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スポットライト 世紀のスクープ

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(原題:Spotlight 2015年/アメリカ 128分)
監督/トム・マッカーシー 製作/マイケル・シュガー、スティーブ・ゴリン、ニコール・ロックリン、ブライ・パゴン・ファウスト 製作総指揮/ジェフ・スコール、ジョナサン・キング、ピエール・オミダイア、マイケル・ベダーマン、バード・ドロス、トム・オーテンバーグ、ピーター・ローソン、ザビエル・マーチャンド 脚本/ジョシュ・シンガー、トム・マッカーシー 撮影/マサノブ・タカヤナギ 美術/スティーブン・H・カーター 衣装/ウェンディ・チャック 編集/トム・マカードル 音楽/ハワード・ショア
出演/マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェームズ

概要とあらすじ
新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督が映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ。2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。第87回アカデミー賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で復活を遂げたマイケル・キートンほか、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演。(映画.comより



無関心でいることの罪

カトリック教会の児童に対する組織的な性的虐待の真実を暴いた新聞記者たちの実話ベースの物語『スポットライト 世紀のスクープ』

「ボストン・グローブ」社にユダヤ人の新任局長バロン(リーヴ・シュレイバー)が派遣されてくることから物語が始まります。就任したばかりの局長はまだ社内の誰とも信頼関係を築けていませんが、じつはかなりのキレもので、「SPOTLIGHT」と名付けられた紙面のコーナーに、神父による幼児虐待を追求するように指示するのでした。

局長の命に従って「SPOTLIGHT」編集部の5人は、取材を続けるうちにひとりの神父に対する疑惑だったものが、徐々に13人になり、やがてボストンだけで90人近くの神父たちが虐待に関わっていたことがわかります。さらにはカトリック教会による組織ぐるみの隠蔽工作が行なわれていたことも判明するのでした。

とにかく、10歳前後の幼児に対する性的虐待がほぼほぼ日常的に行なわれていたことの気色悪さたるや。当然に、被害に遭った少年少女たちは神様同様の神父による行為に反撥して声を挙げることなどできず、ただただひたすら我慢してトラウマを抱え続けているのです。カトリック教会の禁欲主義が災いしたという台詞がありましたが、そのつけを払わされるのが信者の子どもたちでは、あまりにも理不尽です。

同調圧力というのは日本のお家芸かと思っていたらそうでもなく、信仰という「空気」によって加害者は守られ、被害者の口はふさがれるのです。しかし、かつてマイケル・キートンが懇意の弁護士による告発をスルーしていた過去があることがわかり、無関心であることの罪も問われます。新任局長バロンは余所者だからこそ、この問題の特異性に気がついたのです。

この手の実録ものにはよくあることで、名前だけが挙がる登場人物が多く混乱しそうになりますが、取材を進めることで真犯人が絞られてくるのではなく、むしろ巨悪の存在へと広がっていくところが本作の見どころ。調べれば調べるほど闇が深くなっていくのです。

とくに派手な演出がある作品ではありませんが、だからこそなおのこと事件の深刻さ&不気味さと新聞記者たちの地道な苦労が感じられます。私生活を犠牲にしながら不眠不休で働く記者たちをみて、大変だなあと思う反面、うらやましくもありました。







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