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エロ将軍と二十一人の愛妾

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(1972年/日本 92分)
監督/鈴木則文 脚本/掛札昌裕、鈴木則文 企画/天尾完次 撮影/わし尾元也 美術/竹川輝夫 音楽/伊部晴美 録音/野津裕男 照明/井上孝二 編集/神田忠男
出演/林真一郎、池玲子、渡辺やよい、三原葉子、女屋実和子、城恵美、衣麻遼子、一の瀬玲奈、田中小実昌、由利徹毛、岡八郎、大泉滉

概要とあらすじ
好色家として有名な徳川11代将軍家斉の時代、諸大名から献上された諸国の美女が大奥に集合した。千差万別の女の捲き起す色模様を描く艶笑喜劇。徳川20代将軍家治の隠居のため、幕府では、田沼派、松平定信派と世継問題でもめていたが、田沼は家治の愛妾お八重に取り入り、自分の押す一ッ橋豊千代を強引に11代将軍と決めてしまった。一ッ橋家の御用人嘉門は豊千代を吉原に連れ込みおいらんの揚巻に筆下しを頼んだ。ところがその最中に、突然揚巻が膣けいれんを起こして、分離不可能となってしまった(映画.comより抜粋



エロ将軍は生きものの勝者

タイトルからして、
こんぷらいあんすとかいうやつを気にしすぎるあまり
キンタマが縮み上がっている現代ではありえないであろう
『エロ将軍と二十一人の愛妾』
本編ではあまり重要ではないけれど
「二十一人」という具体的な数字が
コピーとしての魅力に溢れているし、
「愛妾」という言葉が持つ背徳感も想像力をかき立てます。
とはいえ、やっぱり「エロ将軍」という言葉が
エロさよりも闊達な陽気さとバカバカしさを湛えているのが
素晴らしいのです。

実際に性に奔放(?)だったとされる
徳川幕府第11代征夷大将軍、徳川家斉をモデルをしているそうですが
鈴木則文監督がその史実にアレンジを加えたのは
本当の将軍は教養キチガイのオタクかつ性的不能者で
将軍になりすます百姓は、
性的本能のみに従って生きているような男
だということ。
結果、50人以上の子供を種付けする偽将軍は
人間である以前に、オスとして完全に勝者です。
その生命力は問答無用に無敵でしょう。
なんだかんだとかっこいいことを言っても
できるだけ多くの子孫を残せる能力を携えているほうが
生きものとしては優秀なのです。

ま、本作はピンク映画ですから
見どころはやっぱり女体です。
潔い脱ぎっぷりの女性が大量に出てくるし、
おっぱいを愛撫するにしても
しっかりと乳首を指で転がし、口に含みます。
全身刺青の妾を愛撫する偽将軍・角助(林真一郎)の手のひらに
刺青の塗料がついていたのを見逃しませんでしたが
それはともかく、
手込めにされる大奥の妾たちが
最初は拒んでいても、やがてあえぎ声を発し始めるところが
結果的にみなハッピーなのです。

おなじみのメンツが登場しますが
ほぼほぼストーリーに関係なく登場する中国からの使者として
毛沢山(もう・たくさん)由利徹
陳万紅(ちん・まんこう)に扮する岡八郎のコメディ・パートが
バカバカしい。
偽将軍に白人女を献上した由利徹が
白人女のあえぎ声を通訳するのはふざけきっているし、
岡八郎が宦官だから去勢されていると知った偽将軍が
大泉滉のちんちんを枝剪りバサミで切ってしまうのは
どういう理屈なのかさっぱりわかりませんが
それでいいのです。
それよりも、中国人の一行がおみやげとして持参したのが
「パンタ」という小人ふたり
って……。

大奥の下っ端の女性たちが裸にされて
大挙してゲームをするシーン

やっぱり壮観です。
また、本作に登場する女性たちは
とても巨乳だったり、ものすごくスタイルがいいわけではないけれど
みんな絶妙なナイス・バディなのです。

その後、幼なじみが井戸に飛び込んで死んでしまったことで
プッツンしてしまった偽将軍は
大量の罪人を城に招き、大奥の女たちを犯っちまえ、と。
その罪人たちのなかに、
ちらっと川谷拓三も紛れ込んでいましたが
それはともかく、酒池肉林の世界へ。
『カリギュラ(1979年)』の数年先を行くシーンです。
(原作はもっとずっと前だけど)

しつこいようですが、
本作はピンク映画なので
女性の裸とセックスを見せるのが主眼だとは思いますが
そこにはやっぱり、
鈴木則文監督のあっけらかんとした明るさと
反権力な姿勢が見て取れる作品です。





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