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悪魔の沼

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(原題:Death Trap 1976年/アメリカ 91分)
監督/トビー・フーパー 脚本/アルヴィン・L・ファスト、マーディ・ラスタム 製作/マーディ・ラスタム 撮影/ロバート・カラミコ 美術/マーシャル・リード 音楽/トビー・フーパー、ウェイン・ベル 特殊/メイククレイグ・リアードン、ベス・ロジャース
出演/ネビル・ブランド、メル・ファーラー、マリリン・バーンズ、ウィリアム・フィンレイ、カイル・リチャーズ、クリスティン・シンクレア、ロバート・イングランド、ジャナス・ブリス、ロバータ・コリンズ、スチュアート・ホイットマン、キャロリン・ジョーンズ

概要とあらすじ
ホテルを訪れた客をつぎつぎに残虐な方法で殺害し、ペットの鰐に食わしていた男の話。テキサスの小さな町。クララ(ロバータ・コリンズ)は、ミス・ハッティ(キャロリン・ジョーンズ)の淫売宿を追い出されて、スターライト・ホテルに部屋をとる。崩れかかった建物のそばにある沼にはアフリカ産の鰐(クロコダイル)が棲息していた。クララが淫売宿から来たと知ると、ホテルの主人ジャッド(ネヴィル・ブランド)は怒り出し鋤で殺して死体を沼になげ入れる……(映画.comより抜粋



沼にはまったトビー・フーパー

『悪魔のいけにえ』で高評価を得たトビー・フーパー
ハリウッドに進出して撮った第1作、
『悪魔の沼』

一応、実際の事件を基にしている本作は
『悪魔のいけにえ』と同様のいわゆる「田舎ホラー」です。
独自のルールがまかり通っている辺境の街(村)に
ひょっこりやってきたよそ者がエライ目に遭うのです。
しかーし、映画史に残る大傑作『悪魔のいけにえ』と比較すると、
まがまがしさが物足りないし、
なんとも散漫な仕上がりになっています。
撮影時、トビー・フーパーはハッパを吸いまくっていたそうなので
ずっとラリったまんまだったのかもしれません。

すぐそばの沼でクロコダイルを飼っている
ぼろぼろのモーテル
……というだけで
絶対に近づきたくないのですが、
わりと人がやってくるから不思議なもんです。
モーテルの主人ジャッド(ネヴィル・ブランド)
純然たるキチガイで
気に入らない客を大鎌で襲っては沼に突き落とし、
クロコダイルに食べさせています。
(過去に自分の足も食べられたようす)

で、このクロコダイルに
『ジョーズ』のような恐ろしさがあるかといえば微塵もなく、
水に浸かったハリボテがちらっと見える程度。
ワニに食べられる恐怖感は、
自らのたうち回る俳優の演技と
観客の想像力に委ねられています。

また、ハリウッドに進出したからなのかどうか、
本作のほとんどはセットで撮影されていて、
空間的な狭さが際立ち、
この沼地に立つモーテルがどのような距離のどのような場所なのか、
飲み込みづらいのも難点です。

売春宿をクビになった娼婦、
トイレに立ち寄った3人家族(+犬)、
クビになった娼婦を探しに来た父親と姉、
女たらしのチンピラが
次々とジャッド&ワニの餌食になっていくのですが、
行き当たりばったりの感は否めません。
とくに、ワニに犬を食べられた家族。
ちょっと落ちつこうってことでこのモーテルの部屋を借りる神経は
どうかしていると思うがそれはともかく、
ベッドに縛り付けられた母親と
縁の下で逃げ惑う娘
との恐怖感がどっちつかずで、
どうにも盛り上がりません。

『悪魔のいけにえ』における
鉄の扉を閉めるレザーフェイスのような
最悪絶望的かつ超かっこいいカットがひとつもないのも残念です。
ジャッドの不気味さはそんなに悪くないし、
サンバイザーをかぶった売春宿の女将なんていう
へんてこなナイスキャラも登場するので、
もうちょっとなんとかならんかったか、と思いますが、
ならんかったんでしょうな。
沼にはまったトビー・フーパーのもがく姿が
目に浮かぶようです。

『悪魔のいけにえ』のスクリーミング・クイーンこと
マリリン・バーンズや、
のちに『エルム街の悪夢』フレディ役でブレイクする
ロバート・イングランドが出演しています。
あと、縁の下を這いずり回っていた娘は
パリス・ヒルトンの叔母……
とかいう、超どうでもいい情報をお伝えしておきます。

(↓予告はすっごい面白そう)




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