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インフェルノ

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(原題:Inferno 1980年/アメリカ)
監督・脚本/ダリオ・アルジェント 製作/クラウディオ・アルジェント 撮影/ロマノ・アルバーニ 美術/ジョゼッペ・バッサン 音楽/キース・エマーソン 編集/フランコ・フラティチェリ 衣装/デザインマッシモ・レンティーニ 特殊効果/マリオ・バーバ、ピノ・レオニ
出演/レイ・マクロスキー、アイリーン・ミラクル、サッシャ・ピトエフ、ダリア・ニコロディ、エレオノラ・ジョルジ、ベロニカ・ラザール、アリダ・バリ、フェオドール・シャリアピン、ガブリエル・ラビア

概要とあらすじ
“3人の母”という謎に満ちた本を読んだ人が次々に殺されるという事件を発端に、その秘密に捲き込まれた人々の恐怖を描く。女流詩人ローズ・エリオット(アイリーン・ミラクル)は、ニューヨークの古い大邸宅に間借り住いをしていた。この彼女にある恐怖感がつきまとうようになったのは、彼女が「3人の母」という本を読んでからのことだった。それは、メイター・サスピリオルム(嘆きの母)、メイター・ラクリアム(涙の母)、メイター・テネブラルム(暗闘の母)という、3人の魔女を扱ったもので、何と偶然にもローズの住む邸は、著者である錬金術師が“暗闇の母”のために建てたものだった……(映画.comより抜粋



なんのこっちゃさっぱりわからん

『サスペリア』に続く「魔女3部作」の2作目とされる
ダリオ・アルジェントの『インフェルノ』。
正直に言おう、なんのこっちゃさっぱりわからん。
『サスペリア』でハリウッドに認められたアルジェントが
潤沢な予算で撮りあげた本作。
もう一回言おう、なんのこっちゃさっぱりわからん。

建築家であり、錬金術師のヴァレリによる日記風の著書、
『三母神』なる本に惹き付けられたローズ(アイリーン・ミラクル)
自分が住むアパートがその「三母神」のために建築されたと知り、
俄然、興味が湧いてきます……と書いたものの、
なぜにローズがそこまでこの本に惹かれたのかはよくわかりません。
とにかく、その本には、
「溜息の母」「涙の母」「暗黒の母」という3人の魔女がいて、
その居場所のヒントとして
「悪臭がすること」「地下室」「君の靴の下」みたいなことが
書かれてありました。
「暗黒の母」だけが妙に邪悪すぎるし、
「地下室」と「君の靴の下」がかぶってると思うけど、
こんな些細なことでつまづいていては先に進めません。

『三母神』を買ったアンティーク屋のおやじにあしらわれたローズは
さっそくその店の脇から地下室へ侵入。
そこにはさらに地下に水浸しの空間があり、
ローズはそこに鍵のついたキーホルダーを落としてしまいます。
手を伸ばしても届かないと悟ったローズは、
あろうことか、そのわけのわからない水の中に潜っていきます。
潜るかね、フツー。
ノーブラなので乳首が透けています。
すると腐乱死体らしきものがゆら〜っと現れて、キャーってなります。

一方、NYのローズから手紙を受け取った
ローマ在住の弟マーク(レイ・マクロスキー)
音楽の授業中にその手紙を読もうとしていると、
猫を抱いたセクシーな女性
なにやらマークに伝えたいような面持ちでガン見してきます。
(どうやらこの女性が「涙の母」らしい)
授業が終わると同時に姿を消すその女性の後を
マークが追いかけるうちに、
ガールフレンドのサラがローズからの手紙を盗み見て、
やはり取り憑かれたように『三母神』に興味を抱き、
図書館の地下室に迷い込んで、
なんか魔女的なやつに襲われたものの、なんとか脱出し、
自宅に帰ったところ、よくわからない記者と一緒に殺されてしまいます。
サラがのったタクシーが豪雨の中を走るのは
ちょっぴり『サスペリア』ちっくではありました。

姉ローズを心配したマークがNYに着いた頃には、
すでにローズは殺されているのですが、
このあとマークがもろもろの謎を解き明かしていくかというと
そうでもなく、謎は深まるばかり。
なんだか怪しいアパートの住人たちが
魔女に操られているのかと思えば、そうでもなく、
やっぱり次々と不可解な死を迎えます。
もっとも不可解なのは、アンティーク屋のおやじで、
猫が迷惑だというおやじが生きたままの猫を袋詰めにし、
松葉杖をつきながら川に捨てに行って足を滑らせると、
大量のネズミがおやじを襲います。
助けて〜と叫ぶおやじに気づいた対岸のホットドッグ屋が
おやじに駆け寄ったかと思うと、
そのホットドッグ屋がおやじを包丁で刺し殺すのです。
なにそれ? あんただれ?


半身不随の老人が、我こそは『三母神』の著者なのじゃ! って
カミングアウトしますが、
だからといってなにか新しい展開があるわけでもなく、
最終的に、「三母神」=死神じゃ! てことで、
アパートは火の海になります。
そして、なぜかマークは生き残るのです。
すべての人が死んだのに
マークが生き残れた理由は、よくわかりません。

物語の支離滅裂さはこの上なく、
窓で首をごりごりしたり、なぜか目玉が飛び出していたり、
脈絡のないジャーロなシーンがあったりしますが、
特筆すべきは、
強烈な照明による赤と青に彩られた異空間のビジュアルです。
これはもう問答無用にかっこよく、眼福の極みです。
それだけあれば十分なような気もするし、
それだけじゃあダメなような気もします。





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