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スピーシーズ 種の起源

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(原題:Species 1995年/アメリカ 108分)
監督/ロジャー・ドナルドソン 脚本/デニス・フェルドマン 製作/フランク・マンキューソ・Jr.、デニス・フェルドマン キャラクター・デザイン/H・R・ギーガー 撮影/アンジェイ・バートコウィアク 美術/ジョン・ムート 音楽/クリストファー・ヤング 編集/コンラッド・バフ 衣装/デザインジョー・I・トンプキンス 特殊効果/スティーヴ・ジョンソン ビジュアルエフェクツ・スーパーバイザー/リチャード・エドランド 特殊/メイクスティーヴ・ジョンソン
出演/ベン・キングズレー、マイケル・マドセン、アルフレッド・モリーナ、フォレスト・ウィテカー、マージ・ヘルゲンバーガー、ナターシャ・ヘンストリッジ、ミシェル・ウィリアムズ、

概要とあらすじ
宇宙からの信号に基づくDNA操作実験によって生まれた、“新たな種”の恐怖を描くSFホラー。エロティシズムの強調と、ベテラン勢が結集したSFXが見もの。監督は「カクテル」「ゲッタウェイ(1994)」のロジャー・ドナルドソン。約20年前、宇宙に向けて人類が発信したメッセージに返事が帰ってきた。遠い宇宙の彼方の知的生命体は、遺伝子の基であるDNAの不思議な配列を返信していた。フィッチ(ベン・キングスレイ)率いる科学者グループは秘密研究所で、謎のDNAと人類のDNAを結合させる極秘実験を行う。DNAを注入された卵子はわずか数週間で女性の胎児、そして赤ん坊から少女へと成長を遂げた。科学者たちは彼女をシルと命名するが、やがて彼女の危険性を見抜き、抹殺しようとする…(映画.comより抜粋



男にとって、女は宇宙人

大人になれない大人たちの夜を彩る
『スピーシーズ 種の起源』でございます。

大人になれない大人とは、
大抵の場合、男性のことですが
超美人のエロい地球外生命体という発想そのものが
中二男子的で、
科学者のフィッチ(ベン・キングズレー)
DNA操作によって作り出す新種の「人間」を
女性にした理由が「従順で制御しやすいから」というのが
すでにガキの発想なのです。
男性が女性を「扱いにくくて手に負えない」と知るには
かなりの時間と経験が必要なのです。
僕は、フィッチは童貞だと睨んでいます。

「地球外知能探査計画」なるものによって
地球外生命体とコンタクトを取ることができた科学者たちは
エネルギーが無限に生成できるチタンの合成方法と
特殊なDNAの配列を教えてもらいました。
チタンの合成方法がいかにも地球の人類にとって有益なのは
いわゆる釣りでしょう。
DNAの配列のほうが「邪悪な」地球外生命体の
本当の目的なのでしょう。

その釣りに見事にひっかかったフィッチたち研究者グループは
ひとりの少女を作り出し、
飼い慣らそうとしていたものの、
みるみるうちに成長する少女シル(ミシェル・ウィリアムズ)
脅威を感じ、
殺処分を試みるもあえなく脱走されてしまいます。
ものすごい規模の軍隊が追跡にあたりますが、
それならなぜ前もって警備を厳重に……なんてことは
考えてはいけません。

シルを捕まえるか殺すかしなければいけないのですが、
隠密行動を強いられている研究者グループは
各方面の4人のブレーンを呼び集めます。
その4人が、人類学者アーデン(アルフレッド・モリーナ)、
分子生物学者のローラ(マーグ・ヘルゲンバーガー)、
予知能力があるダン(フォレスト・ウィテカー)、
殺し屋のプレス(マイケル・マドセン)

B級ホラーでは、なかなかみられない豪華な顔ぶれです。
ぐるりと見渡せば、
自ずから人類学者アーデンに死亡フラグが立っているのが
わかります。

いくら隠密だからって、あまりにも少数精鋭だし、
こんな非常事態の現場に学者とか必要ないだろと思うし、
予知能力があるダンは
大抵、事件が起きたあとの現場で過去を振り返るばかりで
ほぼほぼ役に立っていなかったりするのですが、
な〜んか妙にこのチーム内の会話が洒落ていてかっこいいのです。
「テレビの科学番組でやってた」「おれもそれ観たよ」とか、
「シルには良心がない」「ロスにぴったりだ」とか。
しかも、プレスとローラは
徐々にいい感じでロマンスに花咲かせたりします。
マイケル・マドセン、てれっとした感じがかっこいいもんね。
惚れちゃうのも仕方ないよね♡

急速に成長するシルは、12歳の少女から
22〜23歳のナターシャ・ヘンストリッジへと変貌。
フランスのスーパーモデルである彼女は
誰の目にも美しく、脱ぎっぷりも潔い。
しかもディスコで、ブラいっちょでうろうろします。
普通に考えればイカれた女ですが、
誰もそれを咎めず怪しまず、
当然男たちはメロメロなのです。

物語の展開としては、
最初のディスコのまわりをクルクル回っているだけで
飛躍することはありませんが
徐々にクリーチャーの姿を露わにするシルの
ギーガーによるデザインを愛でましょう。
(あんまりじっくりと眺められないけど)

シルがものすごく強引に子作りを迫り、
それに対して男たちがうろたえるのも
男性の女性に対する恐怖心が根底にあるような気がします。
いくら、超美人がおっぱいをぷらんぷらんさせながら誘惑してきても
欲望に駈られて気易く手を出すと痛い目に合うよ
、という
いつまで経っても学習しない男たちに対する
教訓(というか自省)をクリーチャーに象徴しているのです。
そうに違いありません。そうだ、そうだ。





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