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アルカトラズからの脱出

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(原題:Escape from Alcatraz 1979年/アメリカ 112分)
監督/ドン・シーゲル 製作/ドン・シーゲル 製作総指揮/ロバート・デイリー 原作/J・キャンベル・ブルース 脚本/リチャード・タッグル 撮影/ブルース・サーティース 音楽/ジェリー・フィールディング
出演/クリント・イーストウッド、パトリック・マクグーハン、ロバーツ・ブロッサム、ジャック・チボー、フレッド・ウォード、ポール・ベンジャミン、ラリー・ハンキン、ブルース・M・フィッシャー、フランク・ロンジオ、ダニー・グローバー

概要とあらすじ
1960年、厳格な所長のもと、水も漏らさぬ警備態勢がとられていたアルカトラズ島の刑務所に各州の刑務所で脱獄を繰り返したフランクが送り込まれる。凶悪な囚人を敵に回し、命を狙われながらも、大胆不敵な知能犯フランクは意気投合した仲間とともに脱獄計画を進めていった! 不可能と謳われたアルカトラズからの脱走事件、その実録小説を映画化。(映画.comより



ハラハラドキドキのステルス脱獄

これまた超久しぶりの『アルカトラズからの脱出』です。映画館で観ていないのは間違いないので、テレビのなんとかロードショーで観たんでしょう……。しずれにしろ内容はなんにも憶えておらず、そもそも観たことがあるという記憶が間違っている可能性はありますが、少なくとも本作のタイトルとポスターのビジュアルは幼い頃の記憶にはっきりとあるのです。監督は『ダーティハリー(1971)』などのドン・シーゲル。

実話が元になっているという本作。サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島に建てられた刑務所は、潮の流れの速い海に囲まれ、脱走不可能と名高い文字通りの孤島でした。そこに移送されてきたのがフランク・モーリス(クリント・イーストウッド)。アトランタの刑務所で脱走を企てた罪を問われ、この最悪の監獄へとやってきたのでしたが、そもそも彼がどんな犯罪を犯して囚人となったのかは語られません(史実ではおもに強盗をやったらしい)。とにかくモーリスはIQが高いのです。

規則は厳しいし、刑務所の所長は嫌なやつだし、牢名主を気取っているバカが絡んでくるしで、厄介極まりないのですが、それでも中には気の合うやつもいて次第に打ち解けていくモーリス。絵を描くのが好きな囚人が所長の肖像画を描いていたことがバレて、嫌がらせに絵の具を取り上げられ、失意のあまり自分の指を切り落としたり、母親の容態が悪いことを伝えるために面会に来た妻との会話を咎められる男がいたり、刑務所内での不当な扱いが強調されますが、モーリスがそれらのことに怒りや絶望感を抱いたから、脱獄を決心したというわけではなさそうです。彼はそもそも脱獄する気まんまんだったところに、かつての刑務所仲間クラレンス・アングリン(ジャック・チボー
)ジョン・アングリン(フレッド・ウォード
)の兄妹がアルカトラズに入所してきたために、老朽化した刑務所の壁が意外にももろいことに気づいていたモーリスが脱獄の決意を固くした印象です。

さあ脱獄するぞと決心すると、壁を掘るためにスプーンを盗んだり、眠っていると見せかけるための人形を作ったりなどの地道な下地づくりから、とうとう建物の屋上に抜け出すまでのステルス行動がすごい緊張感です。三歩進んで二歩下がる的な脱獄への道のりは非常に地味ですがハラハラドキドキが止まりません。よく考えたら脱獄する囚人に肩入れすることもないんですが、憎たらしい所長とかを的確に描いているからこそ、出し抜く快感があるのでしょう。

脱獄メンバーのひとりバッツ(ラリー・ハンキン)が怖じ気づいて計画通りに行動しなかったため取り残される羽目になりましたが、彼の気の弱さがモーリスたちの足を引っ張るんじゃないかとヒヤヒヤ。サーチライトから身を隠したり、救命胴着が破れたりするスリルを乗り越えて、モーリスたちは無事に海に到達し、脱獄に成功。溺死体はあがらなかったものの、その後の彼らが生きて海を渡れたかどうかは闇の中です。この件を受けて1年後にアルカトラズ刑務所は閉鎖された……というテロップでジ・エンド。

ドン・シーゲル監督の演出が光る傑作ではないでしょうか。







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