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ジョン・ウィック

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(原題:John Wick 2014年/アメリカ 103分)
監督/チャド・スタエルスキ 製作/ベイジル・イバニク、デビッド・リーチ、エバ・ロンゴリア、マイク・ウィザリル 脚本/デレク・コルスタッド 撮影/ジョナサン・セラ 美術/ダン・リー 衣装/ルカ・モスカ 編集/エリザベート・ロナルズ 音楽/タイラー・ベイツ、ジョエル・J・リチャード
出演/キアヌ・リーブス、ミカエル・ニクビスト、アルフィー・アレン、ウィレム・デフォー、ディーン・ウィンタース、エイドリアン・パリッキ、オメル・バルネア、トビー・レナード・ムーア、ダニエル・バーンハード、ブリジット・モイナハン、ジョン・レグイザモ

概要とあらすじ
「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーブスが主演を務め、元殺し屋の壮絶な復讐劇を描いたアクション。「マトリックス」ほか数々の大作映画でスタントやスタントコーディネーターを手がけたチャド・スタエルスキが初メガホンをとり、銃とカンフーを融合させた新銃術「ガンフー」を中心とした独自のアクション世界を展開する。愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに、裏社会から足を洗った殺し屋ジョン・ウィック。しかし、ヘレンは病に倒れて帰らぬ人となってしまい、ジョンは悲しみに暮れる。そんなジョンのもとに、ヘレンが生前に用意していたデイジーという名の一匹の子犬が届けられる。亡き妻の思いが託されたデイジーとの生活で再び心に平穏を取り戻していくジョンだったが、ある日、ジョンの所有する車を狙って家に押し入ったロシアンマフィアが、デイジーを殺してしまう。生きる希望だったデイジーを奪われたジョンは、かつてその名をとどろかせた裏社会に舞い戻り、ロシアンマフィアの組織を相手に単身戦いを挑む。(映画.comより



銃+カンフー=ガンフー。よしわかった。

キアヌ・リーブスの久々の当たり役とか、
最高傑作とかいわれている『ジョン・ウィック』
映画秘宝的にいうと
「ナメてた相手がじつは殺人マシンでした」ムービーです。
監督は『マトリックス』などでキアヌのスタントを務めた
チャド・スタエルスキ

最愛の妻を病気で亡くしたジョン(キアヌ・リーブス)
傷心の日々。
妻の葬儀を済ませても心ここにあらずなジョンのもとに
配達業者によって子犬が届けられます。
なんとその子犬は、死を覚悟した生前の妻が
自分の代わりにと準備していた犬
だったのです。
感動するジョン。
この子犬があからさまに可愛らしく、
可愛らしさを固めて、犬の形にしたらこうなった
というような子犬なのです。
(なにを言っているんだろうか)
一夜明けると、目覚まし時計が鳴る数秒前に
尻尾をぶんぶん振りながら
ジョンの顔をなめに来る子犬・デイジー。
一晩でこんなになつくわけないだろと思うものの、
可愛いから大目に見ます。

どうやら、亡き妻の手紙でたしなめられるほど
車好きでもあるジョンは
69年型フォードムスタングに乗っています。
車のことにまったく興味がないので
その価値がよくわかりませんが
彼の自宅の洗練されたインテリアをみても
裕福だということはわかります。
なつきまくっているデイジーをムスタングに乗せて
外出したジョンが
ガソリンスタンドに寄ったところで輩が登場。
バカがダサい音楽を大音量で流しながら車を乗りまわすのは
世界共通
らしいですね。
ガソリンスタンドでくわえタバコなのもバカ丸出しです。

そんなバカガキのリーダー格がヨセフ(アルフィー・アレン)
ニューヨークを牛耳るロシアン・マフィアである
ヴィゴ(ミカエル・ニクビスト)の息子です。
ジョンにいちゃもんをつけて軽くあしらわれたヨセフは
その晩、ジョン宅へ侵入し、ジョンをフルボッコ。
デイジーを殺したうえに、ムスタングをかっさらいます。

