" />

パージ:アナーキー

ill621.jpg



(原題:The Purge: Anarchy 2014年/アメリカ 103分)
監督・脚本/ジェームズ・デモナコ 製作ジェイソン・ブラム、マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラー、セバスチャン・K・ルメルシエ 撮影/ジャック・ジョフレ 美術/ブラッド・リッカー/編集/トッド・E・ミラー、ビンス・フィリッポーネ 音楽ネ/イサン・ホワイトヘッド
出演/フランク・グリロ、カルメン・イジョゴ、ゾーイ・ソウル、ザック・ギルフォード、キエレ・サンチェス、マイケル・K・ウィリアムズ

概要とあらすじ
「1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる」という法律「パージ」により、無法地帯と化した状況下の恐怖を描いた全米ヒット作「パージ」の続編。「パージ」の発令後、車のタイヤがパンクし、逃げ遅れてしまった夫婦。何者かに拉致されそうになったところを武装した1人の男に助けられた貧しい母娘。男は「パージ」の状況下を利用し、息子を事故死させた犯人に復讐を企てていた。5人は協力し、街からの脱出を試みる。「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの製作ジェイソン・ブラムと「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイが前作に引き続き共同プロデュース。監督も前作からの続投となるジェームズ・デモナコ。息子への復讐を誓う男に「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」のフランク・グリロ。(映画.comより



第1作より面白い続編。あなめずらしや。

たいていの場合、続編というのはガッカリするものですが
こういうこともあるんですね。
弱腰かつご都合主義的だった『パージ』の続編、
『パージ:アナーキー』
前作よりずいぶん面白くなっております。

『パージ』は、人間が持つ根源的な暴力性と
格差社会が巻き起こす問題を高らかに喧伝しようとするがあまり、
望む結果を導くために用意された設定のずさんさが目立ち、
非常に残念な作品でした。
「パージ」の被害に遭う主人公家族が富裕層で
最新鋭の完璧なセキュリティー・システムを
導入しているというわりには脆弱だし、
息子がホームレスを助けてしまう動機は描かれず、
単に良心に委ねられているし、
襲ってくるのが「おれ、高学歴っす」と自己紹介するようなやつで
対立構造も曖昧になっていました。

本作で「パージ」のターゲットになるのは
富裕層というわけではない一般的もしくは弱者側のひとたち。
だからして、家の防備が甘かったり、
戦闘に慣れていなかったりしても、ま、不思議ではありません。
しかも、それぞれの事情を持つ3組の登場人物たちが
図らずも集団行動する
はめに陥るので
物語に幅というか、そんなやつが出ています。

あんまり頼りないやつばっかりでも仕方ないっつうんで
殺された息子の復讐を企てている警察官(フランク・グリロ)
ボディー・ガードの役回りで加わります。
もったいないと思うのは、
この男の事情を最初にご丁寧に説明してしまっていること。
彼の目的は終盤になってようやく明らかになるほうが
もっと楽しめたのではないかと思います。

離婚寸前の夫婦の旦那が、絵に描いたような軽率な男で
やっぱり最初に殺されてしまいますが
妻の冷め切った気持ちが
逃走を続けるうちに温まってきたりするサブ・ストーリー

味付けとして効果的でしょう。

で、セレブがお戯れに殺人ゲームをするという、
既視感バリバリな展開。

それでも、前作のもやもやを考えると
この分かりやすい対立構造にはむしろ好意的です。
セレブという言葉は、「殺してもいい奴」という意味ですから
がぜん感情移入できようというもの。
そして、窮地に陥った主人公たちを助けにくるのが
レジスタンスたち。
いやぁ、わかりやすい。

最後に、警察官は自分の復讐を果たそうと
加害者の家に侵入するものの、殺すことはありませんでした。
(ま、このシーンなんかも簡単に家に入れちゃうし、
 こんな特別危険な夜なのに
 加害者夫婦は口を開けてスーピー寝てたりする
のが
 緊迫感をそぐのだよ。普通は眠れないだろ、こんな日)
登場人物がわりと簡単に改心しちゃうところは
前作から引き継ぐいまいちなところです。

ま、あいかわらず
きれい事に収束する露悪的な作品で、
深みと呼べるようなものはありませんが
クライム・ムービーとしては悪くないのではあるまいか。





にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 
↑お気に召したらクリックしていただけますと、もんどりうって喜びます。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

のほうず

のほうず
映画が好きで観るのはいいが、
かたっぱしから忘れていくので
オツムのリハビリ的ブログ。
******************
当ブログの文章・画像およびイラストの無断転載を禁じます。引用される場合は、出典の表記と当ブログへのリンクを設定してください。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

お気に召したら
クリックお願いします。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

スポンサードリンク

↓過去の記事はこちらから!↓

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンタ