" />
FC2ブログ

ツールボックス・マーダー

toolboxmurders.jpg



(原題:TOOLBOX MURDERS 2003年/アメリカ 92分)
監督/トビー・フーパー 製作/ゲイリー・ラポーテン、トニー・ディディオ、テレンス・S・ポッター、ジャッキー・クエラ 製作総指揮/ライアン・キャロル、
ロニー・トラス、フランク・ストラウサー、マーク・ウッディング 脚本/ジェイス・アンダーソン、アダム・ギーラッシュ 撮影/スティーヴ・イェドリン 音楽/ジョセフ・コンラン
出演/アンジェラ・ベティス、ジュリエット・ランドー、ブレント・ローム、クリス・ドイル、ランス・ハワード、マルコ・ロドリゲス、アダム・ギーラッシュ、シェリ・ムーン、エリック・ラディン

概要とあらすじ
「悪魔のいけにえ」「ポルターガイスト」のトビー・フーパー監督が贈るホラー作品。若夫婦が引っ越したアパートで起こる恐怖を描く。出演はアンジェラ・ベティス、ブレント・ローム、ジュリエット・ランドーほか。(Amazonより



謎の「工具箱殺人」

R.I.P トビー・フーパー。
日本未公開の『ツールボックス・マーダー』
引っ越してきたアパートがなんと……という
『ローズマリーの赤ちゃん』『インフェルノ』などと
同じ系譜にあたると思われるホラー作品です。
「ツールボックス・マーダー」という
タイトルの語呂がとてもいいのですが、
直訳すると「工具箱殺人」となって
急に野暮ったくなります。
で、お察しの通り、
工具を使った殺人が行なわれるのですが
工具を使う必然性はとくに感じられず、
アパートに住み込みで働いている
修理工のネッド(アダム・ジラーシュ)
いつも前髪で顔が隠れていたりしていかにも怪しく、
彼を殺人犯だとミスリードするためというほかには
真犯人が殺人に工具を使う根拠もあまりありません。
というのも、本作は同名作のリメイク
オリジナルから受け継がれているのは
工具による殺人という部分だけなんだとか。

どしゃぶりの雨の中、アパートに帰宅してきた女優の卵。
工事中のアパートは落ちつきませんが、
用心深い彼女はスタンガンを持ち歩き、
部屋のドアには二重三重に鍵をかけ……ているにもかかわらず、
部屋に侵入していた黒ずくめの何者かによって
殺されてしまいます。
このアパートでエラいことが起こっておるぞという
警告的な導入部なのですが、
アパートの住人である彼女の死は
これ以降まったくほったらかしにされたままで、
それとは別に、引っ越してきた新婚夫婦が中心となって
物語が始まるので、
女優の卵があまりにも不憫です。

まあ、それはともかく、
アパートに引っ越してきた
ネル(アンジェラ・ベティス)
スティーブン(ブレント・ローム)の新婚夫婦。
おかしなことばかり起きて不安を募らせるネルでしたが、
スティーブンは救急病院に勤める医者で
なかなか家のことに手が回りません。
叫び声を聞いたネルが警察に通報したら、
それはセリフの練習だったというスカシのあと、
隣の部屋に住む女性が釘で磔にされて殺されます。
このあたりまで、どうにも話運びが落ちつかないのですが、
ネルが積極的にアパートの謎解きに乗り出してからは
物語に筋ができたような気がします。

とはいえ、
ラスマンというアパートの初代オーナーによって
各所に刻まれた謎の記号を調べるネルが
なぜか自分の両腕にマジックで記号を書き写していくのが
あまりにも不自然かつ、いかにも意味ありげでしたが、
案の定、彼女の腕に描かれた呪文(?)が
クライマックスでお札のような役割を果たします。

話運びのことを除けば、
電ノコや万力を使った殺人は見応え十分。
(使われた工具は監督の私物だとか)
とくにアパート内の隠された構造に存在する
三角形のらせん階段が放つ異様さに注目です。
事件の真犯人はオカルトちっくでぼんやりしているし、
最後まで殺人の目的も、殺人に工具を使う理由も
いまいちよくわかりませんが、
呪われた血族と、屋内で暴れる話の通じないキチガイという点において
トビー・フーパーらしさを感じられる作品です。





にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 
↑お気に召したらクリックしていただけますと、もんどりうって喜びます。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

のほうず

のほうず
映画が好きで観るのはいいが、
かたっぱしから忘れていくので
オツムのリハビリ的ブログ。
******************
当ブログの文章・画像およびイラストの無断転載を禁じます。引用される場合は、出典の表記と当ブログへのリンクを設定してください。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

お気に召したら
クリックお願いします。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

スポンサードリンク

↓過去の記事はこちらから!↓

検索フォーム

アーカイブ

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンター