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マッドマックス

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(原題:Mad Max 1979年/オーストラリア 94分)
監督・脚本/ジョージ・ミラー 製作/バイロン・ケネディ 撮影/デヴィッド・エグビー 音楽/ブライアン・メイ
出演/メル・ギブソン、ジョアンヌ・サミュエル、ヒュー・キース=バーン、スティーブ・ビズレー、ティム・バーンズ、ロジャー・ウォード

概要とあらすじ
ショットガンとマグナム44を利用し黒のマシーンを駆る特別警察官マックスを中心に暴走族と追跡専門の警察との戦いを描くアクション映画。黒皮の上下服を着込み、肩にはマグナム44、足にはショットガンを入れ、完全武装した警官マックス(メル・ギブソン)。彼は、追跡専門のパトカー、インターセプターに乗り、同僚のグース(スティーヴ・ビズレー)からの無線連絡で、ナイトライダーを追跡している最中だ。ナイトライダーとは、警官を殺し、パトカーを奪い、追跡車を次々に転倒させている悪漢だ(映画.comより抜粋



おさらいデスロード その1

『マッド・マックス/サンダー・ドーム(1985)』から30年ぶりに
新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が公開されるということで
何ヶ月も前から各所で煽りまくっているわけです。
それぞれの記事は
どれも興奮しきりにその面白さを語っているにもかかわらず、
ネタバレに気を遣うあまり、奥歯に物が挟まったような表現になっていますが
それでも、できるだけ真っ新な状態で観たいので
いくら楽しそうな記事でも読むわけにはいきません。
あたかもガマン汁を顔射されたような日々をやり過ごしているうちに
やっと『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の
公開日が目前に迫ってまいりました。
というわけで、おさらいするのデス!

僕が『マッドマックス』を最初に観たのは
ド田舎の映画館でした。
それは36年前ということになるので
いまの僕が新卒ピチピチのOLではないということが
ざっくりばれてしまうのは、この際致し方ありません。
かすかに残っている当時の印象は
暗くてザラザラした近寄りがたい映画という感じでした。
なにしろ、警察がまともじゃないことがショッキングだったのです。
ストーリーは忘れているのに、
警官たちに無線で伝えられる
「同僚警官のことをマッポと呼ばないように」という言葉は
異常なほど印象的で、しっかり憶えていました。

おぼろげな印象とは裏腹に
Bru-rayで見直した本作は思いのほか色鮮やか。
警察のパトカーがあんなにバカみたいなカラーリングだったとは。
冒頭から暴走しまくりのカーチェイス。
クライマックスのような激突です。
気が狂った荒くれ者たちの絶叫が響き渡るのですが
そんななか、幼い子供が道路に歩み出て
激走する車に轢かれそうになるサスペンス
が用意されているのが
すでに尋常ではないのです。

暴走するナイトライダーを追跡する警察が
つぎつぎと返り討ちに合うなか、
なかなか顔を見せず、悠々と構えるマックス(メル・ギブソン)
あきらかに一味違う男なわけで
マックスに追いつかれたナイトライダー
それだけで「もうダメだ。終わりだ」と観念するのをみれば
マックスの名は無法者たちの間で知れ渡っていて
相当に恐れられていることが窺え、
さぞかしマックスはクールでダーティなポリスメンなんだろうと思っていると
それほどでもなく、わりと好青年だったりします。
それどころか、常々警官を辞めたいと思っているのです。

つーか、警察の制服が
上下ブラック・レザー
っていうこと自体、ありえないのですが
舞台がニューヨークとかの荒廃した都市ではなく、
地平線しか存在しないようなオーストラリアの大地という
独特なディストピア観が本作の魅力で
その後のディストピア描写に多大な影響を与えたのでしょう。
さりげなく道路に猫(ウサギ?)の死骸が横たわっていたりする
ディティールが世界観を彩ります。

トゥーカッター(ヒュー・キース=バーン)率いる暴走族は
単純に悪党親分とその子分ではなく、
金髪クールなババ(ジョフ・パリー)
ジョニー(ティム・バーンズ)など
それぞれにキャラクターが違い、
微妙にホモ・ソーシャルな関係性を想像させるあたりが巧みです。

トゥーカッターたちによって相棒が殺された時点で
復讐の炎が燃え上がってもよさそうなマックスは
なんと嫁と子供を連れてバカンスへ。
どうしてもひとりになってしまう嫁はトゥーカッターたちに襲われ、
子供は殺されてしまいます。
ライフルをぶっ放すステキなおばあちゃんが登場しますが
こういうちょっとしたキャラクター描写が
映画を彩るんだなと実感できます。

もっと長いと思っていましたが、上映時間残り15分で
ついに復讐の鬼に転じたマックス。
このクライマックスで、転んだバイカーの頭にバイクが直撃する
有名な「あれは死んでるぞ」シーンが登場。
僕もずっと、あれは死んだぞと思っていましたが
当のスタントマンはいまもご健在だとか。
とはいえ、無茶なシーンには違いありません。

トゥーカッターは対向車に激突して死ぬし、
ジョニーは究極の選択を迫られたうえで爆死するし、
意外にも自分の手で鉄槌を下さないマックス。

初見の時は、暗くて陰鬱なイメージでしたが
見返してみると、細部への美意識が感じられる作品でした。
マックスが、完全無欠のヒーローというわけではないのも
魅力のひとつなのかも知れません。

そして、おさらいデスロードは続く……





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コメント

こんばんは
いよいよ新作が公開ですよね
おさらいの意味も込めて 久々に見ました
結構忘れていた場面とかあります
バイオレンスながらあまりバイオレンスを感じさせない きれいな画像だなと

2015/06/21 (日) 21:46:37 | URL | カズ #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>カズさん
コメントありがとうございます。
新作、観ました。感想は後日アップします。
よろしくお願いします。

2015/06/21 (日) 23:27:50 | URL | のほうず #- [ 編集 ]

こんばんは
ついに見てきました 新作
B級臭は消えてましたね
すごい迫力・・・・・・

2015/06/24 (水) 22:47:41 | URL | カズ #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>カズさん
What a Lovery Day!

2015/06/25 (木) 00:01:36 | URL | のほうず #- [ 編集 ]

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