" />
fc2ブログ

インシディアス 最後の鍵

insidious4.jpg



(原題:Insidious: The Last Key 2018年/アメリカ・カナダ合作 103分)
監督/アダム・ロビテル 製作/ジェイソン・ブラム、オーレン・ペリ、ジェームズ・ワン、リー・ワネル 製作総指揮/スティーブン・シュナイダー、チャールズ・レイトン、クーパー・サミュエルソン、ブライアン・カバナー=ジョーンズ、ベイリー・コンウェイ 脚本/リー・ワネル 撮影/トビー・オリバー 美術/メラニー・ペイジス・ジョーンズ 衣装/リサ・ノルチャ 編集/ティム・アルバーソン 音楽/ジョセフ・ビシャラ
出演/リン・シェイ、アンガス・サンプソン、リー・ワネル、ジョシュ・スチュワート、ケイトリン・ジェラード、カーク・アセベド、ハビエル・ボテット、ブルース・デイビソン

概要とあらすじ
人気ホラー「インシディアス」のシリーズ第4作。超常現象の専門家エリーズのもとに仕事の依頼が舞い込む。その内容は、エリーズが幼い頃に暮らしていた家に現在住んでいるという男が、不可解な現象に悩まされているというものだった。迷いながらも依頼を引き受けたエリーズは、そこで思わぬ事態に遭遇する。主演は過去3作でもエリーズ役を演じたリン・シェイ。「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」のアダム・ロビテル監督がメガホンをとり、「ソウ」シリーズのリー・ワネルが脚本を手がけた。(映画.comより



初耳ですけどなんですか?

すっかり忘れているうちに『インシディアス』シリーズの最新作『インシディアス 最後の鍵』が公開されていたことにいまさら気づき、しかも最終章といっているではありませんか。ということで、観ることにしたわけですが、あまりにも前作『インシディアス 序章(2015)』との間隔が空いているため、特徴的なあいつとかあいつ以外はな〜〜〜んにも憶えていないのです。霊能者エリーゼ(リン・シェイ)のことはさすがに憶えておりましたが、あれれ? 彼女の相棒だったパトリック・ウィルソンがいないのはなぜ? と思っていると、『死霊館』シリーズと記憶がごちゃまぜになっていることが判明。よし、『インシディアス』シリーズをアタマから見直すか! なんて気持ちは1mmもなく、自分が書いた過去の感想を読んでもぼんやり思い出す程度なので、この期に及んでは「え? インシディアスって初耳ですけどなんですか?」と開き直る所存です。

それにしても霊能者エリーゼを演じるリン・シェイは、高齢(降霊じゃなくて)でたしかに顔は皺で覆われているけれど、本当に知的でチャーミングな魅力のある女性ですね。本作は彼女の幼少期に遡って、過去の秘密というか彼女のトラウマを探る物語となっております。助さん格さんみたいにお供をするのはスペック(リー・ワネル=脚本)タッカー(アンガス・サンプソン)のコンビ。このふたりは本作のコメディ担当なのですが面白くもなんともなく、スベっているのを自覚しているのか、スカシ笑いで挑むもののそれもスベっているという、どうしようもなくつまらないコンビです。このコンビは物語への没入感を確実に阻害しています。

エリーゼの霊能力を頑なに認めようとしない強権的な父親は、エリーゼを虐待。地下室に閉じ込められたエリーゼが霊をおびき寄せているところに心配してやってきた母親は、天井から降りてきたロープ(?)に首を吊られて死んでしまいます。その後も父親のDVは続き、16歳になったエリーゼはとうとうひとりで家を飛び出してしまいました。

というトラウマだらけの実家から除霊の調査依頼が。依頼してきた男は、かつてのエリーゼの実家に越してきてから、得体の知れないなにかに怯え悩まされ続けているとのことでした。霊に導かれるエリーゼが捜査を進めると、地下室には鎖に繋がれた霊ではない女性が。なんと依頼主の男は女性を監禁していたのでした。

いまだ確執の残る弟との再会、弟の娘たちとの出会いなどありつつ、呪われた自分の過去と対峙するエリーゼ。やがて依頼主と同じように、エリーゼの父親も地下室に女性を監禁し、虐待していたことがわかります。それもひとりやふたりではありませんでした。通気口の奥深くに隠されたカバンのなかには、それぞれの遺品と頭蓋骨が収納されているという律儀さで。

そういえば(憶えてないくせに)、このシリーズのパトリック・ウィルソンもたしかDV夫だったはずで、本作は男性(夫または父親)によるDVの恐怖を一貫して描いてきたといえます。その意味では、女性の反撃を描いてきたといえそうな気がしないではありませんが、本作では最初の依頼者の男もエリーゼの父親も、邪悪な霊に操られていたという男性に対するエクスキューズが与えられたようにも受け取れます。いわば性善説的な。

ラスボス霊のビジュアルはあんまり怖くもなく魅力的でもないのですが、ぽっかり空いた鼻の穴に一撃を食らうのはちょっと笑ってしまいました。ていうか、絶体絶命のエリーゼを助けに現れた母親の強いこと。ランタン片手にラスボスを一撃で吹っ飛ばします。というか、母親がエリーゼの弟に授けた笛が強力なキーアイテムになっているわけで、まさに母は強し。そんなに強いなら最初から助けてくれればいいのに……と思わなくはありませんが。

とくになにがあったわけでもないのに、バカコンビのスペックがエリーゼの姪っ子のひとりとチューして、タッカーは死にかけてたもうひとりの姪っ子といい感じになりそうで、なんだこれ? と思わずにいられませんでした。こういうところは非常に雑です。

一件落着してもあいかわらず悪夢にうなされているエリーゼの元に一本の電話がかかってきます。それはどうやら第1作のダルトンへと繋がっているよう。きれいな円環構造をなして本シリーズは幕を閉じるのでした(本当に幕を閉じるんだろうな)。







にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
↑お気に召したらクリックしていただけますと、もんどりうって喜びます。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

のほうず

のほうず
映画が好きで観るのはいいが、
かたっぱしから忘れていくので
オツムのリハビリ的ブログ。
******************
当ブログの文章・画像およびイラストの無断転載を禁じます。引用される場合は、出典の表記と当ブログへのリンクを設定してください。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

お気に召したら
クリックお願いします。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

スポンサードリンク

↓過去の記事はこちらから!↓

検索フォーム

アーカイブ

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンター