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メイクアップ 狂気の3P

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(原題:Make-Up/DEATH GAME/THE SEDUCERS 1977年/アメリカ 89分)

監督/ピーター・トレイナー 脚本/アンソニー・オーバーマン、マイケル・ロナルド・ロス、デビッド・ワース 音楽/ジミー・ハスケル
出演/ソンドラ・ロック、コリーン・キャンプ、シーモア・カッセル、ベス・ブリッケル

概要とあらすじ
1975年にサンフランシスコで実際に起こった事件を基に、女性に潜む暴力性、野性を描く。明るい陽光に満ちたサンフランシスコ。40歳の誕生日を迎えたジョージ(シーモア・カッセル)は、妻のカレン(ベス・ブリッケル)と2人だけの時を過ごしていた時、サンディエゴの妻の実家から、急を知らせる電話が入った。それは実家に遊びに行っていた息子が盲腸になり入院したから、すぐ来て欲しい、というものだった。カレンは早速、サンディエゴに急いだ。嵐になった夜を、1人家ですごすことになったジョージは、しかし電話で息子の容態がよくなったことを知り、ほっとした。と、その時、玄関でチャイムが鳴り、夜の訪問者にいぶかりながらも、彼はドアを開けた。そこに立っていたのは、ずぶ濡れになった2人の可愛い少女で、彼女たちは友人のパーティに行く途中、道に迷ったので電話を貸して欲しい、というのだ……(映画.comより抜粋)



女性版ファニーゲームは言い過ぎかな

どこかのなにかで耳にして
ちょっくら観てみようと思った『メイクアップ 狂気の3P』
邦題の「狂気の3P」という副題は
とりあえず無視するとして
原題が「Make-Up」「DEATH GAME」「THE SEDUCERS」
複数あるのはどういう経緯によるものなのか、
ググってみてもよくわかりませんでした。
DVDのリリースに合わせて、キャッチーだと思われるものに
改題してきたと予想されますが
本編で示されるタイトルは「THE SEDUCERS」でした。
SEDUCERSは誘惑者という意味です。

1977年の作品というのは、古いっちゃ古いけど
それほどでもないだろうと思うのですが
このDVDの画像はなかなかの酷さで
DVDリリースに際して、いかに力が入っていないかがわかります。

円満な夫婦生活を送る
ジョージ(シーモア・カッセル)カレン(ベス・ブリッケル)
ジョージの40歳の誕生日を夫婦水入らずで
祝おうとしていると、
実家に預けた息子が盲腸になったというしらせを受けて
急遽カレンが実家に行くことに。
せっかくの誕生日だけど仕方がない、
ジョージは一人で、家で過ごすことになったのです。

おあつらえ向きな雷雨の中、
ジョージが住む豪邸を訪れたのは
ジャクソン(ソンドラ・ロック)ドナ(コリーン・キャンプ)
ジョージは誕生日を一人で過ごすことに幾ばくかの寂しさがあったのか
道に迷った挙げ句にずぶぬれの二人を迎え入れるのです。

迎えが来るまでのあいだ、
呑気にホットチョコレートを振る舞ったりしているうちに
二人ともバスルームに消えてしまったのでジョージが見に行くと
二人は真っパで入浴中。
あらいやん、ジョージさんもおいでなすってとばかりに
二人がかりで迫ってくるのです。
最高です。夢のような状況なのです。
あまりにも男にとって夢のような状況だからか
バスルームでの「狂気の3P」シーン
ふたつの映像がオーバーラップし、そもそもの画像の悪さとも相まって
いまいちディティールがよくわからないのです。
これぞまさに、夢! それはドリーム!
愛、アムール!

さてここから、「逆・ムカデ人間」もしくは
「女性版ファニーゲーム」になっていくのですが
人生最高の誕生日を過ごしたジョージが翌朝眼を覚ますと
ジャクソンとドナのふたりは
キャッキャキャッキャと汚い朝飯を作っているのです。
ここから二人はじわじわと本性を現し始めます。
完全にジョージの家に居座ることにした二人は狂気を露わにし
自分たちが15歳と17歳である(真偽は不明)ことを楯に
「狂気の3P」を脅しの種にして
好き放題のやりたい放題が始まるです。

二人が15歳と17歳というのが本当なら
おそらく法的に問題があるでしょうし、
ジョージが妻の留守の間に若い女を(二人も!)連れ込んで
あんなことやこんなことを楽しんだのは
ジョージにとって後ろめたいのは事実。
とはいえ、僕が少しだけ気になったのは
セックスにおいて女性は基本的に被害者だという考え方です。
その考え方が根本にあるからこそ脅しにもなるわけですが
それがまかり通る現実と、
たとえ自分が被害者だと訴える女性の証言が虚偽だったとしても
尊重されるような風潮に疑問を感じるのです。
ま、男女の肉体的な構造(とくに陰部の)に由来していることは
十分理解しています。余談ですな。

ジャクソンとドナのふたりが狂った暴漢とはいえ
腕力に物を言わせてジョージを痛めつけるわけではないので
暴力シーンやゴアシーンはありません。
むしろ非力な女性ふたりというところが
観客のいらいらを増幅させているように思います。
催眠スプレーをかけられて、手足を縛られたジョージが
ふたりに牛乳や卵をかけられるシーン
無様さと腹立たしさといったらありません。

ラストシーンで、
ジャクソンとドナのふたりは罰を受けます。
これは賛否わかれるところでしょう。
僕としては、まさに『ファニーゲーム』のように
ふたりが餌食にする次の家を物色するところで
終わって欲しかったと思いました。
ちなみに、ジャクソンに扮するソンドラ・ロックは
長年クリント・イーストウッドと恋仲だった関係で
ドナに扮するコリーン・キャンプは『死亡遊戯』にも出演。
やっぱり強い男がお好みかしら?

非道い目に合ったジョージですが
「狂気の3P」という、いい思いもしたわけで
いってこいじゃないの?(ちがうか)






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