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ムーン・ウォーカーズ

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(原題:Moonwalkers 2015年/フランス・ベルギー合作 94分)
監督/アントワーヌ・バルドー=ジャケ 製作/ジョルジュ・ベルマン 原案/アントワーヌ・バルドー=ジャケ 脚本/ディーン・クレイグ 音楽/カスパー・ワインディング、アレックス・ゴーファー
出演/ロン・パールマン、ルパート・グリント、ロバート・シーハン、スティーブン・キャンベル・ムーア、エリック・ランパール、ケビン・ビショップ、トム・オーデナールト、エリカ・セント

概要とあらすじ
アポロ11号の月面着陸映像は、スタンリー・キューブリックによる捏造だったという都市伝説をベースにしたブラックコメディ。1969年、いっこうに月面着陸成功の気配がないNASAにしびれを切らしたアメリカ政府は、キューブリック監督に月面着陸映像捏造を依頼することに。ロンドンに送り込まれたCIA諜報員キッドマンは、たまたまエージェントオフィスに居合わせた借金まみれの男ジョニーに制作費をだまし取られてしまう。自分がだまされたことに気づいたキッドマンはジョニーから金を奪い返しに向かうのだが……。ジョニー役に「ハリー・ポッター」シリーズのロン役で知られるルパート・グリント。キッドマン役に「ヘルボーイ」シリーズのロン・パールマン。監督はCM界で活躍するアントワーヌ・バルドー=ジャケ。(映画.comより



ま、あくまでライトに笑っとけば

「アポロ11号の月面着陸映像は、
 スタンリー・キューブリックによる捏造だった」

という都市伝説に着想を得て作られた
『ムーン・ウォーカーズ』

まことしやかに語られるこの陰謀論については
キューブリックにまつわる謎に迫ったドキュメンタリー、
『ROOM237』などに詳しく、
『シャイニング』で三輪車に乗っている子どもの
着ているセーターがアポロ11号の絵柄だったりすることが
キューブリックが残したサインだとして語られています。
で、その都市伝説が本当だったら? というのが本作。

まあ、コメディなので
細かいことにケチをつけるのは野暮かもしれませんが、
序盤でのCIA諜報員キッドマン(ロン・パールマン)
マヌケっぷりはいかがなもんでしょう。
キューブリックになりすました男を描いた
『アイ・アム・キューブリック!(2005)』なんて映画もあったし、
キューブリックの偽物を本物だと信じ込んでしまうのは
まあまあ許せます。
(飛行機で隣に座ったうるさいおっさんのせいで
 キューブリックの写真がダメになったという設定があるとはいえ、
 CIA諜報員なら、キューブリックの顔を
 既に頭に焼き付けていても不思議ではないと思うが)
とはいえ、キューブリックのマネージメントをする会社の一室に
ふらっと入ってきて
「お前が(マネージャーの)デレク・ケイか?」
「はい、そうです」
って言われたからって、すぐに鵜呑みにしてどうする。

どうみてもちゃらんぽらんなジョニー(ルパート・グリント)
偽キューブリックのふたりに対面しても
疑いもせず信用し、大金を渡してしまうキッドマン。
せめて偽キューブリックになったジャンキーが
キューブリックおたくで異常に詳細なエピソードを語るとか、
これならキッドマンもだまされても仕方ないと
思わせて欲しいところ。

一応、キッドマンはベトナム帰りのPTSD持ち
時折ベトコンの幻をみては朦朧とするのですが
それならなおさら、CIA諜報員としてどうなのよと思うし、
とにかく、マヌケなやつがヘマをしても
笑えないのです。


そんな導入部分で、いまいちノレない部分があったものの、
街のギャングから金を取り戻したあと、
ジャンキー映画監督レナータス(トム・オーデナールト)
代役を務めて撮影が始まる後半は
60年代ファッションに身を包んだおねーちゃんや、
ラリっておっぱいまるだしのおねーちゃん
が大量に登場して
それなりに盛り上がります。
なかでも、キッドマンを「エンジェル」だと見初める
エラ(エリカ・セント)のエロ美しさは抜群。

アクション・シーンもなかなかの出来で
簡単に頭がぶっとんじゃう殺され方もよかったし、
CIA対ギャングが床に寝そべった状態でがんがん撃ち合うシーン
アガりました。
ただ、近距離から撃たれて頭がぶっとんだりするわりには、
ナタで殺したりする瞬間は見せなかったり、
いまいちこの監督のゴア基準がよくわかりませんでしたが。

トイレでの格闘シーンや
レナータスの屋敷の階段を上っていくシーンで
キューブリック・オマージュらしきものがみられましたが
全体的にはキューブリック的な演出を再現することに
重きを置いていないように感じました。
むしろ60年代カルチャーの再現のほうが目的なのかもしれません。

最終的に撮影が開始される月面着陸映像の笑いにしても
物足りない感が半端ないけど
あくまでライトに楽しむべきなんでしょう。





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