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ナイスガイズ!

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(原題:The Nice Guys 2016年/アメリカ 116分)
監督/シェーン・ブラック 製作/ジョエル・シルバー 脚本/シェーン・ブラック、アンソニー・バガロッツィ
撮影/フィリップ・ルースロ 美術/リチャード・ブリッドグランド 衣装/キム・バレット 編集/ジョエル・ネグロン 音楽/ジョン・オットマン、デビッド・バックリー
出演/ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンガーリー・ライス、マット・ボーマー、マーガレット・クアリー、キース・デビッド、ヤヤ・ダコスタ、ボー・ナップ、キム・ベイシンガー

概要とあらすじ
ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウが共演し、「アイアンマン3」のシェーン・ブラック監督がメガホンをとったバディムービー。シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチは、腕っ節の強い示談屋ヒーリーとコンビを組み、失踪した少女の捜索をすることに。そこへマーチの13歳の娘ホリーも加わることになり、3人で捜索を続ける。しかし、簡単に終わるはずだったその仕事は、やがて1本の映画にまつわる連続不審死事件、さらには国家を揺るがす巨大な陰謀へとつながっていく。3人は襲い来る殺し屋に命を狙われながら、事件解決にひた走るが……。(映画.comより



ちっとも凸凹してないコンビ

バディムービーばっかり撮ってるシェーン・ブラック
バディムービー、『ナイスガイズ!』
ロスの夜景を空撮でとらえたオープニングが
ハリウッドサインの裏側から始まるのは、
この映画の世界が華やかなハリウッドの
裏側を表現しようとしているから……
なのかどうかは知りません。

まあとにかく、
ダメダメ私立探偵のマーチ(ライアン・ゴズリング)
「殴り屋」のヒーリー(ラッセル・クロウ)
いつしかタッグを組んで問題解決に挑むのです。
気が小さくてだらしないマーチと
なんでも腕力で解決しようとする単細胞のヒーリーとの
相容れないはずのコンビが
いかなる化学反応を起こして楽しませてくれるのか、が
本作の見所になるだろうと思っておりました。
んが、しかし……。

夜な夜なベッドから抜け出した小僧が
ヌードグラビアを見て鼻の下を伸ばしていたら、
そのグラビアのモデル(ポルノ女優)、
ミスティ・マウンテンが乗った車がその家めがけて落ちてきます。
真っ裸で瀕死のモデルは「私に乗りたい?」
色っぽすぎる遺言を残して死んでしまいますが、
それは一旦置いておいて、
アメリア(マーガレット・クアリー)という女性から仲介者を経て
自分をつけ回す男たちを追い払って欲しいという依頼を受けたヒーリー。
二組いるその男たちの片方はわからないが、
もう片方はマーチ。
一方、年寄り相手の捜査依頼ばかり受けているマーチは
ある老女が自分の姪っ子であるミスティ・マウンテンを
死後の二日後に見たから探して欲しいといわれ、
まともに探す気もないのに依頼を引き受けていたのでした。
ミスティ・マウンテンとアメリアは友人関係にありましたが、
司法長官のキム・ベイシンガーの娘であるアメリアは、
排ガス規制にみせかけて自動車産業との癒着し、
また、ポルノ規制も推し進める母親に対抗するために、
大気汚染に抗議する活動を始め、
自身が出演している「アート映画」を公にすることで
母親の不正を社会に訴えようとしていたのでした。
それを阻止しようとする母親は、殺し屋を雇って、
関係者もろとも娘アメリアを抹殺しようと企てていたのでした。

……というのは、映画を観たあと
自分なりに整理したからわかったことで、
映画を観ている最中は
マーチとヒーリーのふたりの行動原理が非常にわかりづらく、
ずっともやもやしていました。
一件落着したようにみえたあと、
「そうか! あのホテルの最上階にいたのは配給会社の連中か!」
といわれてもちっともどんでん返しの面白さはなく、
ああ、まだ続きがあるのねくらいの印象しかありませんでした。

そのようなストーリーテリングの不味さもさることながら、
もっともガッカリしたのはヒーリーの役回り。
繰り返しますが、気が小さくてだらしないマーチと
なんでも腕力で解決しようとする単細胞のヒーリーの
凸凹コンビを期待していたら、
いいかげんなマーチをみているヒーリーは
いつもやれやれといった表情でたしなめるばかりのモラリストでしかなく、
マーチの用心棒としてしか機能していません。
ヒーリーが瀕死の男にとどめを刺そうとして
マーチの娘ホリー(アンガーリー・ライス)に止められるシーンが
あったとはいえ、
ヒーリーがとどめを刺そうとするのは
むしろ温情のようにしかみえず、
ヒーリーの暴力が暴走して、マーチが慌てて止めに入るようなシーンが
一度もなかったのはいかがなものか。

ドアのガラスを割ってバーに侵入しようとするマーチが
手首を切って大量に出血するシーンでは笑えたし、
モブが銃で撃たれたりビルから落ちたりするブラックさは
嫌いではありませんが、
最後の最後までちっとも気分が高揚しない作品でした。

「落ちる」映画として愛でる好事家はいるかも。





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