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THE ROOM 閉ざされた森

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(原題:THE LIVING AND THE DEAD 2006年/イギリス 83分)
監督・脚本・製作/サイモン・ラムリー
出演/ロジャー・ロイド=パック、レオ・ビル、ケイト・フェイ、サラ・ボール、ニール・コンリッチ

概要とあらすじ
出品された映画祭では高い評価を得たシチュエーション・スリラー。キャストは地味ながらも、本国イギリスでは高い評価を受けている実力派ぞろい。ある屋敷に住んでいる一家。母親は重病を患っており、息子ジェームスは病んだ精神を薬で抑えていた。かつては名門といわれた一家だったが、今では屋敷を維持するのも難しい状態。とうとう父は屋敷の売却を決め、屋敷を空けた。少々の不安はあったものの、母親の看病を息子にたくして。母親の世話を焼くジェームスだったが、薬を打ち忘れたことから、疲れとストレス、そして母親への愛情が暴走し始める…。(allcinemaより



ボク、できるもん!

「ROOM」というより「HOUSE」だし
「森」もビタイチ関係ない
『THE ROOM 閉ざされた森』

広大な屋敷に暮らすドナルド(ロジャー・ロイド=パック)
その妻ナンシー(ケイト・フェイ)
息子ジェイムズ(レオ・ビル)の3人家族。
ジェイムズは精神障害があり、
ナンシーは介護が必要な状態で床に伏せています。
豪華な暮らしぶりかと思いきや、
壁紙が剥がれていたりしてこの家が困窮状態にあることが窺えます。
ただ、屋敷のサイズのわりには粗末なキッチンや
天井に配管が這う地下通路みたいな場所は
演出上の効果を狙ったとは言いがたい部分もなきにしもあらず。

脳内がほぼ幼児のジェイムスを愛しながらも
厳しく仕付けるドナルド。
とうとう屋敷を売却せざるを得なくなったドナルドが
契約交渉のために数日間家を空けることになり、
留守を預かるジェイムズは
ここぞとばかりに自分が「マトモ」であることを示そうとして
暴走してしまうのでした。


ナンシーを介護するために来るはずだった看護婦を閉め出し、
ボク、できるもん! というところをママにみせたいジェームズは
ママに簡易トイレで用を足させるくらいまではよかったものの、
ママがベッドでうんこを漏らしてしまうと、
あからさまに、うへぇクッセーてなるし、
ママを風呂に入れたはいいものの水出しっ放しだし、
ママを裸にひんむいて着替えさせたりします。
挙げ句の果ては、必要以上の薬を
多いほうがよく効くよ♡ テな具合に
無理矢理ナンシーの口に薬をねじ込みます。

なにしろジェームズはママの役に立ちたいと考えているので
悪気はないのですが、
当然(?)それがママにとってよきことかどうかを配慮する能力はなく、
さらには、ボクは病気じゃないから薬なんか飲まないもん! てことで
いよいよ症状が抑えられなくなったジェイムズは
暴走の一途を辿るのでした。
老老介護ならぬ、恐るべき障害者障害者介護!

まあ、非常にイライラします。
そしてこのイライラが演出上の成果なら
それはすなわち楽しんでいるということなので
一向に構わないのですが、
しつこく繰り返される早送りや
だらだらと流れ続けるピアノの旋律
にもイライラし、
中盤は退屈しはじめます。

映画は、すでに家族がいなくなってひとりになってしまい、
やさぐれたドナルドの現在(?)のシーンが
時折インサートされます。
幻覚の度合いを深めていくジェームズをみていると、
ははあん、これはジェームズ=ドナルドなんだなと
思い始めるのですが、
意図的なミスリードとなる幻想的なシーンがあるものの、
どうやらそこまで複雑な構成になっているわけではなく、
ジェームズとドナルドはそれぞれ別に存在する人格で、
ナンシーが亡くなり、ジェームズが自殺したのは
そのままの事実ではないでしょうか。

それじゃあ、ドナルドが救急隊員を刺したのは
なんなんだ
といわれれば、さっぱりですが、
観る前に想像していたほど
物語がエスカレートしない作品でした。





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