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インシディアス

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(原題:Insidious 2010年/アメリカ 103分)
監督/ジェームズ・ワン 脚本/リー・ワネル 製/作ジェイソン・ブラム、スティーブン・シュナイダー、オーレン・ペリ 撮影/ジョン・R・レオネッティ、デビッド・M・ブルーワー 美術/アーロン・シムズ 編集/ジェームズ・ワン、カーク・モッリ 音楽/ジョセフ・ビシャラ
出演/パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン、リン・シェイ、リー・ワネル、バーバラ・ハーシー、タイ・シンプキンス、アンガス・サンプソン

概要とあらすじ
「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンが監督、リー・ワネルが脚本を手がけ、「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリが製作を担当したホラー。ルネとジョシュの夫婦は、とある古い一軒家に引越す。しかし不審な出来事が相次ぎ、息子のダルトンがハシゴから転落して昏睡状態に陥ってしまう。不吉に思ったルネとジョシュはすぐに新しい家に引越すが、一家にはすでに見えない何かがとりついていた……。主演は「28週後...」のローズ・バーンと「リトル・チルドレン」のパトリック・ウィルソン。(映画.comより



幽体離脱で、父になる

実際に恐ろしいことが起きたときよりも、
なにか恐ろしいことが起きるんじゃないかと
疑心暗鬼になっているときが一番怖い、を
典型的に表現した『インシディアス』

『ソウ』で名をあげたジェームズ・ワン監督
俺さまは残酷な表現だけしかできないわけじゃないんだぜと
意気込んだ(と思しき)本作。
前半、たっぷりと時間を使って
なんとな〜く怖い雰囲気を熟成していくさまは
我々日本人にはなじみ深いJホラー的、というか心霊写真的。
恐怖をあおるシーンでは、必ずといっていいほど
何かが登場しないと埋まらないような余白を持った
構図になっています。
このような場合、観客は
本来の被写体である登場人物よりも余白のほうに意識がおよび、
直後に現れるかもしれないまがまがしいであろう何かを
自ら勝手に予測して身体を硬くするので
この手法がうまく効果を上げれば
なーんにも起こらなくても怖いのです。

『インシディアス』は
たまたま引っ越した先に悪霊がいて呪われたという
ハウスもの(?)と見せかけて
幽体離脱の体質を持つ親子の物語。
近年、家族を守るために勇敢に戦うのは
女性(母)の場合が多いですが、本作では父親です。
父親の自覚を芽生えさせた男性が
家族を守るために奮闘する物語です。

文字通り、自分のお腹を痛めて子供を産む女性は
意識せずとも母親となりますが、
男性の場合は、父親になることを意識しなければなりません。
一見、ジョシュ(パトリック・ウィルソン)
妻のルネ(ローズ・バーン)に理解的にみえるものの、
家事と育児にまつわる雑事はルネにまかせっきりで
家庭に面倒なことが起きると、
残業と称して帰宅を遅らせ、逃避します。

原因不明の昏睡状態に陥った
ダルトン(タイ・シンプキンス)を救うために
ジョシュが立ち上がるのは、
幼い頃のジョシュが幽体離脱体質で
それがダルトンに遺伝したから。
これはジョシュが自分が父親だと自覚し、
腹をくくるのに十分な理由です。

おばけ、といっちゃうと元も子もないけれど
それぞれ関連があるのかないのかよくわからない幽霊たちが
唐突に登場するときは素直にビビります。
しゃくに障るけど、うまいとしか言いようがありません。
また、「彼方」へとダルトンの魂を探しに行った
ジョシュの魂がこの世に戻ってくるまでの
間に合うのか、間に合わないのかのサスペンス
素直にハラハラドキドキです。ハラドキです。

ラストの後味の悪さもグッド。
そして、続くのね。





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