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アンフレンデッド

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(原題:Unfriended 2014年/アメリカ 83分)
監督/レベン・ガブリアーゼ 製作テ/ィムール・ベクマンベトフ、ネルソン・グリーブス 脚本/ネルソン・グリーブス 撮影/アダム・シッドマン 衣装/ベロニカ・ベレニキナ 編集/パーカー・ララミー、アンドリュー・ウェズマン
出演/シェリー・ヘニッヒ、モーゼス・ストーム、レニー・オルステッド、ウィル・ペルツ、ジェイコブ・ワイソッキ、コートニー・ハルバーソン、ヘザー・ソッサマン

概要とあらすじ
「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」など数々のホラー映画をヒットさせてきたプロデューサーのジェイソン・ブラムが製作総指揮、「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフが製作を手がけた、全編がパソコンの画面上で展開するホラー作品。ネット上にアップされた動画を苦に自ら命を絶ったローラ・バーンズ。彼女の死から1年後、ローラの友人たちがSkypeで他愛のない会話をしていると、見知らぬアカウントがローラ・バーンズとして話しかけてきた。ローラの死にまつわる隠された嘘が徐々に暴露され、それが明らかになるたびに、友人たちがひとりずつ謎の死を遂げていく。監督はロシア製ドラマ「エターナル 奇蹟の出会い」のレベン・ガブリアーゼ。(映画.comより



観てるこっちも大忙し

まさに今時なネット社会の恐怖を
映し出したのかそうでもないのか、
『アンフレンデッド』

全編、一台のパソコンのモニター画面だけで展開するというのは
新鮮なようですが、
『ブラック・ハッカー(2014)』なんて作品もありました。
まあ、『ブラック・ハッカー』の場合は
ノートパソコンを持ってあっちこっち移動するので、
部屋の中だけでいろんなことが起こる本作は
ある意味ストイックな密室劇ともいえそうです。
しかも、5人の登場人物たち(+1人)は
ずっとスカイプでチャット中なので
多面的POVものでもあります。

なにを隠そう、僕は本作をMacで観たのですが、
ヒロインのブレア(シェリー・ヘニッヒ)もMacユーザーなので
全画面表示にしていると、
映画をみているのか自分のデスクトップをみているのか混乱し、
不思議な感覚に陥ります。
その点においては素直に新鮮だと思ったのですが、
逆に、これを映画館で観たらどうなの? という疑問も。

ブレアは、スカイプしながら、
Youtubeを観たり、Facebookを覗いたり、
メッセージをやりとりしたりと大忙し。
ウインドウがいくつも重なり合うモニタ上に
状況に合わせて字幕が左右と下に出るので目線が散りまくりで、
一体、なにを集中してみればいいのか、こっちも大忙しです。
せめて、デスクトップ右上の写真ファイルの塊は
かたづけてくれないものか。

ブレアたち仲良し4人組(のちにもうひとり参加)が
きゃっきゃいいながらスカイプで会話していると、
誰だかわからないやつがグループに参加しています。
不審に思った彼らは接続を切ろうとするも切ることができず、
それどころか知らない間に恥ずかしい写真がネットにアップされたりし、
内輪もめが始まります。
billie227と名乗る不審な参加者は
一年前、いじめを苦に自殺したローラ・バーンズ
アカウントやアドレスを使って意図的に彼らを攻撃しているのでした。

billie227はまるで超優秀なハッカーのようですが、
ハッキングによってデータを盗んだり、パソコンを遠隔操作するような
従来のハッカーの描かれ方とは異なり、
なりすましやアカウント乗っ取りという行為に
SNSが浸透した現代ならではの身近な恐怖
があります。
また、最後に登場する
「あんたがしたことは永遠にここに残る」という言葉も
ネット上の言動を揶揄しています。

やがてbillie227が、死んだはずのローラ・バーンズ本人か、
ローラの無念に共感した何者かによる復讐であることが明らかになってきます。
ローラは、泥酔したうえに脱糞して道で寝ているところをビデオに撮られ
ネットに晒されて追い詰められた末に自殺したのでした。
そして、この仲良しグループは
何らかの形でローラに対するいじめに関与していたのです。

billie227=ローラ・バーンズの誘導によって、
それぞれの隠し事を暴露させられ、ののしり合う仲良しグループ。
そんでまあ、ひとりひとり死んでいくわけです。当然ね。
しかーし、その死に方がどうにもイマイチで、
あるものは突然、ミキサーに顔を突っ込んで、
あるものは突然、自分に向けて発砲し、
あるものは突然、電動歯ブラシ(?)を口の中に突っ込んで……
まあ、操られてってことなんでしょうが、
あまりにも強引で工夫がなく、なにやってんだ感が半端ありません。

一番いいやつぽかったブレアが
最後の最後で保身のために恋人を裏切ります。
しかも、ローラの脱糞映像を撮影したのはブレアで
ブレアはそのことを忘れているというクズっぷり。

いじめた側はけろっと忘れるんですよ。どんなに酷いことでも。
結局、ローラに許してもらえなかったブレアも
餌食になるのですが……
ラストカットだけはモニタ上の映像じゃないんすけど……。

ローラ・バーンズの怨念による、まあ、オカルトなわけですが、
だからこそローラの万能ぶりが際立ち、
仲良しグループの死に様にアイデアを感じられなかったし、
ルックの新鮮さのわりには、
展開のディティールにひねりのない作品でした。





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