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ザ・ウーマン 飼育された女

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(原題:The Woman 2011年/アメリカ 104分)
監督/ラッキー・マッキー 原作・脚本/ジャック・ケッチャム 撮影/アレックス・ヴェンドラー 特殊メイク効果/ロバート・カーツマン 編集/ザック・パッセロ 音楽/ショーン・スピラン
出演/ポリアンナ・マッキントッシュ、ショーン・ブリジャース、アンジェラ・ベティス、ローレン・アシュリー・カーター、ザック・ランド、シャイア・モルフソン

概要とあらすじ
「隣の家の少女」などで知られるホラー作家ジャック・ケッチャムが、「オフシーズン」「襲撃者の夜」に続く食人3部作の3作目として発表した同名小説を映画化。監督は「MAY メイ」のラッキー・マッキー。脚本にケッチャム自身も参加している。妻と3人の子どもと暮らす弁護士クリスは、ある日、趣味のハンティングで1人の野生の女を捕まえる。クリスは女の手足を拘束して自宅の倉庫につなぎとめ、家族も家畜の世話をするように女と接し、ごく普通の家族に見えたクリスら一家のサディスティックな異常性が露呈していく。しかし、捕えられた野生の女の正体は、現代に生き残った最後の食人族だった。(映画.comより



おかしいなと思ったらまず110番!

ぜんぜんわからない。さっぱりわからない。
なんでこの『ザ・ウーマン』
宅配DVDのリストに入れたのかなんにも思い出せない。
それでもとにかく、DVDは届いたのでした。

ものすごく目力が強い、超野性的な女性、
ポリアンナ・マッキントッシュ。
どうやら食人族ということらしいけど、
なんか腹に傷があるみたいだし、かなりボロボロの状態です。
洞穴に隠れた野犬(?)を襲ったり、
ナイフで川魚を捕って食べたりしています。

かと思うと、のどかな片田舎のパーティーのシーンへ。
弁護士クリス(ショーン・ブリジャース)
その妻ベラ(アンジェラ・ベティス)
長男ブライアン(ザック・ランド)
長女ペギー(ローレン・アシュリー・カーター)
まだ幼い次女ダーリン(シャイア・モルフソン)の4人家族は
一見普通の中流家庭のようですが
明らかになにやらピリピリした緊張感を漂わせています。

ヘタレ顔のくせに高慢ちきなクリスは
全身からいけ好かないオーラを放っていますが
クリスが趣味のハンティングのために森へ出かけて
野性の女ポリアンナを発見。
すると、なぜか舌なめずりするクリスは
ポリアンナを捕らえて地下室に監禁。
家族にもペットとして紹介する1000%キチガイ
なのでした。
クリスはポリアンナに薬指を噛みちぎられますが
ちょっとミスったくらいの態度なのです。
キチガイの考えることはよくわかりません。

本作の原作者はジャック・ケッチャム
実話ベースの『隣の家の少女(2004)』
本当に胸くそ悪い作品でした。
本作もシチュエーションは似ているので
こういう設定が好きなんでしょうか。

ポリアンナが捕らえられて以降は、
クリス一家の(というかクリスの)キチガイっぷりを
中心に描かれます。
え? ポリアンナが夢の中で
狼かなんかに育てられたような描写はあったけど
彼女が食人族だっていう根拠とか、バックボーンとか
ほったらかしなんだけど……と思ったら、
なにやら本作は『オフシーズン』『襲撃者の夜』という
連作の3作目
にあたるんだとか。
てことは、ポリアンナの生い立ちとかは
皆さんご存じのアレってことか……知らんわ。

地下室で繫がれたままのポリアンナを
クリスがレイプしているのをみて興奮した息子ブライアンは
クリスの留守中に地下室に忍び込み、
ポリアンナの乳首をペンチでねじりながらオナニーする、という
思春期にしてはプロセスを何段階も飛び越えた性欲を発露しますが
その事実を知ったクリスは
「まあ、年頃だから」的な偏った大らかさでブライアンをかばい、
逆に母親ベラを殴り倒すのでした。

まあ、ブライアンを除くこの一家の女性たちが
クリスの暴力に怯えているのはわかるけれど
なぜ警察に通報しないのか、はなはだ疑問。
警官が駆けつければ、すべて解決すると思うんですけど。
(解決しちゃダメか)

メンヘラ患ってそうな娘ペギーが
じつは妊娠していることに気がついた担任教師が
クリスの家を訪れたときは
教師がこの家庭の異変をまだなんにも察していないにもかかわらず、
クリスが逆上してしまうのは
いくらなんでもリスク・マネージメント的に不自然です。
ま、おそらくペギーのお腹の子の父親はクリスなので
クリスがそれを指摘されたように感じて
逆上したということでしょうか。

犬小屋に連れて行かれる教師。
きゃんきゃんうるさい犬に襲われるのかと思いきや
予想外のニュー・キャラ登場!!
「無眼球症」の長女を犬小屋のさらに奥の小部屋で飼っていたのでした。
その長女が教師を襲うのです。
この展開には身を乗り出しましたが、
よく考えると、奇形の子供が生まれた過去があったとしても
その子が人間をかみ殺すように食人族化してしまっているのは
なぜ? なぜなのよ。
それも前作観ろってかよ。

ま、とにかくペギーによって解放されたポリアンナが
反撃に転じるときのヒロイックなケレン味は
充分に楽しめます。
ただの木の板でブライアンを切り株にするのは
どう考えても無理があるゴア・シーンだけど
それはもういいや、この際。

マチズモを露悪的に表現して
そこはかとないフェミニズムを感じさせる本作。

ガキが喜びそうな音楽にはセンスのかけらもありませんが
まあ悪くないですよ。
だからといって、前作をチェックしようとは
思わないけど。





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