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ヘッド・ショット

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(原題:Headshot 2016年/インドネシア 118分)
監督/ティモ・ジャヤント、キモ・スタンボエル 製作/マイク・ウィルアン、スクデフ・シン、ウィッキー・V・オリンド、西村信次郎 脚本/ティモ・ジャヤント 撮影/ユヌス・パソラン 音楽/ファジャ・ヤスキマル、アリア・プラオギ
出演/イコ・ウワイス、チェルシー・イスラン、サニー・パン、ジュリー・エステル、後藤洋央紀

概要とあらすじ
「ザ・レイド」シリーズ、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のイコ・ウワイが主演を務めるインドネシア産のバイオレンスアクション。記憶を失った男が、愛する女性を救出するために犯罪組織に立ち向かう姿を描いた。頭部に銃弾が打ち込まれ、瀕死の状態だった男は、2カ月後にようやく目を覚ますが、自分の過去や名前といったすべての記憶を失っていた。徐々に回復した男はイシュマエルと名付けられ、治療にあたった女医アイリンと次第に惹かれあっていく。死んだはずの男が生きていることを聞きつけた犯罪組織のボス・リーは、イシュマエルをおびき出すためにアイリンを誘拐。アイリン救出のためリーのアジトへ乗り込んだイシュマエルは、刺客たちとの激しい戦いを繰り広げる中で、失われた記憶がよみがえっていく。「ザ・レイド GOKUDO」のジュリー・エステルら、「ザ・レイド」シリーズのキャスト、スタッフが参加し、プロレスラーの後藤洋央紀も刺客の1人として出演。(映画.comより



ことごとくうまくない

なんせ『ザ・レイド』イコ・ウワイス主演のアクション映画ですから、
『ヘッド・ショット』を観たくなるのは人情というもの。
とかいいながら、劇場公開を見逃してしまったのですが、
それから3ヶ月後にはNETFLIXで観られてしまうという、
嬉しいけどなんか微妙な感じを抱きつつ、さっそく観てみたのです。

冒頭、刑務所に捕らえられているリー(サニー・パン)
脱獄するシーンで始まるのですが、
その血みどろな凄惨さは、ツカミとして十分なものの、
アクションと編集のキレが非常に悪く、
確かにいくらかの外連味を感じないわけではありませんが、
至近距離でマシンガンを持って対峙する脱獄犯と警官隊など
あまりのリアリティのなさに先行きが不安になります。

波打ち際にひとりの男が打ち上げられ、病院に運ばれた2ヶ月後。
まあ、いかにもヒロイン然とした女医アイリン(チェルシー・イスラン)
身元不明の男イシュマエル(イコ・ウワイス)の治療を担当しているのですが、
アイリンはイシュマエルの病室に私服で泊まり込んでいます。
2ヶ月間昏睡状態なので一刻を争う状態ではないし、
看護師ではなく女医のアイリンが付き添いをしている理由は
まったくわかりません
が、
どうやらアイリンは昏睡状態のイシュマエルにぞっこんなのです。
寝顔を見ているうちに好きになったんでしょうか。
もちろん、本人は善意のしるしくらいにしか考えていないようですが、
イシュマエルが意識を取り戻した瞬間には、
アイリンはソファで眠りこけているというていたらくで
話運びのグズグズさが次々に露呈し、
あ、この映画は「ダメなやつ」だと悟りました。

イシュマエルは、ジェイソン・ボーン的に記憶を失っているのですが、
彼はリーが幼い子供を誘拐し育てていた傭兵の一員で、
なぜか謀反を起こしたイシュマエルは頭部を銃で撃たれ、
海に落ちて、浜辺に漂着したのでした。
でもまあ、大きい物語における破綻した部分というのは
あまり気にならないものでして、
むしろ細かいディティールの不自然さのほうが気になったりします。
イシュマエルを見つけるために
アイリンが乗っているバスを襲撃した一行は
これといったためらいなく乗客を皆殺しにしてしまいます。
そして「あいつ(イシュマエル)はどこだー!」と叫んでいるわけです。
……探せばいいじゃないですか。車内を。おまえらが。

そんな話運びの不手際はアクション映画にはままあることです。
アクションシーンがかっこよければ、
ほとんどのことは眼をつぶれるというものですが、
このアクションシーンが、これまたイマイチなのです。
もちろん、イコ・ウワイスは相変わらずのかっこよさで、
『ザ・レイド』のときよりも
さらに実践的かつ喧嘩殺法的なアクションです。
さまざまな殺陣のアイデアが込められていることもわかりますが、
先述したとおり、どうにもキレがない。
いまいちモッサリしていたり、
カットを割りすぎてむしろ迫力がなくなっていたり……。
とにかくスピード感が感じられないのは残念でした。

ゴアなシーン、スプラッタなシーンは
むしろ『ザ・レイド』よりも多いかも知れません。
しかし、ことごとくうまくない演出が
演者の頑張りを台無しにしているような作品でした。





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