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SF/ボディ・スナッチャー

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(原題:Invasion of the Body Snatchers 1978年/アメリカ 115分)
監督/フィリップ・カウフマン 脚本/W・D・リクター 原作/ジャック・フィニイ 製作/ロバート・H・ソロ 撮影/マイケル・チャップマン 美術/チャールズ・ローゼン 音楽/デニー・ザイトリン 編集/ダグラス・スチュワート 特殊効果/デル・レオーム
出演/ドナルド・サザーランド、ブルック・アダムス、レナード・ニモイ、ベロニカ・カートライト、ジェフ・ゴールドブラム、アート・ヒンドル、レリア・ゴルドーニ、ケビン・マッカーシー、ドン・シーゲル

概要とあらすじ
サンフランシスコを舞台に、宇宙からの侵略者が、一般市民の肉体をジャックするというSFサスペンス映画。製作はロバート・H・ソロ、監督は「ミネソタ大強盗団」のフィリップ・カウフマン。ジャック・フィニーの原作を基にW・D・リクターが脚色。サンフランシスコの州公衆衛生調査官であるマシュー(ドナルド・サザーランド)は、ある日、同僚のエリザベス(ブルック・アダムス)から奇妙な相談を受けた。彼女の恋人で歯科医のジェフ(アート・ヒンドル)の様子がおかしく、以前の彼とは別人のようだという……(映画.comより抜粋



「同調圧力もの」の傑作

SF映画のマスターピースと言っても過言ではない
『SF/ボディ・スナッチャー』です。
『ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)』のリメイクですが、
『ゼイリブ』などと並ぶ「同調圧力もの」の傑作ではないでしょうか。
「同調圧力もの」とは、
宇宙人による洗脳だとか、政権のプロパガンダによる印象操作とかの
きっかけとなる事象はともかく、
狂信的相互監視社会の恐怖を描いた作品……と、勝手に考えています。

なにやらゼリー状の生命体が
遙か彼方の惑星から地球にやってくる
過程を律儀にみせる導入部が
なんだか可愛い♡
地球で花を咲かせた生命体は徐々に人間の体を乗っ取っていくのですが、
そのことが明らかになる前から、
おかしい人たちがちらほらと登場します。
(ブランコに乗っている牧師はロバート・デュヴァルだとか)
それでもとくに何もなかったように話が進むので
気味の悪さだけが残るのです。
こけし「地球の友」と書かれた紙など
意味不明な日本アイテムも気になるところ。
マシュー(ドナルド・サザーランド)が衛生局の役人という
飲食店を監視する職であることも重要かと思われます。

エリザベス(ブルック・アダムス)の恋人、
ジェフ(アート・ヒンドル)の様子が「おかしい」ということに始まり、
次第に「おかしい」人たちが増えていくのですが、
とくに攻撃的になったりするわけではないのが本作の特徴で、
それゆえに「同調圧力もの」としての気持ち悪さが際立っています。
ていうか、マシューに相談するエリザベスが
正気であることを証明するためにやってみせる
「目玉の芸」(眼球を素早くぐるぐるさせる)がすごすぎるんですけど。

まともなのがほぼ主人公たちだけのような状態になってくると、
エイリアンたちは肉体を乗っ取るというよりも栽培するようになります。
繭のような状態や頭部をつぶすゴアシーンが登場したり、
映画は徐々に激しさを増していきます。
そして、有名な人面犬が登場!!
混ざっちゃうパターンもあんのかよ! と驚かされますが、
それまでの映画のトーンを逸脱するような唐突さがナイスです。

人面犬と並んでキャッチーなのが、
エンディングでドナルド・サザーランドがやる「指差しポーズ」でしょう。
表情もさることながら、
頻出するわけではないのに非常に強い印象を残します。
こういう魅力的な画があるということが
長きにわたって傑作と呼ばれる所以ではないでしょうか。





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