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ジゴロ・イン・ニューヨーク

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(原題:Fading Gigolo 2013年/アメリカ 90分)
監督・脚本/ジョン・タトゥーロ 撮影/マルコ・ボテコルボ 美術/レスター・コーエン 衣装/ドナ・ザコウスカ 編集/シモーナ・パッジ
出演/ジョン・タトゥーロ、ウッディ・アレン、バネッサ・パラディ、リーブ・シュレイバー、シャロン・ストーン、ソフィア・ベルガラ、ボブ・バラバン

概要とあらすじ
「バートン・フィンク」「オー・ブラザー!」といったコーエン兄弟監督作品や、「トランスフォーマー」シリーズなどでも知られる個性派俳優ジョン・タトゥーロが監督・脚本・主演、ウッディ・アレンを共演に招いてニューヨークを舞台に描いたコメディ。今にも潰れそうな店をなんとかしたいと悩むブルックリンの本屋の店主マレーは、花屋を営む友人フィオラヴァンテをジゴロに仕立て上げ、男娼ビジネスを始めようと思いつく。戸惑うフィオラヴァンテを説き伏せジゴロビジネスを開始すると、予想外に好評を博し、裕福な女性たちが次々と虜になっていく。ところが、そんなジゴロがある未亡人と恋に落ちてしまい……。アレンがカメオ出演を除いて自身の監督作以外に出演するのは、「ヴァージンハンド」以来13年ぶりとなる。(映画.comより



オレも「ピスタチオ」っていわれたい!

つい最近、40代の未婚女性から
「お金儲けして若い男をかこって
 自分がしたいときだけしたい!」
という話を聞いたばかりだったもんだから
妙に感慨深かった『ジゴロ・イン・ニューヨーク』

ニューヨークが舞台で
ウッディ・アレンが出演していて
いかにもウッディ・アレンっぽい物語なのに
監督はジョン・タトゥーロというのも面白い。
ふたりの会話はアドリブ満載だったそうですが
ウッディ・アレンがプライベートさながらの
エロじじいを嬉々として演じています。
2015年で80歳を迎えるウッディ・アレンですが
軽やかに階段を駆け上る足取りをみると
まだまだお元気そうでなにより。

祖父の代から続く本屋を閉めることになった
マレー(ウッディ・アレン)
自分よりずっと若い友人フィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)
男娼稼業を始めるという物語。
ものすごく単刀直入に始まります。
マレーが通う皮膚科の女医Dr.パーカー(シャロン・ストーン)
なんでマレーみたいなじいさんに
レズなんだけど3Pがしてみたいなんてことを打ち明けるのか、
フィオラヴァンテが女にモテていたとはいえ
なんで、とびきりハンサムでもない中年の彼を
男娼として見込んだのか、などということは
すっかり端折って説明しないのが小気味いいのです。
そういうことですから、レッツゴーなのです。

まずは、欲求不満のDr.パーカーをエスコートして
味をしめたマレーとフィオラヴァンテ。
Dr.パーカーもフィオラヴァンテにメロメロで
レズ相手のセリマ(ソフィア・ベルガラ)
「アイスクリームの味に喩えると、どんな男だった?」
と聞かれ、「ピスタチオ♡」と答えます。
「ピスタチオ……いいわねぇ♡」と舌なめずりするセリマ。
えーと、それってどんな男?

そんなエロ面白いドタバタ劇かと思いきや、
未亡人のアヴィガル(バネッサ・パラディ)が登場して
ちょっとシリアスな大人の恋愛模様に。
すでに40オーバーのバネッサ・パラディですが
大きな瞳とスキッ歯は健在で
いやはや、あいかわらずキュートです。
これが初の全編英語の役なんだとか。
枯れ葉が舞う公園でのフィオラヴァンテとのキスシーン
嬉し恥ずかし演出がとくに愛らしく、
おっさんでもうっとりします。
かと思えば、3Pを心待ちにしているDr.パーカーとセリマへと
カットが変わり、落差を見せつける編集が気持ちいい。

ユダヤ人ギャグがふんだんに盛り込まれているのはわかるものの、
なにがどう面白いのか、いまいちわかりません。
ものを知らないというのは悲しいことですな。
しかもちょっとしたあるあるネタに留まらず、
ユダヤ教の中でも厳格な一派が
重要な存在として登場します。
この一派のユダヤ教徒であるアヴィガルは、
排外的なコミュニティーの厳格さによって
自分を解放できずに苦しんでいたところに現れたフィオラヴァンテと
恋に落ちて、生きる喜びを取り戻したのでした。

マレーが一派に捕まって、サスペンス感が加えられます。
どうみても誘拐なんだから警察に通報すればいいのにと
思うんですけど、あの一派は
警察も介入できないような存在なんでしょうか。
マレーはユダヤ法による裁判にかけられることに。
そこには、ドヴィ(リーブ・シュレイバー)という、
アヴィガルの幼なじみで、
頭が固くて嫉妬深いバカの勝手な片思いがあるのですが
結果的に、アヴィガルは
フィオラヴァンテとの恋愛をかりそめのものとし、
ユダヤ人である自分の出自を重んじてか
幼なじみのバカの片思いに応える選択をします。

いやいや、あんなバカと一緒になったって
ロクなことないでしょう?
フィオラヴァンテと愛し合えばいいじゃんねぇ。
そんなに大事かね、宗教ってのは。
よくわかんないけどさ!

この結末には、納得いきませんでしたが
全編に流れるジャズが心地よい作品でした。





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