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ドゥームズデイ

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(原題:Doomsday 2008年/アメリカ 110分)
監督・脚本/ニール・マーシャル 製作/スティーヴン・ポール、ベネディクト・カーヴァー 撮影/サム・マッカーディ 視覚効果スーパーバイザー/ハル・カウゼンズ プロダクションデザイン/サイモン・ボウルズ 衣装デザイン/ジョン・ノースター 編集/アンドリュー・マックリッチー 音楽/タイラー・ベイツ
出演/ローナ・ミトラ、マルコム・マクダウェル、ボブ・ホスキンス、アレクサンダー・シディグ

概要とあらすじ
2035年、かつて人類を滅亡の危機に追い詰めた感染ウイルスが再び猛威を振るい始める。緊急対策を練る政府は、ウイルスに侵された街で奇跡的に生き延びている生存者の存在を知り、そこに抗ウイルス剤があると考え、そこに1人の女戦士を送り込む。監督は「ディセント」のニール・マーシャル、主演は「アンダーワールド/ビギンズ」でバンパイアの女戦士を演じたローナ・ミトラ。(映画.comより



たまたまかよ!

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020)』の元ネタか? ということで観てみましたのです。『ドゥームズデイ』

2008年、スコットランドで謎のウイルスが発生。1週間で1000人が死亡するという致死率が高いそのウイルスを閉じ込めるため、イギリス政府は生存者を残したまま高い壁で覆ってスコットランドを完全封鎖してしまいます。暴徒化する人々そしてそれら人々を情け容赦なく銃殺する兵隊たちなど、当然デフォルメされてはおりますが、コロナ禍の真っ只中にいる現代の我々にとっては、あながちあり得ない話ではないと思えてしまうところが恐ろしい。

それから27年後、脱出するヘリに乗せられてスコットランドから逃げ延びたエデン・シンクレア(ローナ・ミトラ)は、イギリスで優秀な兵士となっておりました。失った右目にはめた義眼がミニカメラになっているという仕様。

ところがある日、ロンドンで感染者が発見されてしまいます。しかしイギリス政府はかねてから監視を続けていたグラスゴーの衛星写真のなかに生存者の存在を確認。「3年前から」と言っていたのがちょっと気に掛かるがそれはともかく、生存者がいるってことは治療薬があるはずだ、と。ウイルスを研究していたケイン博士(マルコム・マクダウェル)の研究所がグラスゴーにあるから治療薬を取ってこい、と。そしてリーダーに選ばれたのがエデンだったのです。というわけで、設定はジョン・カーペンターの『ニューヨーク1997』とほぼ同じ。

廃墟と化したグラスゴーに到着したエデンたちはさっそく襲撃されます。「生存者がいる」とかいうレベルじゃなくて、次から次へとうじゃうじゃ出てきます。自慢の装甲車も呆気なく破壊され、エデンは捕らえられてしまいます。

グラスゴーを支配している凶悪集団(といっても、元々は置き去りにされた人たちなので気の毒なのだが)は、モロに『マッドマックス』。『マッドマックス』の影響が明らかなフォロワーや亜流作品は多数ありますが、本作も微笑ましくなるほど「ニューヨーク1997&マッドマックスがだ〜い好き」感がダダ漏れです(ふたりの隊員にミラーとカーペンターと名付ける臆面のなさ)。それだけ『ニューヨーク1997』と『マッドマックス』3作がスゴい作品だということなんですが、どんなに亜流作品が作られても『マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)』には到底敵わないんですから、ジョージ・ミラーは(もちろんカーペンターも)ぶっちぎりでスゴいのです。V8!!

水も食料もないグラスゴーで(なんせ閉鎖されて27年だ)、とうとう食人までやるようになった生存者たち。髪の毛を立てるワックスやヘアスプレーはどこから入手したのか? なんてことを気にしてはいけません。早速ひとりの兵士を丸焼きにしてみんなに振る舞うのですが、どうみても量が足らないのでは? とかも考えてはいけません。

凶悪集団のリーダーに捕らえられていたのはその妹で、ふたりの父親がケイン博士とかいう血縁問題が登場しますけど、だからといって物語に関係があるわけではありません。妹はせいぜい15〜6歳くらいにみえるんですけど、閉鎖されてから27年だったよな……まあいいか。

妹とともにケイン博士の元へと向かったら、甲冑を着て馬に乗った兵士が登場。なぜか突然世界は中世へ。タイムスリップしたわけではありません。いろいろあったけど、とにかく治療薬を頂戴とケイン博士に頼むと、そんなものはない、と。免疫があった人間が生き残ったのだ……。たまたまかよ!

決闘に勝利したエデンは、リーダーの妹の抗体からワクチンが作れるぞというわけでピカピカの高級車に乗って脱出を図ります。凶悪集団が後を追ってきて、カーチェイスに。これ、やりたかったんだろうなあ。

悪徳政治家に一杯くらわせてリーダーの妹を引き渡した後、なぜかグラスゴーに残ったエデン。母親の思い出のため? よくわかりませんが、彼女はこの地でリーダーとして生きていくようです。

ベタに盛り上げようとする音楽はダサいし、アクションはカットを割りすぎてなにをやっているのかわからないけれど、エデンを演じるローナ・ミトラはなかなかかっこよかったデス。結果、本作が『新感染半島 ファイナル・ステージ』の元ネタというよりも、『新感染半島 ファイナル・ステージ』が孫ネタくらいの出涸らしだとわかった次第。そういえば最近Netflixで観た『アーミー・オブ・ザ・デッド』なんていう映画もあったなあ……。





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