウラー夫妻が何者かの手によって殺害されたので
ボビーはまだ生きているのじゃという伝説になっていたのです。
終盤になって、やたら広い地下に張り巡らされた洞窟に潜んでいた
ボビーが登場しますが、醜い風貌ではあるものの、
童心にあふれた気の優しい男で
家族を恐怖に陥れる存在ですらありません。
それどころか、微かにジェイミーと心通わせ、
井戸の中の禍々しい何かによって殺されてしまうのです。
思わせぶりな鍵とか秘密(?)の部屋が登場したり、
頭の悪い「パンクス」が
墓石にスプレーをかけて死者を冒涜したりしますが、
それもなんとなく禁否を犯したような気がするだけで、
いかなる作用も呼び起こしません。

すべての元凶はカビなのです。
カビがなにかと言われても知りません。
とにかくなんとなく呪われているのです。
カビに感染(憑依?)された人間はまるでゾンビのようになって
襲ってくるのですが、彼らは黒いゲロを顔に浴びせるだけで、
決して噛みついたりはしません。
ゾンビ化してるんだけど、ライフルを撃ったりする彼らに
対抗する手段はただひとつ。
それは、塩。塩をかけてやるのです。
そうすると彼らはすげえ嫌がるのです。
セリフにもあったように、彼らはほぼナメクジなのです。
ああ、そっか。だからじめじめしてカビが生えるんだあ。
やかましいわ。

それでも、なんとなくわあわあと盛り上がったあと、
やれやれと家の外に出た一行。
エンディングを迎えるかと思いきや、
疲れ果てて横たわったジョナサンを
地面から伸びてきたカビの触手が絡め取り、
塩で死んだはずの母親が現れて
まだまだこれからよ〜的なエンディング。
こちとら、ジョナサンたちが助かった安堵感を
さほど感じていないので
ものすごく無理のあるバッドエンドに
開いた口がふさがらなくなりました。

まあ、はっきりと駄作ですが
醜い風貌のボビーのもの悲しい存在が
『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスや
『ファンハウス 惨劇の館』のあいつを感じさせて
トビー・フーパー味は確かにありました。





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