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デッド寿司

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(2012年/日本 92分)
監督・脚本/井口昇 撮影/長野泰隆 美術/福田宣 特殊造形・特殊メイク/石野大雅 編集/矢船陽介 音楽/福田裕彦 アクション監督/鈴村正樹 VFXスーパーバイザー/鹿角剛司 特殊造形監修/西村喜廣
出演/武田梨奈、松崎しげる、須賀貴匡、仁科貴、亜紗美、村田唯、ジジ・ぶぅ、島津健太郎、手塚とおる、津田寛治

概要とあらすじ
「片腕マシンガール」「電人ザボーガー」の井口昇監督が人食い寿司の恐怖を描いた異色のパニック映画。伝説の寿司職人を父に持ち、自身も職人を目指していたケイコだったが、修行の厳しさに耐えかねて逃げ出してしまう。田舎の温泉旅館で仲居の職を得たケイコは、女将に叱責されながらも、元寿司職人の澤田の優しさに支えられてなんとか働き続ける。しかし、ある日、怪しい男が旅館を訪れ、評判の寿司料理に薬を注入。すると寿司が血に飢えた殺人寿司へと変貌し、宿泊客を次々と血祭りにあげていく。主演は「ハイキック・ガール!」「KG カラテガール」の武田梨奈。(映画.comより



下品だというやつが下品なのだ

ま、井口昇監督作品だから
くだらないのは当たり前ですが、
それにしても『デッド寿司』のくだらなさは突き抜けています。
普段なら、あそこがおかしいここがダメだと文句の多い僕ですが
なぜでしょう、ちっとも腹が立ちません。
だからといって絶賛する気にもならないけれど
なんというか、本作にケチをつけたり、腹を立てるほうが
下品な気がします。
だからといって本作が上品なはずもないのですが、
下品に作っているものに対して下品だと非難することの下品さがだな
……もういいか。

『二郎は鮨の夢を見る』よろしく、
寿司をなめるように撮るフードポルノ風のオープニング。
本作はかなり海外を意識しているというか、
海外が持つ日本観をネタにしています。
津田寛治と亜紗美が
「日本人がよくやる独特なキスやろう」といって
『タンポポ(1985)』の卵の黄身を口移しするシーン

再現してみせるのもそのひとつでしょう。
(おれ、日本人だけどあんなキスしたことないよ!)

まあとにかく、襲いかかってくる寿司と
武田梨奈がカラーテを使って戦えばそれでいいのです。
なぜに寿司が襲いかかってくるかといいますと、
とある製薬会社が死んだ細胞を蘇らせる薬品を研究していたところ、
生き返った細胞が凶暴化する副作用があるとわかり、
その責任を押し付けられた研究者の山田(島津健太郎)
逮捕されてしまった、と。
出所した山田は復讐の炎を燃やし、
武田梨奈が仲居として働く旅館に社員旅行でやってきていた
製薬会社の面々に密かに近づき、
寿司に件の薬品を注入。寿司が凶暴化。大変なことに。
そりゃそうだ。

寿司が凶暴化したのはいいとして、なぜ空中を飛べるのか……
とかいうことは、絶対に気にしてはいけません。
魚介類じゃないからか、生じゃないからか
なぜかタマゴだけは凶暴化せず、武田梨奈になついてきますが
もしかして、タンポポ・キスシーンとからめてるのか?
あっ! 武田梨奈が寿司職人のタマゴ(=見習い)という意味も
込められているかも??

いかん、ついつい色々気にしてしまう…
オレはなんて下品な人間なんだろう……
こんなことに惑わされていてはいけないのです。
自分に薬品を投与した山田はなんでマグロになるんだ?とか、
旅館の主人(仁科貴)が普通に拳銃を持っていて
ためらいなくぶっ放す
のはなんでだ?とか、
すげー大変な状況なのに、
なんであいつはカップラーメン喰ってるんだ?とか、
(あ、また『タンポポ』がらみか?とか)
『ザ・シャウト さまよえる幻響(1978)』そのままに
松崎しげるのシャウトでデッド寿司を倒せるのは
どういう理屈だ?とか、
気にしてはいけないことがほかにも山ほどあるのです。
上品な人間への道は険しい……

というわけで、自分の品性が試される作品でした。
唯一残念だったのは
女体盛りが下着着用だったことくらいでしょうか。





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