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DOPE ドープ!!

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(原題:Dope 2015年/アメリカ 103分)
監督・脚本/リック・ファムイーワ 製作/フォレスト・ウィテカー、ニナ・ヤン・ボンジョビ 撮影/レイチェル・モリソン 美術/スコット・ファルコナー 衣装/パトリック・ミラーニ 編集/リー・ハウゲン 音楽/ジャーメイン・フランコ ナレーション/フォレスト・ウィテカー
出演/シャメイク・ムーア、トニー・レボロリ、カーシー・クレモンズ、ゾーイ・クラビッツ、エイサップ・ロッキー、ブレイク・アンダーソン、シャネル・イマン、タイガ、カップG、キンバリー・エリス、リック・フォックス、キース・スタンフィールド、ビンス・ステイプルス、ケイシー・ベジーズ、クインシー・ブラウン、ロジャー・グーンバー・スミス

概要とあらすじ
ファレル・ウィリアムスが製作総指揮を務め、ロサンゼルスの犯罪多発地域を舞台に、1990年代ヒップホップカルチャーを愛するスラム街出身の少年が巻き起こす騒動を描いたコメディ。自身のバンドと90年代ヒップホップをこよなく愛するオタク高校生のマルコムは、恋するナキアを追いかけ、友人のディギー、ジブともにドラッグディーラー・ドムの誕生日パーティに参加するが、パーティの裏で行われていた取引に警察が突入し、ドムはドラックをマルコムのリュックに隠してしまう。そして、名門大学への進学を夢見ているマルコムと仲間たちを取り巻く状況は一変する。「ラストキング・オブ・スコットランド」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフォレスト・ウィテカーが製作、ナレーションとして参加。(映画.comより



なんとなく痛快

黒人コミュニティを中心に繰り広げられる青春コメディ
『DOPE ドープ!!』
てっきりバンドものだと思い込んでいたのですが、
音楽に注ぐ情熱はあくまでエッセンスに過ぎませんでした。
もちろん大量の音楽に彩られてはいるのですが、
90年代のヒップホップオタクの3人組が組んでいるバンドが演奏するのは
パンク風だったりします。
ケチをつけるつもりはありませんが、
音楽映画もしくはバンド活動映画だと思っていると
肩すかしをくらいます。

オタクであるが故にいじめの対象になっている
マルコム(シャメイク・ムーア)、
ジブ(トニー・レボロリ)、
ディギー(カーシー・クレモンズ)
の仲良し3人組。
ディギーは女の子だけどレズなので
童貞のマルコムやジブといい仲になることはありません。

この3人がいつものように
いじめっ子を避けつつ学校から下校していると、
ギャングのドム(エイサップ・ロッキー)から呼び止められ、
ドムがホの字のナキア(ゾーイ・クラビッツ)への伝言役に
マルコムが任命されたことで
あれよあれよとヤバい方向へ向かっていきます。
ドムの誕生日パーティ兼ヤクの取引現場が警察のガサ入れに合い、
咄嗟にドムがマルコムのリュックサックに
大量のドラッグを入れたことで大騒動に。

とにかく、本作に登場する女性たちがことごとく可愛いのです。
マルコムが惹かれるお姉ぶったナキアはもちろんのこと、
ディギーも可愛い。
なんならマルコムのお母さんもいい。
そして、常に半裸でヤク中のリリー(シャネル・イマン)
可愛くて超エロい。
絶対に関わらないほうがいい女性だけど、最高なのです。

獄中のドムからマルコムがヤクを届けろといわれた相手AJは
青少年育成委員みたいなことをやっている、表向きは健全な男で
かつマルコムが大学に進学するための推薦状をもらう相手でもありました。
(このへん、微妙に違うかも知れんが)
AJからお前らがドラッグをさばけと言われたマルコムたちは
闇サイトを起ち上げ、アシがつかないように
ビットコインでヤクを売るようになるのでした。

終盤、わりと急カーブを描くように
不当なレッテル張りやアイデンティティの問題があからさまになります。
黒人、オタク、貧しい母子家庭……。
繰り返される「おれはただのマルコムだ」という台詞は
個人の可能性を妨げるあらゆる先入観に抗う言葉であり、
これ自体は胸を熱くさせるに十分です。

基本的に、童貞マルコムが被る災難は
通過儀礼の意味合いが強く、
少年から大人へと至る成長物語です。
ネットで順調にドラッグをさばき、
ビットコインを現金に換金する危険を脅しにして
AJに一杯食らわせるのは、なんとなく痛快な気がします。

しかし、ドラッグを売ることに対する罪悪感や
良心の呵責のようなものは一切描かれないし、
マルコムがハーバード大学に合格(したと思われる)するのが
AJを脅した結果だとすればあまりにも自己中心的だし、
不当なレッテル張りを打破したことになっていないのではないかと
いわざるを得ません。
これではただ単にマルコムが、
世間をうまく出し抜いたような結果になっていないでしょうか。
それはこの作品の本望ではないはずです。
また、マルコムと一緒に危ない橋を渡ったジブとディギーが
なんらかの見返りを得たかどうか描かれない
のは
釈然としないところが残ります。

まあ、ライトな青春コメディなんですけど、
ちらっとのぞかせる主張がかえって引っかかる作品ではありました。





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