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ドレミファ娘の血は騒ぐ

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(1985年/日本 80分)
監督/黒沢清 脚本/黒沢清、万田邦敏 撮影/瓜生敏彦 美術/星埜恵子音楽/東京タワーズ、沢口晴美 録音/銀座サウンド 照明/片山竹雄 編集/菊池純一
出演/伊丹十三、洞口依子、麻生うさぎ、加藤賢崇、岸野萌圓、勝野宏、新田努、神藤光裕、立原由美、久保田祥子

概要とあらすじ
研究対象の少女を発見して、「恥ずかし実験」を行う初老の大学教授の姿を描く。脚本は「神田川淫乱戦争」の黒沢清と万田邦敏の共同執筆。監督は「神田川淫乱戦争」の黒沢清、撮影も同作の瓜生敏彦がそれぞれ担当。にっかつロマンポルノとして製作された「女子大生・恥ずかしゼミナール」に追加撮影を加え再編集した。秋子は高校時代の上級生吉岡を慕って、田舎から都内の某大学にやって来た。華やかなキャンパスは、彼女の目に夢のようにも、またハレンチのようにも映る。そこで発見した吉岡は、すでに以前の彼とは似ても似つかぬ軽佻浮薄な出鱈目人間になっていた…(MovieWalkerより抜粋



洞口依子にひざまづくがいい!

長谷川和彦をはじめとする血気盛んな映画監督たちが起ち上げた
ディレクターズ・カンパニー製作の
黒沢清監督『ドレミファ娘の血は騒ぐ』です。

もともと、『女子大生 恥ずかしゼミナール』という、
にっかつロマンポルノとして製作されていたそうですが
カラミが削除され、追加撮影されたとはいえ、
ポルノとしての欲情を誘うとは思えない作品になっております。

左翼をこじらせていた頃のゴダールを思わせる、というか
影響モロだしの演出は
自主制作臭がぷんぷんするけれど
カメラが横移動する長回しや凝った照明、
画面の構図(生意気ないい方で言うところのミザンセヌってやつ)の巧みさが
臭い消しになっています。
心理学的かつ思わせぶりなセリフが続き、
難解な印象を与えますが(いや本当に難解なのかも知れないけれど)
エロチック学園コメディとして観ればいいような気がします。

とにかくだな!
本作が映画デビューとなる洞口依子の可愛さに
骨抜きにされるのです。
なんだ? あの、めくれ返った唇の攻撃力は!
なんだ? あの、どんな嘘も見抜きそうな瞳の吸引力は!
そのロリ度の高さから、
彼女に惹かれることに禁否を犯す快感を禁じ得ない反面、
ああ、このコには到底敵わないからひざまづこうと思わせるような
魔性も兼ね備えておるのです。
黒沢清はじめ、伊丹十三や蓮実御大までも魅了して然るべき。
もう、洞口依子だけを注視していればいいのです。
あ、でも洞口依子に見つめ返されると
目をそらしちゃうから注視できないや……えへへ。
はっ! なにをいってるんだ、オレは! しっかりしろ!

物語は、かつての恋人・吉岡(加藤賢崇)を追い求めて
「田舎から」上京した秋子(洞口依子)
大学キャンパスで吉岡を捜すうち、
大学生たちの奔放な性の実態に触れ、
堕落した吉岡に失望していると、
「恥ずかしさ」の研究をしている平山教授(伊丹十三)
「恥ずかし実験」の実験台となる、というお話。
伊丹十三の軽妙な知性(と理屈っぽさ)が存分に発揮されています。
なにをどう計測しているのかさっぱりですが
しっかりしたギミックの実験台の上で
肌を露わにした秋子(洞口依子の神々しい乳房!)の股間に顔を突っ込んで
陰部を凝視する平山教授はなにかを発見したのか、
まばゆいばかりの光に顔を照らされるのです。
(秋子は処女ではないらしいが)

ラストは、『カラビニエ』『ワン・プラス・ワン』のような
やっぱりゴダールを思わせる戦争ごっこ。
青春ゲリラたちは、姿の見えない敵の銃弾を浴びるのでした。







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