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ラプチャー 破裂

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(原題:Rupture 2016年/アメリカ・カナダ合作 102分)
監督/スティーブン・シャインバーグ 製作/アンドリュー・ラザー、スティーブン・シャインバーグ、クリスティーナ・バイス・ルーリー、アンドレア・レルボリーノ、モニカ・バガルディ 原案/ブライアン・ネルソン、スティーブン・シャインバーグ 脚本/ブライアン・ネルソン 撮影/カリム・ハッセン 美術/ジェレミー・リード 衣装/リンダ・ミューア 編集/ミシェル・コンロイ 音楽/ネイサン・ラーソン
出演/ノオミ・ラパス、ピーター・ストーメア、レスリー・マンビル、ケリー・ビシェ、マイケル・チクリス

概要とあらすじ
「ミレニアム」シリーズ、「プロメテウス」のノオミ・ラパス主演によるSMホラー。シングルマザーのレネーが見知らぬ男たちに拉致された。謎の隔離施設に監禁された彼女に待っていたのは、被験者に「生きている中で一番嫌いな物」を与え続ける人体実験だった。クモが嫌いなレネーは、拘束され身動きがとれない状態で、執拗なまでのクモ攻めに遭う。誰が何の目的でおこなっているのか一切不明なこの異様な実験の果てに、レネーの体は驚くべき変化を見せ始める。監督は「セクレタリー」のスティーブン・シャインバーグ。(映画.comより



食べ合わせが悪かったのかな?

こんなに脱力する映画を観たのも久しぶりかも知れない
『ラプチャー 破裂』
ちょっと古くささを感じるタイトルは悪くないし、
主演はリスベットこと、ノオミ・ラパス。
しかも、拉致監禁されたひとに
「生きている中で一番嫌いな物」を与え続ける人体実験なんて聞けば
そりゃあ、ワクワクするのが当たり前でしょうに。

冒頭さっそく、蜘蛛が嫌いなレネー(ノオミ・ラパス)が、
家の中に蜘蛛を見つけると息子を呼んで
蜘蛛を家の外に逃がしてもらっています。
レネーがなぜ蜘蛛が苦手なのかはまったく説明されませんが、
まあ、珍しいことでもないのでいいとしましょう。
レネーには離婚したばかりの夫がいますが、
息子の育児に非協力的な夫との関係は冷え切っています。
息子は数学が苦手で、キレやすいところがあって……みたいなことが
わりとゆったりと語られ、すでに退屈し始めます。
レネーがジーンズの後ろポケットにカッターを入れたのは
はいはい、これがあとあと役に立つのねとわかるのですが、
まさか、ほぼカッターだけで乗り切るとはな……。

やっとこさ怪しい連中が登場し、
レネーが運転する車が
タイヤに取り付けられた仕掛けによってパンクすると
トラックに乗った男2人組が現れ、
「タイヤ交換を手伝いましょう」と優しげに話しかけてくるのでした。
ひとりの男が「今だ!」と叫んだかと思うと、
男たちはレネーに飛びかかるのですが、
最初から周囲には人っ子1人いないんだからとっとと捕まえればいいものを
なにを小芝居してるのか、さっぱり理解できません。

トラックの荷台に載せられたレネーは
頭部と口をテープでぐるぐる巻きにされるのですが……
目隠しもしたほうがいいと思うんだよね。

どこかの施設に連れて行かれ、ベッドに縛り付けられたレネー。
さあていよいよ拷問が始まるぞと思いきや、
レネーを拉致した連中による思わせぶりな説明が続き、
何をされるかわからない恐怖を演出したいのか、
いつまでたっても物語が1ミリも進みません。
あのですね。映画の紹介文を読めば
「生きている中で一番嫌いな物」を与え続ける人体実験をする映画だってことは
観る前からわかっていることなんですから、
とっととその人体実験とやらを始めてもらいたいのですが、
時間を引き延ばすためだけにあるようなシーンが続きます。

やがて透明のパイプがレネーの腕に取り付けられ、
ついにレネーが嫌いな蜘蛛が登場!! キターーー!
……と思ったら一匹だけ。しかも猛毒を持っているとか。
うーん、まあ確かに気持ち悪いかも知れないが
蜘蛛が嫌いということと、猛毒を持った蜘蛛が怖いということは
別の問題
だと思うのじゃが。
「執拗なまでのクモ攻め」と謳われてりますが、
これ以降クライマックスまで蜘蛛はまったく登場しません。

カッターで拘束を解くことに成功したレネーは
通気孔を伝って脱出を試みます。
その謎の施設には、レネーのほかにも被験者とされる人たちがいて、
それぞれに「生きている中で一番嫌いな物」による責め苦を味わっているのですが、
蛇を怖がる男(わりと普通)、
板に貼り付けられて落下させられる女性(これは笑った)、
父親の写真に怯える男(意味不明)などで、
バリエーションに乏しくガッカリ。
ここは「嫌いなものあるある」を楽しめるはずだったの残念です。

とにかく、通気孔を伝ってうろうろしているうちに
なにか新事実が判明するかといえばそうでもなく、
脱走したことがバレると判断したレネーは
あろうことか自分の部屋へと戻り、慌ててベッドの上に横たわるのです。
……なんのために? 逃げればいいのに。
そして、隙を見て反撃したレネーは
今度は正々堂々(?)とロック付きのドアから部屋の外に出て
うろうろ……さっきと一緒。
なんにも話が進まないので、だんだん笑いがこみ上げてきます。
レネーがうろうろしている間、ほとんど敵に出くわさないのは
我々(敵)がわざと泳がしていたからじゃ、おほほということらしいけど、
それならこんなに時間使って見せないでおくれ。
退屈だから。

まあ、世界各地で拉致監禁を繰り返しているその連中は
人間が恐怖を克服すれば
「G10-12X」とかいう遺伝子が「破裂」することで、
新しいステージへと進化する……みたいな
くそつまらない優生思想を実践しようとしていたのでした。
どうやらその進化の才能があるらしいレネーは
オーバールックホテルのカーペット柄の壁紙が貼られた部屋
最終試験を受けることに。
レネーが被せられた透明なヘルメットみたいなののなかに
今度は十数匹の小ぶりな蜘蛛たちが。

懐かしいガンバルマンみたいです。
期待通りのリアクションを見せるレネーですが、
大口開けて絶叫すると蜘蛛が口の中に入っちゃうよ!

プロデューサーから監督、脚本家まで
名だたる人が集結した本作ですが……
食べ合わせが悪かったのかな?
気持ち悪さも嫌さも、なーんにも感じませんでした。





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