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クリスティーン

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(原題:Christine 1983年/アメリカ 110分)
監督/ジョン・カーペンター 製作/リチャード・コブリッツ 原作/スティーブン・キング 脚本/ビル・フィリップス 撮影/ドナルド・M・モーガン 美術/ダニエル・ロミノ 衣装/ダリル・レビン 編集/マリオン・ロスマン 音楽/ジョン・カーペンター、アラン・ハワース
出演/キース・ゴードン、ジョン・ストックウェル、ロバート・プロスキー、ハリー・ディーン・スタントン、クリスティーン・ベルフォード、アレクサンドラ・ポール

概要とあらすじ
内気な高校生アーニーはスクラップ寸前の自動車、58年型プリマス・フューリーを買い取り、それにクリスティーンと名づける。しかしアーニーはクリスティーンの恐るべき秘密を知らなかった。不良たちによって破壊されたクリスティーンは自力で再生・修復し、復讐を開始。それは意思を持ち、自らの美を汚す者に容赦なく襲いかかる残忍な車だったのだ! 破壊不可能の車が引き起こす怪現象を描いたサスペンス・ホラー。(映画.comより



手に負えない「彼女」

気に入っている自動車や楽器を
「愛車」とか「愛機」とか呼ぶのは
たいていの場合、男性ではないでしょうか。
ましてや、それら「操るもの」に女性の名前をつけるなんざ、
少なからずマチズモの存在を感じます。

自動車に疎いので知りませんでしたが
『クリスティーン』のヒロインは
1958年型プリムス・フューリーという車で
ローマ神話の女神「フリアイ」をもじった名前だとか。
「フリアイ(≒ギリシャ神話のエリーニュス)」は
多数からなる女神で、
アレークトー(止まない者)、ティーシポネー(殺戮の復讐者)、
メガイラ(嫉妬する者)
の3つに分類されるそう。
(wikipedia)
スティーブン・キングがこの女神の定義から
本作を着想したのは明らか。
クリスティーンは工場から出荷される時点で
すでに人格らしきものを持っているので
プリムス・フューリーと名付けられたことによる宿命……
みたいなことかもしれませんな。

物語の舞台は、いたってありきたりな学園もの。
アメフト部の好青年という典型的なジョックの
デニス(ジョン・ストックウェル)
デニスに色目を使うクイーンビーのチアリーダー、
偽トラボルタみたいなやつがリーダーの不良グループ、
そして、いじめられっ子で童貞のアー二ー(キース・ゴードン)
彼らが繰り広げるほぼ恋愛沙汰中心の物語が
嫉妬深く凶暴な乙女クリスティーンに
リアリティを与えています。

アー二ーの唯一の親友デニスが
アメフトの試合中に大けがをして長期入院を余儀なくされることに
物語上の意味はありませんが
アーニーのお目付役が不在になるという
重要な機能
を果たしています。
ボロボロのクリスティーンを手に入れたアーニーが
自ら修理するうち、クリスティーンにどんどんのめりこんで
デニスがおよび知らないところで
人格からファッションまで変わってしまいます。
アーニーの変貌は、恋人クリスティーンを手に入れたことと、
修理工場の社長にメカニックの腕前を認められたことで
自信を身につけたからでしょう。
とはいえ、アーニーにとってクリスティーンは
手に負えない「彼女」だったわけですが。

クリスティーンが自ら車体を再生する特殊映像が見物です。
あと、ちょい役のハリー・ディーン・スタントン
いつもどおり、渋いぜ。



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