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モンスターズ 地球外生命体

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(原題:Monsters 2010年/イギリス 94分)
監督・脚本・撮影・特殊効果/ギャレス・エドワーズ 製作/アラン・ニブロ、ジェームズ・リチャードソン 編集/コリン・グーディ 音楽/ジョン・ホプキンス
出演/スクート・マクネイリーアンドリュー・コールダー
ホイットニー・エイブルサマンサ・ワインデン

概要とあらすじ
主にTV番組のVFXスタッフとして活動していた新鋭ギャレス・エドワーズ監督が、わずか1万5000ドルの低予算で完成させ話題となったSFモンスター映画。地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が、大気圏突入時にメキシコ上空で大破。その直後から謎の生物が増殖し、メキシコの半分が危険地帯として隔離される。6年後、メキシコでスクープを狙うカメラマンのコールダーは、上司から現地でケガをした社長令嬢をアメリカ国境まで送り届けろとの命を受けるが……。本作が評価されたエドワーズは、ハリウッド版「GODZILLA」(2014)の監督に抜擢された。(映画.comより



女性が「帰りたくない」というときは

ギャレス・エドワーズ
『GODZILLA(2014)』の監督に抜擢される
きっかけとなった『モンスターズ 地球外生命体』

とにかく低予算だということが謳われていて
映画.comでは「総製作費わずか1万5000ドル」(≒160万円)と
されているものの、wikipediaによると
1万5000ドルは設備機材費で、製作費は50万ドル(≒5500万円)。
ま、それでもかなーり少ないですけど、
余計なミスリードはいかんね。
エンドロールで流れる本作に関わった人たちの数からすれば
あんた、160万円じゃ弁当も出んよ。

予算の大小が映画の面白さとは関係がないとはいえ、
予算が足りないことを理由に、画的にどうにもこうにも迫力がなく、
ショボくなってしまうのではいけません。
そこで、ギャレスは考えた。(たぶん)
モンスターが大挙襲来して群衆が逃げ惑う、
破壊と殺戮を見せ場にするのではなく、
モンスターそのものはチラ見せにとどめ、
モンスターが襲ってくるかもしれない恐怖を背景にしたのです。
このチラ見せぐあいが、
『GODZILLA』の監督に抜擢された理由ではなかろうか。

本作のどストレートなタイトルからすれば、
モンスター・パニックものを想像するのも当然ですが、
本作はラブストーリーであり、ロードムービーです。
じゃあ最初から、モンスターなど登場しない物語を
考えればいいじゃないかと思うかもしれませんが、
そこはほれ、ギャレスはモンスターが好きだから。(たぶん)

本作のモンスターの造形は、
タコもしくはイカ型の古式ゆかしきデザインですが、
アメリカとメキシコの国境が危険地帯として分断されるのは
麻薬カルテルの存在を揶揄しているように
感じないわけではありません。
「外から見れば、アメリカは違って見える」なんて言うのは
ギャレス監督がイギリス人だからこそでしょうか。
本当に恐ろしいのはモンスターではなく、
一般市民を巻き添えにしてでもモンスターを駆逐しようとする
米軍だという社会批判的側面も。
後半で登場する、荒れ果てたアメリカ国内の町は
カトリーナ後のニューオリンズか。

新聞社のカメラマン、コールダー(スクート・マクネイリー)
新聞社社長令嬢のサム(ホイットニー・エイブル)
恋に落ちるであろうことは容易に予測され、
ふたりが一杯やるために夜の町にくりだすシーンは
完全にデート。いちゃいちゃしやがって。
ちなみに、サム役のホイットニー・エイブルは
結構、僕の好みです。どうでもいいですか、そうですか。

社長命令でサムをアメリカに送り届ける任を受けたコールダー。
コールダーは未婚だけど、かつての恋人との間に息子がいます。
サムは結婚間近のフィアンセがいるけれど、
マリッジ・ブルーなのかなんなのか、気が乗らないようす。
そんなふたりは、互いに密かに惹かれ合いながら
アメリカを目指すのですが、
アメリカ到着はすなわちふたりの別れを意味します。

すると、救助を待っていたガソリンスタンドに現れたのは
巨大なタコイカモンスター、2体。
どうやら彼らは雄雌のようで、
モンスターの愛の交歓を目撃したサムは
自分に素直に生きなきゃ♡とでも思ったのか
「帰りたくない」といい、ついにコールダーとキス。
……ま、モンスターなど現れなくとも
女性が「帰りたくない」というときは、
ま、そういうときではあります。帰してはいけません。
あとで、いろいろややこしいことになるかもしれないけれど
それはあとから考えましょう。

「危機的な状況で結ばれた二人は長続きしない」と言ってたのは
『スピード』だったか。
……幸運を祈る!!





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