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ライフ

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(原題:Life 2017年/アメリカ 104分)
監督/ダニエル・エスピノーサ 製作/デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ボニー・カーティス、ジュリー・リン 脚本/レット・リース、ポール・ワーニック 撮影/シーマス・マッガーベイ 美術/ナイジェル・フェルプス 衣装/ジェニー・ビーバン 編集/フランシス・パーカー、メアリー・ジョー・マーキー 音楽/ヨン・エクストランド
出演/ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、真田広之、アリヨン・バカーレ、オルガ・ディホビチナヤ

概要とあらすじ
「デッドプール」のライアン・レイノルズ、「サウスポー」のジェイク・ギレンホール、「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」のレベッカ・ファーガソン、「ウルヴァリン:SAMURAI」の真田広之が共演し、地球外生命体を調査していた6人の宇宙飛行士が密室の無重力空間で直面する恐怖を描いたSFスリラー。火星で未知の生命体の細胞が採取され、世界各国から集められた6人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションで極秘調査を開始した。しかし、生命体は次第に進化・成長して宇宙飛行士たちを襲いはじめる。高い知能を持つ生命体を前に宇宙飛行士たちの関係も狂い出し、ついには命を落とす者まで現われる。「デンジャラス・ラン」でもレイノルズと組んだダニエル・エスピノーサ監督がメガホンをとり、「デッドプール」のポール・ワーニック&レット・リースが脚本を担当。(映画.comより



ごはんがすすみます。

とかくケチをつけられがちな邦題ですが、
だからってこれはいくらなんでも投げやり過ぎるだろう、という
『ライフ』です。
いつも余計な副題つけるじゃん? どうしたのよ、今回は。
確かに原題通りのタイトルなんだけど、これじゃピンとこないから。
こういうときこそ積極的にオリジナルな邦題をつけてほしいものです。

ISS(国際宇宙ステーション)で働く6人の宇宙飛行士のもとへ
無人探査機「ピルグリム」が火星の土を採取して戻ってきます。
その土の中にはどうやら地球外生命体がいるとわかり、
人類史上初の発見に沸き立つ面々&地球人でしたが、
やがてその生命体は宇宙飛行士に襲いかかり……という
古式ゆかしきエイリアン・ホラーです。
セリフに『死霊のしたたり』が登場したりしてB級感たっぷりですが、
出演陣は錚々たるメンツでございます。

性格なども評価の対象となるはずの宇宙飛行士にしては
軽口をたたいたり、皮肉を言い合ったりと
妙な軽さが気になりましたが、
無重力には忠実で、宇宙飛行士たちはほぼずっと浮いている状態なのが
見所でもあり、大変そうでもありました。
エンジニアの日本人ショウ(真田広之)の子供が
地球で生まれたりする下地作りというかフラグ立ても
とてもオーソドックスです。

カルビンと名付けられた地球外生命体。
はじめのうちは、カルビンが指先に反応したりすると、
おほほ〜、かわゆす♡ なんて可愛がっていたのですが
科学者ヒュー(アリヨン・バカーレ)の右手を粉々に砕き、
道具を使ってあっさりと培養器から脱出。
半透明のヒトデ風だったものが捕食するたびに巨大化してイカタコ風に変身。
対応力もすさまじく、
宇宙飛行士たちはただひたすら逃げ惑い、
確実にひとりずつ餌食にされていくのでした。
もっともむごい殺され方をするのはライアン・レイノルズでしたが、
カルビンに体内に侵入され、口から吐き出す血が
無重力ゆえに空中を漂う絵面は新鮮でした。

発見された地球外生命体が人類に害を及ぼす場合は
検疫官ミランダ(レベッカ・ファーガソン)の判断によって
生命体を隔離することが決められていましたが、
次々に隔離のフェーズを突破され、最後に残されたのは
宇宙ステーションごと地球から遠ざけることでした。
それはすなわち残されたミランダとデビッド(ジェイク・ギレンホール)
宇宙の塵となってしまうということ。
ズタボロになった宇宙ステーションの生命維持機能も途絶え、
すっかり黄昏れていた2人でしたが、
2つある帰還用ポッドのうち、ひとつにミランダが乗って地球へ戻り、
もうひとつにカルビンをおびき寄せたデビッドが乗り込んで
大気圏の外へと向かって飛び立つ
という決死の策を選択するのでした。
自ら犠牲になるデビッドと地球に帰るミランダは
まるで『ゼロ・グラビティ』ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロック。
デビッドのアイデアは見事成功し、地球から遠ざかるポッド。
デビッドの尊い自己犠牲によってカルビンの恐怖から地球を守ることができた……
のかと思いきや!!

トラブルに見舞われながらもなんとか地球にたどり着き、
アジアのどこか、湖らしき場所に着水した帰還用ポッド。
近づいてきた現地住民が窓から中をのぞき込むと……
なんと、カルビンにがんじがらめにされたデビッドがー!!
地球から遠ざかったのはミランダが乗ったポッドだったのです。

開けるなー!! というデビッドの雄叫びもむなしく、
助けようとする現地住民はポッドの扉を開けてしまい……。

非常に意地の悪いラストのトリックは
素直に驚いたし、痛快な気分でした。
一回しか使えないイタズラみたいなオチですが、
全編に通じる王道SFホラー的演出が
このエンディングのためのフリとして用意されてきたのかと思うと
なんだか楽しくなります。

そう考えると、『ライフ』という大仰で薄っぺらいタイトルは
最後にぺろっと舌を出すこのエンディングを引き立てるために
一役買っているような気がしないでもありません。
豪華キャストにつられ、大仰で薄っぺらい感動を期待していた観客が
このエンディングにがっかりしたり、ぷんぷん怒ったりする姿を想像すると
ごはんがすすみます。







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