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REC レック2

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(原題:[Rec]2 2009年/スペイン 85分)
監督・脚本/ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ 撮影/パブロ・ロッソ
出演/ジョナサン・メヨール、 オスカル・サンチェス・サフラ、アリエル・カサス、アレハンドロ・カサセカ、パブロ・ロッソ、ペプ・モリナ、マヌエラ・ベラスコ

概要とあらすじ
登場人物が持つビデオカメラの視点による映像が話題となり、2007年に世界的ヒットを記録したスペインのホラー「REC/レック」の続編。前作で謎の伝染病による惨劇が起こったバルセロナ郊外のアパートへ調査に訪れた専門家たちと、彼らに同行するSWATチームが辿る壮絶な運命、さらに前作では明かされなかった感染の真相に迫る。前作に続きジャウマ・バラゲロ&パコ・プラサが監督・脚本を担当。(映画.comより



ズルい気がするオカルト展開

前作『REC レック』のエンディング直後から始まる
『REC レック 2』
非常に律儀な続編です。

前作で惨劇が起きたアパートに向かう4人のSWATたちの中には
やっぱり撮影係がいて、「すべてを撮れ」と念を押されています。
テレビの取材と比べると、どうしても
撮影することの必然性は薄まります。
しかも今回は、SWAT隊員のヘルメットにCCDカメラが仕込まれていて、
それぞれの視点での映像が見られることになっていましたが、
あんまり効果はなかったもよう。

さらには、SWATに同行する(というか指揮する)
新登場の男は神父であり、エクソシストで
一気にオカルトに方向転換(?)しています。

そのおかげかどうか、前作で不可解だった
体液で感染するのに空気感染するかのような齟齬は
すべてめくらましだったということで、クリアにはなりました。

前作での惨劇の痕跡があちらこちらにみられるものの
静まりかえったアパート内を進むSWATたちは
あたかもホラー・ゲームを操作しているような気になります。
で、当然ながら隠れていたゾンビたちが
唐突に走りながら襲いかかってくるのです。
これは単純にキモいし、怖いです。

SWAT隊員たちも知らされていなかった本当の任務とは
前作から引き継いだ、
かつて悪魔憑きと認められたメイデイロスという少女を
このアパートに監禁し、悪魔憑きの解毒剤を作ろうとしていた神父が、
どうやら実験途中で失敗したらしく、
その原因解明とメイデイロスの血液を持ち帰ることだったのです。
前作ではまったくの謎だった、屋根裏部屋の少年が
実験の犠牲になった少年だった
ということも判明します。

いろいろと前作の疑問点が明かされて、すっきりしそうなもんですが
なんでSWATがこんなに少人数の編成なのかとか、
新たに気になるところがないわけではありません。

そして中盤で、バカガキ3人組が登場すると
一気に醒めてしまいました。
このバカガキたちは面白半分でアパートに潜入し、
やっぱりこいつらがビデオカメラで撮影していて、
後半ではその映像が多く使われるのですが
こうなると、撮影に固執しているさまが不自然で
「カメラなんか捨ててとっとと逃げろよ」問題
浮き彫りになってしまいます。
SWATに撮影係がいるという設定もなかなか強引ですが
ただのバカガキが撮影しているカメラとなると
的確なパンとか最小限に抑えられた手ぶれとかに対する違和感を
禁じ得ません。

結局、すべての秘密は最上階の部屋ということに。
メイデイロスの血液がエアダクトに隠されているとわかって
エアダクトに潜っていくSWAT隊員には
絶対最悪なことが起こりそうなフラグが立ちまくりで
予想通りに最悪なことに。
そんな大変な思いで取ってきた血液を
とっとと持って帰りゃいいものを
神父がここでちょっと試すとか言い出した挙げ句に
血液が入った試験管を落として割るというトホホぶり。

そして、前作のラストで闇に消えていった
レポーターのアンヘラ(マヌエラ・ベラスコ)が登場。
(前作冒頭でのかわいさはすっかりありません)
あの状況で無傷で生き残っていること自体、
こいつ、なんかあるなと思わざるを得ませんが
とにかく、部屋を真っ暗にして暗視カメラで撮影すると
存在しなかったものが現れる
ということに。
すると、あいかわらずパンイチでハンマーを持った
メイデイロスの姿が。

ゾンビっぽく噛み付いてくるのではなく、
ハンマーで攻撃してくるあたり、人間ぽい。

格闘の末、アンヘラがメイデイロスの頭を吹っ飛ばして
一件落着、めでたしめでたしなはずもなく、
案の定「悪魔」はアンヘラに乗り移っていて
万事休す、なのでした。

ゾンビは認めるのにオカルトを嫌うわけではありませんが、
前作の終盤から仄めかされていたとはいえ、
やっぱり、途中からこれは悪魔の仕業という展開になると
なんでもありになってしまうし、
ちょっとズルい気もするし、
対抗手段は十字架とお祈りに限られてしまうので
こちらのテンションが緩やかに下がっていったというのが実感です。

それでも前作同様に、
閉じられたアパート内の縦の構造を巧みに利用して
楽しく怖がらせてくれる作品ではあります。





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