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グッドフェローズ

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(原題:Goodfellas 1990年/アメリカ 145分)
監督/マーティン・スコセッシ 脚本/ニコラス・ピレッジ、マーティン・スコセッシ 原作/ニコラス・ピレッジ 製作総指揮/バーバラ・デ・フィーナ 製作/アーウィン・ウィンクラー 撮影/ミヒャエル・バルハウス 編集/セルマ・スクーンメイカー
出演/レイ・リオッタ、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、ロレイン・ブラッコ、ポール・ソルヴィノ、フランク・シベロ、マイク・スター、フランク・ヴィンセント、チャック・ロー、フランク・ディレオ、トニー・シリコ、サミュエル・L・ジャクソン

概要とあらすじ
実在の人物をモデルに“グッドフェローズ”と呼ばれるギャングたちの生き様を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはバーバラ・デ・フィーナ、製作はアーウィン・ウィンクラー、監督は「ニューヨーク・ストーリー」のマーティン・スコセッシ、脚本は原作者のニコラス・ピレッジとスコセッシの共同、撮影はミハエル・バルハウスが担当。出演はロバート・デ・ニーロ、レイ・リオッタほか。(映画.comより



これがヘンリーの生きる道

マーティン・スコセッシ監督が現在のスタイルを確立したとも言われている『グッドフェローズ』を久しぶりに観てみたら、やっぱり面白かったというお話。

本作が革新的とされているのは、大量の既存曲を使い、その歌詞や曲調をシーンとシンクロさせている(もしくは意図的にシンクロさせない)こと。いまではわりと当たり前になっているこの手法を徹底的にやってみせたのです。それはあたかもMVの連続のよう。145分という長尺ながら、ポップな音楽と巧みな編集による小気味いいテンポで進む物語はまったく停滞することがありません。

事実に基づいた小説を原作にした本作は、実在の人物ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)のクロニクル。少年時代からマフィアに憧れていたヘンリーが、いわゆるパシリから始めて徐々に大人たちから一目置かれるようになり、立派な(?)マフィアへと成長(?)する物語です。のし上がったヘンリーはいつしかマフィアのドンに……とならないのは、ヘンリーがアイルランド系だから。マフィアの幹部にはシチリア系イタリア人しかなれないのです。ヘンリーの兄貴分ジミー(ロバート・デ・ニーロ)もアイルランド系なので幹部にはなれません。無法者の集まりなのに、こういった同郷意識というか家族意識には従順だったりするのが面白い。

ヘンリーの相棒トミー(ジョー・ペシ)はシチリア系なので、やがて幹部に昇格します(すぐに殺されちゃうけど)。チビのくせに切れやすいトミーが披露するジョークにヘンリーが爆笑していると、突然「なにが可笑しいんだ?」と訳のわからないいちゃもんをつけるシーンはジョー・ペシのアドリブなんだとか。さぞかしレイ・リオッタは怖かったことでしょう。

マフィアの家族意識の強さは、彼らがいつも同じメンバーとつるんでいて、ことあるごとに集まってはパーティを開くことにも表れています。まあ、そうすることで互いを監視・牽制しあっているのかもしれませんが。とくに母親に対して頭が上がらないのも特徴的です。車のトランクに詰め込んだ死体を埋めに行く途中でトミーのマンマに飯を食っていけといわれておとなしく従うのが、なんとも可笑しい。トミーのマンマを演じているのは、スコセッシのマンマなんだとか。普段からこんな感じなんでしょうね。

マフィアたちが食事や料理に積極的なのも面白い。刑務所のなかでも特別扱いされる彼らは高級な食材にこだわった料理を楽しんでいるし、終盤でへろへろになりながら動き回るヘンリーも、合間を縫ってはパーティの料理に手を出します。

家族意識や義理人情で固めた結束もひとたび綻び始めるとあっという間に「仁義なき戦い」に。デレク&ザ・ドミノス「いとしのレイラ」のメロディアスなピアノパートをバックに、次々と無残な死体の山が築かれます。冒頭で「お前は仲間を売ったりしない」とジミーに見込まれて仲間に入ったヘンリーは、次に殺されるのは自分だと恐れて司法取引をします。次々とマフィアの大物が逮捕されるなか、身を隠したヘンリーが「退屈な生活だ」とこぼすラストシーンでは、シド・ヴィシャスが歌う『マイ・ウェイ』が鳴り響きます。これがヘンリーの生きる道。

いまや大スターとなったサミュエル・L・ジャクソンがちらっと出てきてすぐに殺されるのも見どころです。







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