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愛と憎しみの伝説

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(原題:MOMMIE DEAREST 1981年/129分)
監督/フランク・ペリー 製作/フランク・ヤブランス 脚本/ロバート・ゲッチェル、フランク・ペリー、トレイシー・ホッチナー 撮影/ポール・ローマン
出演/フェイ・ダナウェイ、ダイアナ・スカーウィッド、スティーヴ・フォレスト、ハワード・ダ・シルヴァ、ルターニャ・アルダ 、プリシラ・ポインター、ヘンリー・マンシーニ、ザンダー・バークレイ、マラ・ホーベル

概要とあらすじ
ジョーン・クロフォードの養女クリスティーナが出版した暴露本「親愛なるマミー(en:Mommie Dearest)」が原作。フランク・ペリーが監督をつとめ、出演はフェイ・ダナウェイ、ダイアナ・スカーウィッド。第2回ゴールデンラズベリー賞で作品賞、脚本賞、女優賞など5部門を受賞しており、のちに同賞の第10回記念賞である「1980年代最低作品賞」も受賞した。ハリウッドの大女優であるジョーン・クロフォードは、世間に良い母親のイメージを印象づけるため子供を欲しがるが、不妊体質だったために養子を貰おうとする。既婚者でないことなどを理由に縁組みを拒否されてしまうものの、恋人で弁護士のグレッグが女の子の赤ん坊を見つけ、その子クリスティーナを養女にとる。しかし次第にジョーンはクリスティーナを虐待し始め、ついには成長した娘のドラマに自身が代役の娘役で出ると言い出す。そして、その愛憎のうちの憎悪が互いに肥大する。(Wikipediaより



笑っちゃうほど狂ってる伝説の鬼母

ずーっと観たかった
『愛と憎しみの伝説』、やっと観られたよ。
ありがとう、TSUTAYA発掘良品。

実在のハリウッド女優ジョーン・クロフォード
実生活を暴いた本作の原作は
養女クリスティーナが出版した暴露本
「親愛なるマミー(Mommie Dearest)」
「Mommie Dearest」というのはセリフのなかで何度も登場します。
ジョーンはクリスティーナがこう言わないと
赦さないのです。

朝4:00に起床して、熱湯で顔を洗ったあと
氷水で顔を締めるジョーン(フェイ・ダナウェイ)
超プライドが高くて超見栄っ張り、そして超潔癖症です。
ただ威張り散らしているだけかと思いきや、
家の中が少しでも汚れていることが許せないジョーンは
自ら這いつくばって床を磨きます。
常に清潔さを求めているというよりは
他人にどう見られるか、
スターである自分の生活はどうあるべきか、ということに
重きを置いているようです。

いや、その前に
ジョーンに扮するフェイ・ダナウェイの
怪演としか表現しようのない演技が凄まじい。
ぶっとい眉毛も気になりますが
これはふざけてんのかな? と思うほど
終始ノリノリで狂っているのです。
このフェイ・ダナウェイをみて、
笑い出す人がいても不思議ではありませんが
その笑っちゃうほど狂ってるさまが恐ろしいのです。

自分は大スターのつもりでいても
既に落ち目のジョーンは
名誉挽回のために恵まれない子どもを養子に迎えることにします。
7回も流産しているというのは驚きですが
ジョーンが子ども好きというのは嘘ではないような気がします。
ただ、その子ども好きも
気まぐれにペットを飼って自分好みに躾けるような
自己中心的な考えが元になっているのは否めません。

養女としてやってきたのはクリスティーナ。
のちに弟も養子となりますが
あまりクローズアップされません。
ジョーンはクリスティーナに、
幼いころからマスコミ対応の所作をたたき込み、
プールの競泳で勝って自慢する超大人げないことをしたかと思えば、
自分の鏡台の前で遊んでいたクリスティーナに激怒し、
クリスティーナの髪をハサミで切り刻んだりします。
はい、狂ってます。
クリスティーナがレア・ステーキを食べなかったときは
食べるまで根比べです。
こんなにいつも怒ってて、疲れないんだろうかと
余計な心配をしてしまいます。
あまりの傍若無人ぶりに愛想を尽かした恋人が去っていくと
その恋人の写真を切り刻むジェーンをみて
「ママに嫌われたら消されるわ」とつぶやくクリスティーナ。

極めつけに恐ろしいシーンは
寝姿を見に子供達の寝室に入ってきたジョーンが
機嫌良さそうにクローゼットの服を整えていたら
突然表情が変わり、怒り狂うのです。
その理由は、服が掛けられたハンガーの一部が
クリーニング屋の針金ハンガーだったから。

こんなにステキな服を買いそろえってやったのに
なんでクリーニング屋安っぽい針金ハンガーに
掛けられなきゃいけないの?! というわけ。
パックしたままの顔で、普段より2割増しで恐ろしいジョーン
クリスティーナをたたき起こし、
針金ハンガーで何度も殴打するのです。
泣き叫ぶクリスティーナ。
「なにをしたかわからないけど、もうしないわ!」

修道院に入れられたり、生活の援助をしてくれなかったり、
クリスティーナが成長してからも
ジョーンの理不尽な仕打ちは続き、
クリスティーナは明らかに
ジョーンを憎み恨んでいるはずですが
それでも彼女が女優の道に進むのは
心のどこかでジョーンを愛していたからでしょう。
端から見ると不可解ですが、親子ってこんなもんでしょうか。
ジョーンのほうも子供達を愛してはいるようですが
その愛情表現が完全に間違っているのです。
クリスティーナが出演したテレビドラマを
嬉しそうに鑑賞するジョーンでしたが
クリスティーナが病に倒れて降板すると
年齢を無視して自分が代役で出演する
という、
あいかわらずのキチガイぶり。

そんなジョーンにもついに死が訪れ、
クリスティーナと弟には遺産が入ると思われましたが
子供達には遺産を相続させないと遺書に残す徹底ぶり。
クリスティーナと弟は、あきれるしかないのでした。

とにかく、フェイ・ダナウェイの
キチガイ演技をご堪能ください。
ずっとジョーンに仕えていた家政婦が
シーンごとにどんどん老けていくさま

なんとももの悲しい気持ちになりました。





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