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エスケープ・フロム・L.A.

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(原題:Escape from L.A. 1996年/アメリカ 101分)
監督/ジョン・カーペンター 製作/デブラ・ヒル、カート・ラッセル 原作/ジョン・カーペンター、ニック・キャッスル 脚本/ジョン・カーペンター、デブラ・ヒル、カート・ラッセル 撮影/ゲイリー・B・キッブ プロダクションデザイン/ローレンス・G・ポール 音楽/シャーリー・ウォーカー、ジョン・カーペンター
出演/ステイシー・キーチ、スティーブ・ブシェミ、ピーター・フォンダ、クリフ・ロバートソン、ミシェル・フォーブス、A・J・ランガー、カート・ラッセル、ジョージ・コラフェイス、パム・グリア、バレリア・ゴリノ、ブルース・キャンベル

概要とあらすじ
大地震直撃の末、孤島化したロサンゼルスは犯罪者や反逆者の流刑地となった。そして2013年、大統領の娘がその政策に異議を唱え、国家機密を奪ってロサンゼルス島に逃亡。その機密を奪還するために、かつてニューヨークで大統領を救出した犯罪者スネークが送り込まれる。しかし彼の行く手には、アメリカ侵略を目論む悪党クエボが待ち受けていた! 「ニューヨーク1997」の続編となるSFサスペンス・アドベンチャー。前作よりブラックユーモアが色濃くなっている。(映画.comより



言われるがままのガンバルマン!

『エスケープ・フロム・L.A.』
『ニューヨーク1997』の続編ということになっていて、
それは間違いないんだけども決して前作の続きではなく、
同じプロットで、ニューヨークからロス・アンジェルスに
舞台を移した作品です。
その間15年もあったわけだし、制作費も倍増しているので
いろいろと新しい試みがあってもよさそうなもんですが
カート・ラッセルが演じるスネーク・プリスキン
再びスクリーンに戻ってきたことのほうが
ファンにとっては重要なのでしょう。おそらく。

『ニューヨーク1997』では、
マンハッタン島が無法者を閉じ込める場所になっていたのですが
本作では、2013年に起こったM9.6の大地震によって
大陸から切り離されて島と化した地域

同じように封鎖された場所になっています。
大地震による地殻変動によって生まれた島といえば、
「その無人島に残された家のドアが
 ゆ〜っくりと閉じたり締まったりしてるんだ。な〜んでだ?」

という、なぞなぞが流行ったのを思い出しますが、
それはともかく、
狂信的なアメリカ大統領が大事なもんを奪われ、
その大事なもんを探し出してこいと言われるのが
やっぱりスネークことプリスキンなのです。
当然、続編ですから
スネークがどんなに腕の立つ男なのかなど、まったく説明しません。
みなさん、ご存じのスネークなのです。

スネークは、腕が立つわりには
あいかわらず逮捕されて、
あいかわらず細胞が破壊する薬品を打ち込まれて、
政府に利用されるのです。
今回は10時間でスネークは死んでしまうのですが、
もろもろの説明を受けたあと、
いざ出発する頃にはすでに2時間が経過しています。
なんてムダな時間! なんて理不尽な!

『ニューヨーク1997』を観たときにも思ったのですが、
すんげえ大事な任務をスネークたった一人に託して、
それ以外の手立てをまったく用意していない政府の方針には
首をかしげざるを得ないものの、
とにかくスネークは島へと乗り込むのです。

予算があるおかげか、
荒廃した街のセットやカーチェイスはかなり豪華です。
追い詰められたスネークが
「バンコク式だ」と言いながら
空き缶を宙に投げて地面に落ちたら銃を抜こうと
西部劇風のルールを持ち出したくせに
空き缶を投げ出した途端に敵を撃ち殺してしまう
のは
巧妙というより、単にずるい。

というように、
本作はスネークが放つダンディズムが見物というより、
むしろブラック・コメディの要素が強く、
スネークを捕らえた組織が、
整形手術のやりすぎでにっちもさっちもいかなくなった連中

あからさまにハリウッドのセレブや俳優をバカにしていて
痛快です。
このシーンで医者に扮しているのは、
我らがブルース・キャンベル

島を統治している反乱軍のボスは
あきらかにチェ・ゲバラをイメージした
クレボ(ジョージ・コラフェイス)ですが
クレボにも捕まった隙だらけのスネークが受ける拷問は、
なんとバスケ。
前作ではプロレスだったので
格闘の要素がありましたがバスケて。
10秒以内に1点いれるのを10回繰り返せと言われて
なんとかこなすスネーク。
はあはあ言いながらボールと戯れるスネークをみていると
誰もが憧れる屈強な無法者というよりも
スーパージョッキーのガンバルマンのようです。
サーファーのピーター・フォンダと出会い、
津波に乗ってサーフィンする姿を見れば
スネーク=リアクション芸人だと確信します。
おそらく初めてであろうサーフィンを難なくこなし、
挙げ句に、スティーヴ・ブシェミが運転する車にダイブ!
荒唐無稽でバカバカしいけど、面白いのです。

パム・グリア姐さんの一味とともに
クレボのアジトをグライダーで突入するスネーク。
このあたりのシーンも結構派手ですが、
VFXはなかなかチープでバレバレです。
いや、そんなことより
なんとか逃げ出した一行を乗せたヘリにバズーカが命中して、
後部に乗っていたパム姐さんたちは
火だるまになったはず
なんだけど
これといった描写がないのは、ヒドくね?

さてさて、なんとかタイムリミットぎりぎりで
間に合ったスネークが注射されていたのは
なんでもない、ただの風邪のウイルスだったのです。
どこまでも振り回されるスネークですが、
最後に一杯喰わせて、ジ・エンド。
拾ったタバコを吸ったスネークはひと言。
「人間に戻れた」

悪ノリ感が半端ない作品です。





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