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ザ・ドライバー

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(原題:The Driver 1978年/アメリカ 91分)
監督・脚本/ウォルター・ヒル 製作/ローレンス・ゴードン 脚本/ウォルター・ヒル 撮影/フィリップ・H・ラスロップ 編集/ティナ・ハーシュ、ロバート・K・ランバート 音楽/マイケル・スモール
出演/ライアン・オニール、ブルース・ダーン、イザベル・アジャーニ、ロニー・ブレイクリー、マット・クラーク、フェリス・オーランディ、ジョセフ・ウォルシュ

概要とあらすじ
賭博場から強盗団が逃走。パトカーの追跡を振り切り、一行を逃がしたドライバーは類稀な運転テクニックで知られるプロの逃げ屋だった。しかしひとりの刑事がそんなドライバーを執念深く追い続けていた。刑事は逮捕した強盗犯を利用し、ドライバーを罠にかけようと画策。一方、ドライバーは彼と同様に孤独な女性ギャンブラーと心を通わせていくが……。ロサンゼルスを舞台に展開されるクライム・サスペンス。徹底したニヒリズムを貫き通し、悪党たちの顛末を描く。(映画.comより



ロスの夜はひたすらクールに

ニコラス・ウィンディング・レフン監督
傑作『ドライブ』の元ネタ、『ザ・ドライバー』

主要な登場人物に役名がなかったりするのも同じですが
それ以前に主人公「ドライバー」の
ライアン・オニールとライアン・ゴズリングの顔が
どことなく似ていると思うのは僕だけでしょうか。

とにかく、冒頭約10分間にわたる
カーチェイスシーン
が圧巻なのですが
追跡するパトカーとの激しい攻防のさなかでも
ドライバーはほとんど表情を変えることなく
冷静沈着なのです。
カジノでの雑踏を覗けば、ほとんど会話らしい会話はなく、
ドライバーの素性などまったくわからないのですが
ただ黙々とした激しいカーチェイスに圧倒されるうちに
ドライバーの人となりがわかる
のが
素晴らしいのです。
その後もドライバーという人物のバックボーンが
語られることはありませんが
プロフェッショナルな運転技術を持ち、
また、非常に孤独な人物だということはわかります。
『ドライブ』の主人公が
一応、レーサーでありスタントマンであったことを考えると
あれはなかなか説明的だったのだな、なんて思います。

カーチェイスシーン以外では
陰影の強いノアール調の映像で
いかにもハードボイルドな佇まい
です。
一見、ファムファタール的な存在かと思われる
イザベル・アジャーニの美しさは充分に引き立っているものの、
脛に傷を持つということが伝えられるだけで
彼女がどういう人物なのかは、やはりはっきりしませんが
本作においてはまったく気にならないから不思議です。
また、本作の主要人物には役名がありません。
(脇役にはあったりする)

ドライバーを真犯人だと疑う
高慢ちきで嫌みな刑事(ブルース・ダーン)
偽の銀行強盗を仕組んでドライバーの尻尾をつかもうとします。
そして、またまた激しいカーチェイス。
ドライバーが運転する車の助手席に座っているイザベル・アジャーニが
クールな表情からおびえた表情へと変化するさまも見所です。
ここでも、セリフらしいセリフはまったくありませんが
ギアさばきの細かいカットを織り交ぜる映像はとても饒舌です。
倉庫内での、徐行した車による抜き足差し足的な駆け引き
緊迫感をあおります。

ラストのコインロッカーをめぐるトリック
いまいちピンとこなかったけれど
夜のロスアンゼルスを激走するカーチェイスそのものが魅力であり、
登場人物たちの背景や関係を一切語らず、
クールなかっこよさに徹した作品です。





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