屋敷女

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(原題:A L’intérieur 2007年/フランス 83分)
監督/ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ 製作/ベラーヌ・フレディアニ、フランク・リビエール 脚本/アレクサンドル・バスティロ
出演/ベアトリス・ダル、アリソン・パラディ、ナタリー・ルーセル、フランソワーズ=レジス・マルシャソン、ニコラ・デュボルシェル

概要とあらすじ
クリスマス・イブの夜、出産目前の妊婦サラの家を不審な女が訪れる。女が窓から押し入ろうとしたためサラが警察を呼ぶと、女は姿を消す。ひと安心して床に就くサラだったが、なんと女はすでに家の中に侵入しており……。「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」の個性派女優ベアトリス・ダルが女殺人鬼を怪演。初監督作となる本作で高く評価されたアレクサンドル・バスティロ&ジュリアン・モーリーはハリウッド・デビューも決定している。(映画.comより



もう1日待てないかなぁ。

邦題が
望月峯太郎の漫画『座敷女』に引っかけすぎだとか、
「この女、凶暴につき」というキャッチコピーの節操のなさが
一部の間で話題となった(らしい)
『屋敷女』でございます。
交通事故で夫を失った妊娠中のサラ(アリソン・パラディ)
その4ヶ月後臨月となり、いまにも産気づきそうなクリスマスイブの夜、
見知らぬ女が訪れて大変なことに、というお話。

お世辞にもテンポがいいとは言えない序盤
非常にかったるい。
で、かったるいわりには説明しておくべきことを伝えず、
出産を間近に控えて嬉しいはずのサラが
いまいち浮かない表情と態度のわけがよくわかりません。
愛する夫が死んだ後じゃあ、
赤ん坊が生まれても盛り上がんないなあ〜てことなんだろか。
忘れ形見なんだから、むしろ誕生が待ち遠しいはずだと思うんじゃが。
今日明日にも産気づくというのに
「ひとりになりたいの」というサラ……
今晩はひとりでいないほうがよくないかい?
それよりも、今晩は入院したほうがよくないかい?

ていうか、その後の展開を考えれば
サラは、やむにやまれぬ事情から自宅にひとりでいることになってしまった
という設定のほうがいいと思うのですが。
本筋とはなんの関係もない「黒十字」の看護婦ばばあとか、
サラの自宅の番地が「666」だったりする悪ふざけは
嫌いじゃありません。

さて、ついに現れた「女」(ベアトリス・ダル)
最初は電話を貸してほしいと嘘をついていたのですが、
怪しいと判断したサラが断ると
ガラスを破壊するという、ものすごい乱暴な展開。
いやこれも、サラが仕方なく招き入れてしまった女が
徐々に正体を明らかにしていくほうがいいと思うのじゃが。
そしていつのまにか家の中に侵入完了している女……。

という感じで、脚本がかなり大雑把で
スリラーとしての気配りやディティールの積み重ねは感じられません。
間抜けすぎる警察はつぎつぎと殺され、
同僚の死体を発見した刑事は、無線で応援を呼ぶわけでもなく、
助けたばかりのサラをすぐにひとりにさせてしまいます。
突然登場する、サラが反撃に使うスプレー缶は、
伏線として一度でも見せとけばいいのにと思ってしまいます。

また、突然サラが自分で自分の喉を棒針で突き刺し、
直後にガムテープで首を縛る
ので
頭の中が?????で埋め尽くされましたが、
どうやらあれは、呼吸困難になったサラが
喉に穴を開けて気道を確保し、ガムテープで止血したんだとか。
なんで急に、そんな百戦錬磨のプロ兵士みたいなことを……。

でもまあ、本作が本当にやりたいことは
緻密なスリラーではなく、ゴアシーンのほうなんでしょう。
ゴアシーンだけに注目すれば、結構イケてます。
女の武器がハサミなのも、攻撃する部位も
痛さ表現にこだわりが感じられて、ナイス。
最大のゴアシーンは、
サラのお腹をハサミで裂いて赤ん坊を取り出す……というシーンで
嫌悪感たっぷり。

サラを襲った女は、サラの交通事故の相手の車を運転していた人物で
彼女もまた妊娠中だったものの、事故で流産してしまい、
それじゃあってんで、サラの子供を奪いに来たのでした。
……でもさあ、それならさあ、
サラが出産した後で赤ちゃんを誘拐するほうが
こんなに大変なことにならずにすむと思うんだけどなぁ。

もう1日待てないかなぁ。





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2017.01.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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