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混血児リカ ひとりゆくさすらい旅

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(1973年/日本 83分)
監督/中平康 脚本/新藤兼人 原作/凡天太郎 製作/安西一人、高島道吉 撮影/杉田安久利 美術/阿部三郎 音楽/竹村次郎 録音/アオイスタジオ 照明/岡本健一 編集/近藤光雄
出演/青木リカ、峰岸徹、浜かおる、殿山泰司、高木均、鈴木瑞穂、藤木孝、柄沢英二、加地健太郎、西優一、田崎晴彦、大月ウルフ、としかずみ、小池栄、宗田政美、野々深知、山本武、久保幸一、八木昌子、高峰敬夫、村田美智子、鈴木やすし

概要とあらすじ
“混血児リカ”シリーズ二作目。謎の事件を追って、横浜から東北の八戸へと飛んだリカが、権力や暴力に向って戦いを挑み、自由奔放な大活躍をする。原作は凡天太郎の同名の劇画。久し振りに横浜へ戻ったリカを、一人の少女が呼びとめた。彼女、ミドリは、東北の市の沢に住むリカの親友・花子の使いでやって来たのである。ミドリは「花子さんが狂人になった」と声を密めて言った瞬間、何者かに拳銃で射たれて死んでしまった……(映画.comより抜粋



好事家はどうぞ。

『混血児リカ』シリーズの二作目、
『混血児リカ ひとりゆくさすらい旅』は、
第1作と比べてエロ要素が少ないかわりに
エンターテイメント色がさらに強まっておりまして、
楽しくなるのは一向に構わないのですが、
展開のはちゃめちゃぶりまで加速しています。

冒頭、いきなりリカ(青木リカ)が更正施設から脱走すると
前作からリカと仲のよかった黒人ハーフの花子(宗田政美)
大変なことになっていることを伝えに来た女性が喫茶店で射殺され、
リカに追い詰められたその犯人が格闘の末に海に飛び込むと
自分の持っていたドスで自殺してしまう……。
というまでの流れが異常なほど早く、あっけにとられます。

東北にいるという花子を助けるために
列車に乗り込んだリカが
おいなりさんやホットドッグやそばを食っている間、
次々と刺客が現れるのですが、
軽々とホームから線路に突き落として殺すリカ。
ひとつひとつが結構な事件になりそうなものですが
さらりと流されます。
目元のアップが繰り返されて、
なにやら悪いやつがいるらしいということはわかるのですが、
誰が誰だか、よくわかりません。

花子は売り飛ばされるのを避けるために
キチガイのふりをして精神病院に隠れていたのですが、
まあ、そんなことはどうでもよくて
地元のヤクザや警察、実業家らが手を組んで
覚醒剤を密輸するために東北丸という船を爆破して
沈めてしまったという大事件へと話が広がり、
当然のごとく、リカは真相解明に乗り出すのでした。

キャバレーで一悶着あったあと、
仲良くなったシンガーとリカが歩いていると、
突然現れた東北丸の機関長だという男とそれを追う複数の輩たち。
わあわあいうたあと、輩に取り囲まれた機関長は首チョンパ。
しかも胴体がないという不思議……。
それでも、これもたいした事件にはなりません。
浜辺を歩いていたリカとシンガーは
あっけらかんとしたレイプ集団に襲われますが、
シンガーがオカマだったというコメディを
テロップで表現する
という、
ある種の斬新さに腰を抜かします。

警察やヤクザも手玉に取る一番の悪党は
海運会社の田中(高木均)なのですが、
その極悪非道ぶりよりも
ムーミンパパやトトロを演じた高木均の声の艶やかさにうっとり。

リカに追い詰められたヤクザが
ことごとく自殺してしまうのも不可解ですが、
リカに刺客を差し向けた女組長(浜かおる)
「あいつ(刺客)がどうして死んだか教えておくれ」と聞くので
「自分で腹を刺して海に落ちたよ」とリカが応えると
「よし、それじゃあ、ドス」と子分に命じて
リカを攻撃させるのは、まったく理屈がわかりません。

キラーン! という効果音と共に
何度も目元だけ登場していた謎の救世主は峰岸徹
学生だったけど、警察署長になったおじさんが刑事やれっていうから
いまだけ刑事やってる
という、ものすごくいい加減な存在ですが
いつも男を蹴散らすリカが女の顔を見せ、
惚れるに値する男としての役回りです。

ラストは前作同様、ハーレーを走らせるリカと
ジープを駆る峰岸徹をパトカーが追っかけてジ・エンド。
好事家はどうぞ。





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