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チャイルド・プレイ(2019)

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(原題:Child's Play 2019年/アメリカ 90分)
監督/ラース・クレブバーグ 製作/セス・グラハム=スミス、デビッド・カッツェンバーグ 脚本/タイラー・バートン・スミス 撮影/ブレンダン・ウエガマ 美術/ダン・ヘルマンセン 衣装/ジョリ・ウッドマン 編集/トム・エルキンス 音楽監修/ルディ・チュン、ジョナサン・クリスチャンセン
出演/オーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、マーク・ハミル、ビクトリス・キットソス、TYコンシグリオ、デビッド・ルイス、カーリース・バーク、マーロン・カザーディ

概要とあらすじ
かわいらしい見た目とは裏腹に残忍な殺人を繰り返す恐怖の人形チャッキーを描き、1988年の第1作以降、計7作品が製作されてきた人気ホラーシリーズ「チャイルド・プレイ」をリブート。引越し先で友達のいない少年アンディは、誕生日に母親から人形をプレゼントされる。その人形には、音声認識センサーや高解像度画像認識機能などが備えられ、スマートフォンアプリと連携して操作も可能という、最先端の技術が盛り込まれていた。人形をチャッキーと名づけて一緒に暮らし始めたアンディだったが、次第に周辺で異変が起こり始めて……。チャッキーの声を、「スター・ウォーズ」のルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルが担当した。大ヒットホラー「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」を手がけたプロデューサーのセス・グラハム=スミスとデビッド・カッツェンバーグが製作。(映画.comより



とにかくデザインを白紙に

80年代映画のリブートがとかく多い昨今ですが、これまたリブートの『チャイルド・プレイ』。旧作のシリーズはなにやら権利関係がややこしいらしく、「2」以降はレンタルや配信で気軽に観られないのが難。ま、DVD買えよってことなんですが、第1作目の『チャイルド・プレイ』しか観ていないボクは若干の不安を抱えつつ、映画館に行って参りました。

ときは現代。か、もう少し先の未来。IT企業のカスラン社が発売した人形「バディ(=一生の友達)」は、AIが内蔵されたなんでもできる歩くスマートスピーカー。声をかければ家事をしてくれたり、忘れ物の教科書まで持ってきてくれたりする優れもの。それはもう、大人気のヒット商品なのです。

……が、AIだの機能だのという前に、この「バディ」、ものすごく不細工なのです。ぜんぜん可愛くないのです。じゃあ、最初から怖い顔をしているのかといえばそうでもなく、端的にバカみたいなのです。顔だけでなく、そのサイズも非常に中途半端な大きさで、なんでこんなデザインが採用されたのか、はなはだ疑問。いくら高性能だからといっても、こんな不細工な人形がヒットするわけないでしょう。さらには、普段のときと、その後殺人鬼に豹変したときのギャップもなくなり、あらゆることを台無しにしているほど酷いデザインです。終盤で登場する「テディベアタイプのバディ」も薄汚くて、全然可愛くありません。そしてなぜかこの「バディ=チャッキー」の声をあてているのがスカイウォーカーことマーク・ハミル。おじいちゃんだよ!?

舞台はベトナムにある「バディ」の製造工場へ。上司から「お前はクビだ! 路上生活者に戻れ!」といわれた男が、逆恨みで「バディ」のプログラムを改変。「暴力」や「罵詈雑言」のリミッターを解除してしまうのです。「バディ」の組立だけやってるのかと思ったらここでプログラミングまでしてるのか……。ていうか、元路上生活者のこの男にプログラミングができるのか……。そんな権限を与えられていたのか……。いや、そもそも、子供向けのAI人形に「暴力」や「罵詈雑言」の機能がなぜ装備されているのか……。次々と疑問がわき上がってきますが、それだけに導入としてはものすごく手っ取り早い。とにかくこれで殺人鬼人形が誕生する設定は済みました。

そしてボクの大好きなオーブリー・プラザが登場。デパートの返品窓口で働くカレン(オーブリー・プラザ)はひとり息子のアンディ(ガブリエル・ベイトマン)と引っ越してきたばかり。まだ友達がいないアンディのために、デパートに返品された「バディ」を「譲り受け」て、誕生日にプレゼントするのでした。もちろんそれはベトナムの工場から出荷されたアレ。

新型のスマホをほしがっていたアンディはあんまり喜びませんでしたが、ポンコツなりに応対する「バディ」を面白がって興味を持ちます。それじゃあ名前を付けようてことで、アンディが「ハン・ソロ」というと、くい気味に「チャッキー!」と主張する「バディ」。唐突で、すげえ強引。高性能AI搭載のはずのチャッキーは動くたびにジーコジーコと音がなり、古式ゆかしきおもちゃ感を出そうとしていますが、これも強引。

徐々にチャッキーに親しみを覚え始めたアンディは、近所に友達もできてそれなりに楽しそう。しかし、チャッキーはプログラムがアレなもんですから、よくないことばかり学習していくのです。『悪魔のいけにえ 2』を観てキャッキャはしゃいでいたアンディたちをみて、人殺し最高! と思ってしまうのでした。本作、どういうわけか『悪魔のいけにえ 2』オマージュ多し。アンディが赤いパーカーを着ていて、チャッキーの指が光るのは『ET』か。

アンディを「一番の親友」だと思っているチャッキーは、アンディが憎むものとアンディを憎むもの、または自分以外のアンディの親友を攻撃対象にします。飼い猫を殺し、とかくアンディにきつくあたるカレンの彼氏を芝刈り機を操って殺し、わざわざ顔の皮を剥ぎ取って、レザーフェイスよろしくアンディの部屋に飾ったりします。アンディを喜ばせようとしているのか、嫌がらせなのか、よくわかりません。

ゴア描写はなかなかのものでしたが、チャッキー自身が手を下すのではなく、IoT家電や自動運転車やドローンを操って攻撃してきます。ドローンのプロペラにカッターの刃を仕込んでいたりするので細かい作業もできるようですが、それはともかく、第1作の『チャイルド・プレイ』のチャッキーが殺人鬼の人格が憑依した人形だったのに対し、本作のチャッキーはAIプログラミングが暴走しているわけで、もしかしたらAIやIoTなどを偏重する現代に警鐘を鳴らしているのかも……。買いかぶりか。

チャッキーに捕らえられ、ロープで縛り付けられたカレンがフォークリフトで吊り上げられるので、首を吊られるのかと思ったら、ただ宙に浮くだけだったのは拍子抜けしましたが、とにかくすんでの所でチャッキーは撃退されるのでした。床に倒れたチャッキーを取り囲んだ子どもたちがボコボコにするシーンは、『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』のペニー・ワイズ、もしくは『怪獣総進撃』のキングギドラと同様に、集団によるリンチをみている気分になるのはボクだけでしょうか。たしかに相手は悪者なんですけど、なんかいい気持ちがしないのです。

続けようと思えばいくらでも続けられると思いますけど、とにかくチャッキーのデザインを白紙に戻してから出直してほしいものです。







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