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ブルー・マインド

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(原題:Blue My Mind 2017年/スイス 101分)
監督・脚本/リサ・ブリュールマン 撮影/ガブリエル・ロボス 音楽/トーマス・クラットリ
出演/ルナ・ベドラー、ゾーイ・パスティル・ホルトアイゼン、レグラ・グラウビラー

概要とあらすじ
大人へと成長していく15歳の少女の身に起きた奇妙な出来事を描いたスイス製の新感覚ホラー。スイス映画賞では7部門にノミネートされ、作品賞、主演女優賞、脚本賞の主要3部門を受賞した。両親の仕事の都合で新しい街に引っ越してきたミアは、転校先の学校で目立つ存在のジアンナたちと仲良くなる。親に振り回されるいらだち、少女から大人の女性へと変わっていく言葉にできない不安を抱えるミアは、その鬱屈した気持ちを振り捨てるかのようにジアンナたちとの悪い遊びにハマっていく。そんな中で、ミアは成長と表現するにはあまりにも不気味で不自然な身体の異常な変化を感じはじめる。主人公ミア役を、本作でスイス映画賞主演女優賞を受賞した19歳のルナ・ベドラーが演じる。(映画.comより



文字通りの「脱皮」

例によって、なぜ観ようと思ったのか覚えていない『ブルー・マインド』が宅配DVDで届いたので観たのです。一応「新感覚ホラー」と謳われていますが、ファンタジックな展開があるだけで、どう考えてもホラーではありません。

新しい学校に転校してきた15歳のミア(ルナ・ベドラー)。彼女はなぜかあきらかに不良だと思われるグループに接近するのです。当然のようにからかわれ、パシリとして扱われるのです。それでも食い下がらずに不良グループに加わろうとするミアの心情はいまいちよくわかりません。

ミアはしつこくアプローチし、タバコを吸ったり、酒を飲んだりと、不良らしい行ないを繰り返すうちに徐々にミアは不良グループに受け入れられるように。しかし、ミア自身の身体に異変が起き始めます。

ミアの足の指がくっつき始めるのです。まったく予備知識がないままに観たのですが、この時点でミアは人魚なんだなと確信しました。こらえきれずに水槽の金魚を食べてしまうシーンもありましたが、人魚が小魚を食すのかよくわからないので、いまいちピンときませんでした。

やがてミアの脚には醜いアザが現れるようになり、彼女は初潮を迎えます。15歳で初潮というのはさすがに遅すぎないかと思いますが、とにかく彼女は初潮をきっかけに自らの身体的変化に戸惑うようになるのです。

男のボクには、女性が初潮を迎えることがいかに肉体的かつ精神的変化を及ぼすのか想像だにできませんが、初潮は少女から大人の女性への明らかな転換点であり、女性にとって相当な認識の変化を強いられることなのでしょう。少女が大人の女性に変化するということは『獣は月夜に夢を見る(14)』や『RAW 少女のめざめ(16)』でも同様に語られ、それは概ね獣性(野性)を伴った覚醒として描かれます。女性にとって初潮とは、自制を失うほどの肉体的変化をもたらすものなのでしょうか。

性欲をもてあましているかのようなミアは、適当な相手を見つけては次々とセックスします。これは思春期の性に対する好奇心の現れなのか、彼女の抑えきれない獣性があふれ出しているのか、定かではありません。とにかく、アザだらけの脚の皮がめくれるのは、彼女が脱皮しつつあることの直接的表現でしょう。

やがて、下半身のすべてが人魚のそれと化したミアは、親友となったジアンナに見守られながら海へと帰って(?)いきます。これが彼女の成長を意味するのかどうか、よくわかりません。

ミアが金魚を食べたり、足の指がくっついたりする奇異な描写以外にも、彼女が海の生き物だと思われる細かなディティールがあればよかったかなあとは思いました。







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