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カリフォルニア・ドールズ

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(原題:...ALL THE MARBLES 1981年/アメリカ 112分)
監督/ロバート・アルドリッチ 製作/ウィリアム・アルドリッチ 脚本/メル・フローマン 撮影/ジョセフ・バイロック 音楽/フランク・デ・ボール
出演/ピーター・フォーク、ビッキー・フレデリック、ローレン・ランドン、バート・ヤング

概要とあらすじ
「攻撃」(1956)、「何がジェーンに起こったか?」(62)、「合衆国最後の日」(77)などで知られる名匠ロバート・アルドリッチの遺作。タッグチーム「カリフォルニア・ドールズ」を組み、わずかなファイトマネーを求めてあてなき旅を続ける2人の女子プロレスラーと、そんな2人を導く1人の老マネージャーの旅路を描いたドラマ。マネージャー役は名優ピーター・フォーク。2012年、ニュープリント版でリバイバル。82年日本初公開時の邦題は「カリフォルニア・ドールス」。(映画.comより



やっぱプロレスって、つまんねぇ…

黒沢清監督をして
「映画史上もっとも、観客ひとりあたまから
 大量の涙を搾り取った作品がこれかもしれない」といわしめた
揺るぎない名作、『カリフォルニア・ドールズ』
長年、音楽の著作権の問題で実現されなかった本作が
めでたくDVD化されたということで、観てみました。
僕はこれが初見です。

「カリフォルニア・ドールズ」というタッグを組む
アイリス(ヴィッキー・フレデリック)
モリー(ローレン・ランドン)の女子プロレスラーは
マネージャーのハリー(ピーター・フォーク)とともに
巡業の旅を続けています。
貧乏ドサ回りを繰り返しながらもスターを夢見る3人は
ケンカしつつも、お互いに信頼しているかげがえのないトリオ。

女2人男ひとりのトリオは、
成り上がりを目指す運命共同体であるとともに
男女の微妙な三角関係もともなって
危ういバランスの上に成っています。
ささやかな勝利の喜びや屈辱を味わいながら
「カリフォルニア・ドールズ」は実力と人気を蓄え、
ついにクライマックスのメーン・イベントへ。

おそらく、このクライマックスの試合が
黒沢清でなくとも感涙必死のシーンなのです。
……なのでしょう。
何度倒されても立ち上がり、いつしか観客も味方につけて
ついに大逆転の末に勝利するカタルシスを誰もが感じるのです。
……感じるんでしょう。

でも、僕はダメでした。全然ダメ。
なぜなら、僕はプロレスが嫌いだからです! わっはっは!
賄賂をもらって八百長をしているレフェリーは
どんな反則があっても見て見ぬふり。
会場を埋め尽くした観客全員が不正と感じてブーイングをしても
そのまんま試合続行。
普通のスポーツなら試合中止でしょ?
反則する相手を反則でやりかえし、
反則を見過ごすレフェリーを痛めつける……
え? ルールってないの?
何を基準に戦ってるの?
あのレフェリーだって永久追放されたりしないでしょ?
「目つぶし!これは反則です!」って実況がいうだけで
ペナルティーもないでしょ?
そういうの、気にならないのかね?

要するに、これは勝とうが負けようがただの茶番なのです。
本作に描かれていることが茶番なのではなく、
プロレスそのものが単なるショーなのですよ。殺陣でしょ。
そんな茶番劇で、逆転して勝ったぞー!っていわれても
鼻白むばかりです。

まあ、普段からプロレスの試合で
ロープに飛ばされて律儀に跳ね返ってくるレスラーをみては
一体なにをやってるんだろうとしか思えないのですが
プロレスファンの方にいわせれば、
プロレスの魅力がまったくわかってないってことになるんでしょう。
ええ、まったくわかりません。わかりたくもありません。
映画どうこうというまえに
プロレスの試合自体にまったくノレない僕は
涙を流すどころか、はらわた煮えくりかえったまま
ジ・エンドとなりました。
ピーター・フォークの枯れた存在感や本格的なアクションも
プロレスそのものの不可解さのまえに吹き飛び、
観終わったあともしばらくは
プロレスって、やっぱクソつまんねぇ〜! と、
憤りが収まりませんでした。

あ、ミミ萩原がいたね。





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