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ザ・ゲスト

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(原題:The Guest 2014年/アメリカ 100分)
監督/アダム・ウィンガード 製作/キース・コルダー、ジェシカ・ウー 脚本/サイモン・バレット 撮影/ロビー・バウムガルトナー 美術/トーマス・S・ハモック 衣装/キャスリーン・ディトロ 音楽/スティーブ・ムーア
出演/ダン・スティーブンス、マイカ・モンローアナ・ピーターソンブレンダン・マイヤー、シーラ・ケリー、リーランド・オーサー、チェイス・ウィリアムソン、ランス・レディック

概要とあらすじ
「サプライズ」「ビューティフル・ダイ」「V/H/S シンドローム」といった新感覚のサスペンス、ホラー作品を多数送り出し、注目を集めているアダム・ウィンガード監督と脚本家のサイモン・バレットによるサスペンススリラー。ハロウィン間近、ある家庭に戦死した息子の友人という青年デビッドが現れ、人柄も容姿も完璧な彼を一家は快く迎え入れる。デビッドは家庭内の問題を解決するなどし、家族との距離を縮めていくが、徐々にその隠された裏の顔が明らかになっていく。やがて事態は特殊部隊も巻き込んだ壮絶な銃撃戦へと発展。平凡な家庭が一転して戦場と化す。(映画.comより



マヌケがミスってもノレないのよ

『サプライズ(2011)』がなかなか面白かった
アダム・ウィンガード監督脚本サイモン・バレットのコンビによる
『ザ・ゲスト』です。

長男ケイレブをイラク戦争の戦場で亡くした
ピーターソン家。
その傷心から今だ抜けきれない母親ローラ(シーラ・ケリー)
居間でまどろんでいると
ケイレブの戦友だという
デイヴィッドと名乗る男(ダン・スティーブンス)が訪れます。
戦地から送られてきた写真にはケイレブと一緒に納まっているし、
ローラはすっかりデイヴィッドを信用して受け入れてしまいます。
人が良さそう、というよりは
いやらしい笑い方をするデイヴィッド
ですが
とにかく、そのナイスガイな風貌によって
どんどん家族に取り入っていきます。
母親ローラは、まるで息子の代わりが帰ってきたかのように浮つき、
いじめられっ子の次男ルーク(ブレンダン・マイヤー)
頼れるアニキができてご満悦。
姉のアナ(マイカ・モンロー)
デイヴィッドの紳士的な振る舞いと痩せマッチョな肉体にうっとり。
父親スペンサー(リーランド・オーサー)だけは
最初はデイヴィッドを訝しく思っていたものの、
職場の愚痴を聞いてくれる&酒の相手をしてくれるデイヴィッドに
ローラ同様、やはりケイレブの幻を見いだすのです。

そんでまあ、
デイヴィッドがまともな「ゲスト」ではないことは
端っからわかっているわけです。
だから、デイヴィッドの化けの皮が
どのように剥がれていくかが見どころのはずですが、
デイヴィッドはわりと率先して自らの凶暴さを露呈します。

デイヴィッドは、
ケイレブから家族を守って欲しいと言われていたそうで
ルークをいじめている連中をボコったり、
父親の上司を殺したり
します。(推定)
パーティーでアナの友達とヤっちゃうのは
どう家族を守ることになるのかよくわかりませんが、
まあとにかく、デイヴィッドはこのピーターソン家にとって
害となるであろうものを排除していくのです。
それは、ケイレブとの約束だから、ということなのですが
いまいちデイヴィッドの目的がよくわかりません。
デイビッドの正体が明らかになる原因が
アナが陸軍にかけた一本の電話
というのも
簡単すぎてちょっぴり興醒め。

整形がどうのとか指紋がどうのとか電話で叫んでいるところを
アナに盗み聞きされるデイヴィッドもマヌケですが
(その後、アナに携帯を盗み観られるのもマヌケ)
デイヴィッドを捕まえにきた部隊(?)たちもなかなかマヌケ
あまりにもあっさりと返り討ちに合ってしまいます。
なにやらデイヴィッドは、
サイコパスを最凶兵士に育成する極秘プロジェクトから
逃げ出したらしいのですが
だからってねえ、派遣された部隊があんなにモロいのは
いかがなもんでしよ。
このシーンが、ドぴーかんで最高にいい天気だったのも
いまいちノレない理由のひとつのように思います。

クライマックスは、学校のハロウィンイベント会場ということで
決してマッチしているとは言いがたいシンセサウンドと相まって
監督が標榜する80年代スリラーのテイスト満載です。
ただ、あんなにスマートだったデイヴィッドが
こんなにも変貌した、という感じはそれほどなく、
やっぱり、デイヴィッドは
結局なにがしたかったんだろうという疑問のほうが
頭から離れませんでした。
死亡遊戯的な鏡の迷路で陸軍少佐を殺したあと、
デイヴィッドが少佐のかたわらに銃を置いていきますが
その銃でアナに撃たれるのも
最凶兵士として育て上げられたわりにはやっぱりマヌケで
登場人物がマヌケだからトラブルが起こるという展開は
白けてしまう
のですよ。どうしても。

あくまでライトに楽しむべきなのかもしれませんね。
それにしても、ちょっと物足りないけど。





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