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ワンダラーズ

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(原題:The Wanderers 1979年/アメリカ 117分)
監督/フィリップ・カウフマン、ローズ・カウフマン 脚本/フィリップ・カウフマン、ローズ・カウフマン 原作/リチャード・プライス 製作総指揮/リチャード・R・セント・ジョンズ 製作/マーティン・ランソホフ 撮影/マイケル・チャップマン
出演/ケン・ウォール、ジョン・フリードリック、カレン・アレン、トニ・カレム、アラン・ローゼンバーグ、ジム・ヤングス、トニー・ガニオス

概要とあらすじ
'63年のニューヨークのブロンクスを舞台に、そこに集まる様々な人種の少年達の青春群像を描く。製作総指揮はリチャード・R・セント・ジョンズ、製作はマーティン・ランソホフ、監督・脚本は「SF/ボディ・スナッチャー」のフィリップ・カウフマンとローズ・カウフマン、原作はリチャード・プライス。撮影はマイケル・チャップマンが各々担当。'63年のニューヨークはブロンクス。人種のるつぼであるこの街では、それぞれの人種ごとにグループを作り、互いに競い合っていた。ギアナ人の“ファラオ”やアイルランド系の“レイズ”に混って、イタリア系グループでディオンのヒット曲にあやかった“ワンダラーズ”は、中でもちょっとした存在だった……(映画.comより抜粋



ぼんやり青春群像劇

これぞ青春群像劇としかいいようのない
『ワンダラーズ』
全編にわたって60代を彩るポップスが流れ続けます。

あっさりとまとめてしまえば、
高校生不良グループの対立を軸に
かれらが少年から大人になる成長過程と
ケネディ大統領暗殺などの社会的事実を交えつつ
時代の移り変わりを映し出す物語です。

イタリア移民で構成された「ワンダラーズ」
おそろいのジャンパーを着込んだりしていて
不良グループというより部活的なノリの
いたってチャラい集団です。
ほかには、黒人のグループ中華系のグループなどが登場し、
あからさまに人種対立をモチーフにしながら
その融和を理想としているのは明らか。
学校の教師が、
教室の生徒たちをわざわざイタリア系と黒人系に分け、
お互いの差別的名称を言い合いさせるのも
異文化の理解を深めるための荒療治なのかもしれないが、
教師の思惑に反して生徒たちは一触即発の状態に。
そりゃ、そうだよ、先生。

ワンダラーズと黒人系のグループは
後日決着をつけることにするのですが、
そこでイッチョカミしてきたのが悪い大人たち。
殴り合いなんかやってねえで、アメフトやれと。
俺たちはその試合で賭けて儲けるからと。
リッチー(ケン・ウォール)の恋人デスピー(トニ・カレム)
父親とその兄妹たちや
ジョーイ(ジョン・フリードリック)のマッチョな父親は
いきがってはいるけれど、まだまだガキの高校生たちの
頭を押さえつける存在として君臨しています。

ああ、そういえば、
序盤でふらっと登場する
ヒーロー然としたペリー(トニー・ガニオス)
余裕綽々で腕っ節が強く、自分も19歳のくせに
「子供に構うな」とか啖呵を切っていましたが、
なんだか普通にワンダラーズの連中といちゃつくようになり、
肝心の大乱闘シーンでは腕にギプスを巻いていて
なんの役にも立ちませんでした。

そんなワンダラーズの友情に亀裂が入るきっかけとして、
ニーナ(カレン・アレン)が登場します。
あいかわらずじゃれ合っていたリッチーたちは
わざと女性にぶつかった隙におっぱいを触るという
どうしようもないいたずらを楽しんでいましたが、
リッチーはニーナにほぼ一目惚れ。
リッチーにおっぱいを触られたニーナもまんざらではないようす。
ただの痴漢なんですけど。なにそれ。
自分には恋人デスピーがいるリッチーは
ジョーイの電話番号をニーナに渡すように促すと
後日、ニーナからパーティに行きたいと電話がかかってくるのです。
なにそれ。
にもかかわらず、ニーナにメロメロのジョーイとデスピーの目を盗んで
ニーナといちゃつくリッチー。
おまえ、どんだけ自制心ないのよ。
つーか、ニーナ。ビッチにもほどがあるだろ。

そんなわけで一時はワンダラーズから追い出されたリッチーでしたが
結局、俺たちずっと友だちだろ! みたいな論理でうやむやりなり、
リッチーはデスピーと婚約。
ジョーイとペリーは旅立っていくのでした。

ワンダラーズを裏切ったお調子者が
死亡するという事件がありながら、あまり重要に扱われず、
ぼんやりとした感じは否めません。
全員がカンフーの使い手という中華系のグループが
クールでかっこよかったのがせめてもの救いか。





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