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エージェント・ウルトラ

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(原題:American Ultra 2015年/アメリカ 96分)
監督/ニマ・ヌリザデ 製作/アンソニー・ブレグマン、ケビン・フレイクス、デビッド・アルパート 脚本/マックス・ランディス 撮影/マイケル・ボンビレイン 美術/リチャード・ブリッジランド 衣装/デビッド・C・ロビンソン 編集/ビル・パンコウ、アンドリュー・マーカス音楽/マーセロ・ザーボス、ポール・ハートノール
出演/ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、トファー・グレイス、コニー・ブリットン、ウォルトン・ゴギンズ、ジョン・レグイザモ、ビル・プルマン、トニー・ヘイル

概要とあらすじ
「アドベンチャーランドへようこそ」でも顔をあわせたジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートが再共演を果たしたアクションラブコメディ。CIAが極秘裏に行っていたと言われるマインドコントロール・プログラム「MKウルトラ計画」を題材に、ダメ男が最強エージェントとして覚醒することから起こる騒動を描いた。日々をのらりくらりと過ごしてきたダメ男のマイクは、恋人フィービーに最高のプロポーズをしようと決心するが、なかなかうまくいかない。そんなある日、アルバイト先のコンビニで店番をしていたところ、謎の暗号を聞かされたマイクは、眠っていた能力が覚醒。スプーン1本で2人の暴漢を倒してしまう。実はマイクは、CIAが極秘計画でトレーニングされたエージェントだった。マイクは、計画の封印を目論むCIAに命を狙われることになるが……。(映画.comより



もっとギブミーケレン味プリーズ

『ゾンビランド』や『キック・アス』が
好きなあなたに!
……みたいな惹句をどこかで見かけた
『エージェント・ウルトラ』
件の2作が好きなあなたのうちの一人であるわたしは
当然観ますのよ、そりゃ。

ニマ・ヌリザデ監督のことはよく知らないんだけど、
脚本が『クロニクル』
マックス・ランディス(ジョン・ランディスの息子)となれば
期待値が上がろうというもの。
サエない男がじつはとんでもない能力に目覚める
という点において、物語は『クロニクル』と同じで
マックスさんにはどうも強い変身願望がおありのもよう。

で、サエない主人公マイクに扮するのは
ジェシー・アイゼンバーグ
このあたりは鉄板ですね。
『ゾンビランド』でも『嗤う分身』でも
なんなら『ソーシャル・ネットワーク』でも
彼がサエていたことなど一度もありません。

そんなサエない男と同棲している彼女が
フィービー(クリステン・スチュワート)
クリステンさんはなんと、『パニック・ルーム(2002)』の娘役!
いつのまにか、大きくなったのぅ……

スーパーでバイトをしているマイクは
ハッパと落書きが大好きなボンクラ。
にもかかわらず、フィービーにプロポーズしようとしています。
できるだけ最高のシチュエーションで
プロポーズしたいマイクはハワイ旅行を計画しますが
マイクには街から出ようとすると
パニックになる障害があった
のでした。
もちろん、それもCIAによってプログラムされたもの。

本作の題材になっているのは、
実際にCIAが行なっていたとされる
マインドコントロール・プログラム「MKウルトラ計画」
LSDなどを使用しつつ被験者の同意なく洗脳し、
忠実な殺人マシーンを育成しようとする計画です。
人間のことをなんだと思ってらっしゃるんでしょうか。
国家って、一体なんでごわすか?

ほとんどの場合、
「MKウルトラ計画」の被験者たちは精神に異常をきたし、
この計画は失敗に終わった(とされている)わけですが
唯一の成功例だったマイクは記憶を消され、
へんぴな街に閉じ込められて、
監視役としてかわいい彼女をあてがわれたのでした。

で、あんな失敗した計画の生き残りなんか消したほうがよくね?
というCIAのイェーツ(トファー・グレイス)
独自の「タフガイ」計画を推し進めるために
マイク抹殺を企て、次々に刺客を送り込むのです。
(正直にいうと、映画を観ている最中は
 イェーツがマイクを狙っている根拠が
 いまいちわかりませんでした)

イェーツの計画を阻止しようと暗躍するのが
ラセター(コニー・ブリットン)なんですが
本作のCIA職員たちの規律と統率のなさったら半端ありません。
そもそも、事務方上がりのイェーツの計画も独断だし、
それを阻むラセターの行動も独断。
ラセターの部下の男もドローン攻撃やめちゃうし、
監視役だったフィービーは
マイクに惚れちゃった挙げ句に命令に背いて居残るし、
もう指令系統的なものがズタボロなのです。
こんなことでいいんでしょうか、CIA。

まあ、基本的にはコメディですから
そんな細かい齟齬があっても一向に構わないのですが
いかにも笑わそうとするセリフやシーンが散発すぎて
ボケてんのか、マジなのか、はっきりしないところが多く、
やりとり自体は面白いのに残念。
この監督にコメディ・センスはあんまりないんじゃないでしょうか。
次々といろんなことが起こるんだけど
全体を通しての緩急の起伏ものっぺりした印象でした。

マイクが、スプーンやちりとりやフライパンなどなど、
身のまわりのものを武器にして戦うアイデアは面白いし、
ホームセンターでの格闘は
ちょいと『イコライザー』が入ってるけど
それなりに興奮しましたが
もっとケレン味がほしい。
もっと「いよっ!」と声をかけたくなるような
かっこいい画をみたかったというのが正直なところ。
あと、マイクが自分に殺人マシーンとしての能力があることを
もう少し早く自覚してもよかったんじゃないかな、と思いました。

痛めつけられてボロボロの顔をした
マイクとフィービーが結婚を誓い合い、
キスするシーン
は、ベタだけど素直にうっとりしたし、
どうにもこうにもつまらない作品ではありませんが
『ゾンビランド』や『キック・アス』には
及ばないかな。残念ながら。





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コメント

eee

映画とrealの区別がつかない中2の
意識。魚拓に登録して孫子の代まで
追跡して、皆で笑おう。

2017/01/23 (月) 12:41:54 | URL | dd #j7kPgX2Q [ 編集 ]

Re: eee

↑バカまるだし。かわいそうに。

2017/01/24 (火) 22:19:55 | URL | のほうず #- [ 編集 ]

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