じつは、ジョンはヴィゴの元で働いていた伝説の殺し屋。
妻との結婚を機にその世界から足を洗っていたのでした。
そんなジョンがだまって引き下がるわけがありませんよね。
そりゃそうです。反撃開始です。

本作の中で、僕が一番男前でかっこいいと思うのは
自動車工場を営むオーレリオに扮するジョン・レグイザモ
(僕はいつもこの人のことを、
 心の中で勝手に「チャベス」と呼んでいます。ただ雰囲気で。
 だからいつまでたっても本当の名前が覚えられません)
序盤のワン・シーンしか登場しませんが
どんな作品でみても、肝の据わったいい男です。

それはともかく、
ロシアン・マフィアのドンであるヴィゴですら
息子がバカをしでかした相手がジョン・ウィックだと知ると
震え上がるほど、
ジョンは凄腕の殺人マシンとして恐れられ、
かつ尊敬もされています。

警官ですら顔見知りで、手を出しません。
(かかわりたくないだけかも)

さて、復讐の鬼と化したジョンが
ヨセフとヴィゴに迫っていくまでのアクションが本作の見どころ。
なにやら、本作のアクションを
ガン(銃)とカンフーを足して「ガンフー」と名づけたらしいですが
カンフー的な要素はほとんどありません。
本作の「ガンフー」の基礎となったのは
C.A.R(Center Axis Relock stance)という実戦的な射撃スタイルだそうで
とくに近距離での闘いにおいて効果を発揮するそうです。
ジョンは気持ちいいほど、次々と敵を仕留めていきますが
そのさまは、ちょっと
キングスマン』の教会大殺戮シーンを彷彿とさせます。
また、ジョンは敵に2発以上撃ち込んで、必ずトドメを刺します。

「ブギーマン」と揶揄されるほどの殺人マシンのわりには
結構やられるジョンですが
ま、あんまり完全無欠じゃ面白くなりませんからね。
ヨセフがいるというクラブで大暴れするジョンは
肝心なヨセフを取り逃がしてしまいます。
地下のプールで遊んでいたので
あたりまえではありますが
逃げ惑うヨセフが腰に巻いたバスタオルいっちょだというのは
彼の無様さを表現する上手い演出だと思いました。

ジョンに対抗するために殺し屋を雇うヴォゴは
ジョンの親友でもあるマーカス(ウィレム・デフォー)にも
声を掛けます。
親友の暗殺依頼に戸惑うかと思いきや、
あっさりと依頼を受けるマーカスをみて、
はは〜ん、助けるつもりだな
と思いましたが
……そのとおりでした。
ジョンが泊まっているホテルの部屋を
隣のビルからスナイプするマーカスが狙いを外したのは
女殺し屋ミス・パーキンス(エイドリアン・パリッキ)が迫っていることを
ジョンに知らせるためでしょう。

ヴィゴが教会に隠していた裏資金を燃やし、
本丸ヴィゴに迫ろうとしたジョンは
激しい銃撃戦の末に捕らえられてしまいます。
ここはガッカリポイント。
相手は、少しでも隙を見せたら危ない殺人マシンのジョンですよ?
殺せるときにすぐに殺さないとだめでしょ?
それをわざわざ椅子に縛り付けて
ヴィゴが長々と講釈をたれるのです。

「冥土の土産に教えてやろう…」ていうのは
悪党が絶対にやってはいけないクリシェでしょ。
ま、結果的にマーカスの助けがあったから
ジョンは逃げ切れたのですが
こんな悠長なことしてるからジョンに反撃されるのだよ。
プロの悪党が勢揃いの本作で、このシーンが唯一白けました。

本作が、ただのリベンジムービーに留まらないのは
ホテルを経営する、マフィアとは別の組織が存在すること。
この組織はまず規律を重んじ、
独自のコインを貨幣として流通させています。
それによって、掃除屋や闇医者がジョンをサポートし、
まるでスパイもののような独特な世界観が
ノアールな魅力をもたらしています。

アクションも充分楽しめましたが、
ラストで、なぜあんなに大量の犬がいる部屋にたどり着くのか、
なぜジョンがデイジーとは似ても似つかない犬を選んだのか、
さっぱりわかりませんが、
もしかして、続編を作る気満々?







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