" />

アイザック 繋がれし少年

kidvengeance.jpg



(原題: KID VENGEANCE 1977年/アメリカ、イスラエル 90分)
監督/ジョセフ・マンデューク 脚本/ケン・グロバス、バド・ロビンズ、ジェームズ・テルファー 撮影/デヴィッド・ガーフィンケル 音楽/フランチェスコ・デ・マージ
出演/リー・ヴァン・クリーフ、レイフ・ギャレット、ジム・ブラウン、グリニス・オコナー、ジョン・マーリー

概要とあらすじ
少年トムは、父サーストンら家族4人で自給自足の生活を送っていた。ある日、流れ者のマクレイン一味の手により両親は殺され、姉が連れ去られてしまう。一方黒人青年アイザックは、白人に差別を受けながらも一人で金を発掘していた。しかし、マクレインに命よりも大切な金を奪われてしまう。復讐を誓うトムと、金を取り返すアイザックとが、共にならず者を追いかける。 二人の復讐劇の果てに待つものは・・・。(Amazonより



早く弓矢を使えよ!

どういう企画なのかよく知らないのですが
(調べる気もないし)
最近、古い西部劇やマカロニウエスタンが
立て続けにDVD化されています。
そのうちのひとつが『アイザック 繋がれし少年』
日本未公開ということで、あまり情報がないのですが
おそらくDVD化にあたってつけられたこの邦題からは
『ジャンゴ 繫がれざる者』から拝借したと思しき匂いが
プンプン漂ってきます。

ステレオタイプな悪党の親分マクレーンに扮するのは
『真昼の決闘』『夕陽のガンマン』
リー・ヴァン・クリーフ
少年トムに扮するのがレイフ・ギャレットという名前を聞けば、
そういえばいたいた、そういうアイドルが!
と、ちょっぴり甘酸っぱい気分になります。

荒野でワイルドな生活を営むトムの家族は
マクレーン一味の襲撃に遭い、
母親はレイプされ、父親ともども殺されてしまいます。
馬車の中に隠れていたトムの姉はマクレーンに連れ去られる始末。
トムはひとりで狩りに出かけていたために
偶然に難を逃れたのですが
惨状を目撃したトムはマクレーン一味への復讐を心に誓うわけです。

一方、ひとりで金鉱を掘っている黒人アイザック
金はたんまり持っていますが、孤高の男といったかんじ。
アイザックが書類にサインするのをみて
「おお、文字が書けるのかい?」なんて言われるシーンがありましたが
黒人であるアイザックが馬に跨り、自由に行動しているというのは
一体どういう時代設定なのかわかりません。

とくに差別されているようすもないし、
もしかしたら時代考証的なことは
すっとばしているのかもしれませんな。
やがて、アイザックもマクレーン一味に襲われ、
金を奪われたことで、トムと共に
リベンジしよう、そうしようとなるのです。

アイザックと行動を共にするようになる前のトムは
マクレーン一味のあとをひたひたと追い続け、
蛇、サソリ、岩、縄を利用して
周到かつステルスにひとりずつ悪党を始末していきます。
ずーっと手に弓矢を持っているのに
なかなか使わない
ところがじれったいのですが
まるで殺し屋の特訓でも受けていたかのような仕事ぶり。
あまりの沈着冷静ぶりに感心していたら
アイザックと一緒に行動をするようになると
おれ、姉ちゃんを助けに行く! とばかりに突撃しようとするのを
アイザックに無謀だと止められる無邪気な子供へと変貌。
前半のトムはどこへいったのか……

一匹狼の黒人と少年という組合せが
見どころといえばそうなのかもしれないけれど
全体的には、悪いやつらをやっつけるという平凡な作品です。
とはいえ、復讐劇とは別に登場する
おとぼけ三人組(もと四人組、最後は二人組)
コミカルな存在がアクセントになっていて
好感が持てました。
アメリカとイスラエルの合作ということですが
ロケ地がイスラエルということなんでしょうか。
異様な形をした岩岩が連なるSF的なロケーションには
たしかに凄いものがありました。

ラストで、マクレーンの息子と銃を向けあって対峙するトム。
初めて会ったはずなのに
目配せだけで、無益な復讐の連鎖はやめようという意志を
通わせるふたり……なんて知的なんでしょう。

音はずれてるし、
なぜか画面の同じ場所に白い点がずっとあるのが気になりました。
動かないからフィルムの傷ではないだろうし、
もしかして、カメラの汚れ?

ま、いいか。





にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 
↑お気に召したらクリックしていただけますと、もんどりうって喜びます。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

のほうず

のほうず
映画が好きで観るのはいいが、
かたっぱしから忘れていくので
オツムのリハビリ的ブログ。
******************
当ブログの文章・画像およびイラストの無断転載を禁じます。引用される場合は、出典の表記と当ブログへのリンクを設定してください。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

お気に召したら
クリックお願いします。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

スポンサードリンク

↓過去の記事はこちらから!↓

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンタ