" />

喰女 クイメ

kuime.jpg



(2014年/日本 94分)
監督/三池崇史 企画/市川海老蔵、中沢敏明 原作・脚本/山岸きくみ 音楽/遠藤浩二 撮影/北信康 照明/渡部嘉 録音/中村淳 装飾/坂本朗 編集/山下健治
出演/市川海老蔵、柴咲コウ、伊藤英明、中西美帆、マイコ、根岸季衣、勝野洋、古谷一行

概要とあらすじ
歌舞伎俳優の市川海老蔵が企画・主演を務め、鶴屋南北の歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」をモチーフに、虚構と現実の境を超えた恐怖に陥る男の姿を描いたサスペンスホラー。監督は、海老蔵主演の「一命」でもメガホンをとった三池崇史。俳優の長谷川浩介は舞台「真四谷怪談」で主人公の伊右衛門役に抜てきされ、恋人でスター女優の後藤美雪と共演することになる。美雪の推薦もあって大役を射止めたにもかかわらず、共演女優との浮気を繰り返す浩介に対し、お岩を演じる美雪は嫉妬や疑心を募らせ、やがてその愛憎は舞台と現実との境界を超えていく。お岩を演じる美雪役に柴咲コウ、美雪の元カレの俳優に伊藤英明、新人女優役に中西美帆。(映画.comより



眠くなるホラー映画

三池崇史監督作品が好きなワタクシですが
なんとな〜く嫌な感じ(すなわちつまんなそうな感じ)がして
避けていた『喰女 クイメ』をやっとこさ観てみたら
やっぱり最初の嫌な感じそのままの作品だったので
おれの直感、当たった! と
思った次第です。

演劇『真四谷怪談』の主役を務める
伊右衛門役の長谷川(市川海老蔵)
お岩役の美雪(柴咲コウ)は、私生活でもデキていて、
芝居で演じる役柄と現実がオーバーラップして……
というお話は、予想通りで
しかもその予想の範疇をちっとも逸脱してくれません。
公開当時、本作は
「やんちゃ」な市川海老蔵のセルフ・パロディとか言われていて
猛烈にゴシップ好きなひとでない限り、
そんなことはどうでもよく、
あくまで作品内においてハマっているかどうかが重要なのですが
市川海老蔵の演技とこもった声は
どうもしっくりきませんでした。

まあ、展開がありきたりな以上、
肝心なのは芝居と現実の交錯ぐあいだと思うのですが
なにしろそこが面白くもなんともない。
ほとんどは芝居の稽古シーンで
観客を前にして演じている緊張感がないし、
現実パートは、ほぼ海老蔵と柴咲のプライベートなので
舞台のスタッフたちの反応も描かれません。

女ったらしの伊右衛門=海老蔵は
共演者やマネージャーにも手をつけようとし、
柴咲コウは嫉妬の炎を燃やすことで
お岩と同化していく、ということだと思うのですが、
柴咲コウの嫉妬心や執着心が
やがて狂気に至るほど強いという描写がないので
非常に強引に感じてしまいます。
この役に一発逆転の望みを賭けている売れない女優ならまだしも、
暮らしぶりからみれば柴咲コウはすっかりスター女優なので
「お岩」という役に対する執着は
海老蔵との恋愛沙汰のみに限定されてしまう
のも
本作の薄っぺらさの一因ではないでしょうか。

どうやら海老蔵の子供を身ごもっているらしい柴咲コウは
おそらくそのせいで大量のパスタを食べたりしているんでしょうけど、
海老蔵にほかの女がいることを悟ると
「早く出てきてもらわないといけなくなった」
フォークで自分のま●こをほじくり回すのですが
早く出産したいのか堕胎したいのかわからず、
こちとら混乱するばかり。
ていうか、彼女の嫉妬心からくる攻撃が
なぜ海老蔵が関わった女性に向かわないのか、疑問。

舞台上で首チョンパされた海老蔵の首を
黒子が片付ける
のは面白かったのですが、
現実にも首チョンパされた海老蔵の頭を
柴咲コウがニヤリとしながら足で弄ぶラストは
これっぽっちもピンときませんでした。
海老蔵を懲らしめたいなら
切るのは首じゃなくて、チンポじゃないの??

舞台美術の美しさがせめてもの救いですが、
脚本にも演出にも意外性がなく、
眠くなるホラー映画でした。





にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 
↑お気に召したらクリックしていただけますと、もんどりうって喜びます。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

のほうず

のほうず
映画が好きで観るのはいいが、
かたっぱしから忘れていくので
オツムのリハビリ的ブログ。
******************
当ブログの文章・画像およびイラストの無断転載を禁じます。引用される場合は、出典の表記と当ブログへのリンクを設定してください。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

お気に召したら
クリックお願いします。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

スポンサードリンク

↓過去の記事はこちらから!↓

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンタ