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ファイナル・デッドサーキット

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(原題:The Final Destination 2009年/アメリカ 82分)
監督:デビッド・リチャード・エリス 脚本/エリック・ブレス
出演/ボビー・カンポ、シャンテル・バンサンテン、ヘイリー・ウェブ、クリスタ・アレン、アンドリュー・フィセラ、ニック・ザーノ

概要とあらすじ
全編フルデジタル3Dによる、逃れられない「死の運命」と戦う若者を描く「ファイナル」シリーズの第4弾。監督は第2弾の「デッドコースター」でメガホンを取ったデビッド・リチャード・エリス。卒業間近の大学生カップルのニックとローリは、友人たちとサーキット場でダブルデートを楽しんでいた。レースの盛り上がりが最高潮を迎えたとき、ニックは恐ろしい予知夢を見る。(映画.comより



本シリーズで最低の出来?

シリーズ4作目の『ファイナル・デッドサーキット』
そもそも3Dなので、飛び出す演出がいっぱいありますが、
演出を効果的にするためのツールとしての3Dではなく、
3D効果を生かすために採用された演出に
げんなりするのは僕だけでしょうか。
監督は2作目『デッドコースター』デビッド・リチャード・エリス
1作目3作目の監督ジェームズ・ウォンと
かわりばんこに監督する取り決めでもあるんでしょうか。
とにかく個人的には、ふたりの監督の力量の差は
歴然としていているように思えます。

前作『ファイナル・デッドコースター』の最初の舞台は
遊園地のジェットコースターで、
スリルを楽しむためのものだけど安全だから大丈夫
という場所でした。
スリルに対する不安が現実になったらどうする? というのが
観客に恐怖のリアリティーを与えていたと思うのですが、
本作の最初の舞台はサーキット場です。
このような、あらかじめ死に至る事故の可能性が
くんくんに詰まった場所
というのは
本シリーズにおいて好都合なようにみえて
じつは興味を削いでしまっているのではないでしょうか。
もともと死の匂いがするサーキット場で死者が出ても、
さほど意外性がないのです。
作り手とすれば都合がいいのかもしれませんが。

あいかわらず、主人公が予知夢を見るのですが、
ことごとく事態を未然に防ぐための役に立っておらず、
後出しジャンケンに終始しています。
シリーズ史上、もっともどうでもいい主人公です。

まあ、本シリーズは死に様ポルノですから、
面白い死に方を見せてくれればOKなのですが、
その点においてもアイデアに乏しく、
ものが落ちて何らかのスイッチを押す、
水と電気が接触するとかの繰り返しで
ピタゴラスイッチ的な楽しみを感じさせてくれません。

オープニング・タイトルの
レントゲン写真のような映像
これまでのシリーズでの死者をなぞるような演出が観られましたが
皆さんご存じのアレですよ〜感が強すぎて、
シリーズの魅力を逸脱したり、超越したりしようという
意欲がまったく感じられません。

クライマックスの映画館での爆発も
主人公がひとりでじたばたして惨事を未然に防いだけれど、
その行為の証人となる人物は誰もおらず、
映画館の観客にとってはいつも通りに映画を観ていただけなので
これっぽっちも難を逃れたカタルシスがありません。

本シリーズで最低の出来ではないでしょうか。
(ま、もう一本あるけど)





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